15-1バイオミメティクス研究会
生態系バイオミメティクス―持続可能性に向けた新しいトレンド―
趣旨 ナイロンに始まり酵素モデルから分子ナノテクノロジーへと向かった分子系バイオミメティクスと、ソナーやロボット等の機械系バイオミメティクスは、生物学とナノテクノロジーの融合により生み出された材料系バイオミメティクスと統合され、国際標準化によって総合的な工学として体系化されようとしています。さらに、環境省の「自然模倣技術・システムによる環境技術開発推進検討」や、国際標準化委員会における"Sustainability aspect of biomimetics"の提案にみられるように、バイオミメティクスの持続可能性への寄与と社会受容について、科学技術と社会の関わりを問うトランス・サイエンスの視点からの議論がはじまりつつあります。今回は、"生態系バイオミメティクス"を主題にいたしました。
 また、『生物模倣技術と新材料・新製品開発への応用』(技術情報協会刊)からは、不凍タンパク質の話題を提供して頂きます。
主催 高分子学会 バイオミメティクス研究会、ISO/TC266バイオミメティクス国内審議委員会
協賛 共催:科学研究費新学術領域「生物規範工学」 協賛:アスクネイチャー・ジャパン、モノづくり日本会議ネイチャーテクノロジー研究会、ナノテクノロジービジネス推進協議会バイオミメティクス分科会
開催日 2015年07月07日 13:00〜18:00
開催場所 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11階会議室
江東区青海二丁目4番7号

Tel:03-3599-8001
交通 新交通ゆりかもめ「船の科学館駅」「テレコムセンター駅」下車徒歩約4分、東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」下車徒歩約15分
プログラム 13:00〜13:05  開 会
(高分子学会バイオミメティクス研究会運営委員長)下村 政嗣

13:05〜13:30  環境省の自然模倣技術動向調査と企業から見た同技術への期待
(富士通研究所)渦巻 拓也

13:30〜13:55  バイオミメティクス国際標準化と持続可能性 ナノテクノロジーの事例から学ぶこと
(産業技術総合研究所)関谷 瑞木

13:55〜14:20  NBCIバイオミメティクス分科会の紹介
(日立製作所)宮内 昭浩

14:20〜15:00  水草の生態と適応進化
(国立科学博物館)田中 法生

15:00〜15:15  休 憩
15:15〜15:55  ホヤ類の被嚢の微細構造および化学的性質―新規接着・防汚染物質の開発を目指して
(広島大学)植木 龍也

15:55〜16:35  "スポンジボブ"だけではない、海綿のバイオミメティクス
(海洋研究開発機構)椿 玲未

16:35〜17:15 音響学におけるバイオミメティクス
(東北学院大学)松尾 行雄

17:15〜17:55  不凍タンパク質による氷結晶抑制とその応用の可能性
(京都工芸繊維大学)萩原 良道

17:55〜18:00  閉 会
受付期間 2015年05月18日〜2015年07月06日
参加要領 1) 定員 100名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
2) 参加費(税込)
  企業 2,160円 大学・官公庁 1,080円 学生 1,080円
  名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 1,080円
  バイオミメティクス研究会メンバー 無料
3) 申込方法
  Webにて申込の上、参加費を7月末日までにご送金ください。
  参加証、請求書(希望者のみ)を順次送付させていただきます。
4) 振込先
  銀行振込
   <三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 公益社団法人 高分子学会>
  郵便振替
   <00110-6-111688 公益社団法人 高分子学会>
  ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。
  ※銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書に代えさせていただきます。
5)その他:プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

問合先
   高分子学会 バイオミメティクス研究会係
   〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
   電話 03−5540−3771  FAX 03−5540−3737

※Webでのお申し込みは7月6日(月)午前までとさせていただきます。
 以降は上記宛お問い合わせください。