17-1NMR研究会
植物系高分子とNMR
趣旨  近年、脱石油依存型社会の実現に向けて、植物由来の高分子に熱い視線が注がれています。植物系高分子は、植物が二酸化炭素と水から作るカーボンニュートラルな材料であるため、生分解されやすく環境に優しい素材という特徴を持ち、地球温暖化を抑制する観点からも注目されています。しかし、石油に代わる原材料として植物系高分子を幅広く利用していくためには、さらなる物性の改良が必要であり、特に生分解性という優れた特徴を損なわずに機能をより高めるための研究開発が期待されています。植物系高分子の複雑な結晶/非晶構造と生分解性や難溶性といった物性の結び付きを解明するための手段として、NMR法は大変有効であるといえます。今回のNMR研究会では、「植物系高分子とNMR」と題し、セルロース、リグニン、ポリ乳酸といった植物系高分子の構造解析を、NMR法を駆使して精力的に行っている先生方を講師としてお招きしました。NMR研究会を通して、植物系高分子の可能性について討論したいと考えています。
あわせて、今年もポスター発表の機会を設けました。主題に関連する分野に限らず様々な分野から、また、完成された研究内容だけでなく、研究途中の成果であっても活発な議論が沸き起こる興味深い内容のポスターを募集しました。本研究会での討論や交流を通して、皆さまの研究のさらなる発展が期待されますので、奮ってご参加ください。
主催 高分子学会 NMR研究会
協賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会、日本木材学会
開催日 2017年05月19日 10:00〜17:00
開催場所 名古屋工業大学・4号館1階大会議室
http://www.nitech.ac.jp/access/

交通 JR中央本線 鶴舞駅 下車 東へ徒歩約8分
プログラム 10:00〜11:00 1.生物のエネルギー源として捉える水陸バイオマス
(理化学研究所)菊地 淳

11:00〜11:40 2.NMR法で探る細胞壁リグニンの多様性と可変性
(京都大学)飛松 裕基

12:40〜14:30 3.ポスター発表
14:40〜15:20 4.セルロースおよびその誘導体のNMR構造解析
(苫小牧工専)甲野 裕之

15:20〜16:00 5.選択的13C標識法とNMR測定の組み合わせによるリグニンの構造解析
(名古屋大学)松下 泰幸

16:00〜16:40 6.溶液NMRを用いたポリ乳酸の立体規則性解析
(帝人)菅沼 こと

16:40〜17:00 7.ポスター賞表彰式
ポスター発表プログラム
1)無機ナノ粒子と結合ペプチドの相互作用解析
(福井大学テニュアトラック)○鈴木悠
2)酢酸ビニル-ビニルアルコール共重合体のDiffusion-Ordered 2D NMR Spectroscopy(DOSY)
(徳島大院理工)○山本寛生・妹尾美咲,(積水化学工業)日下康成,(徳島大院理工)押村美幸・平野朋広・右手浩一
3)NMRスペクトルの多変量解析によるポリ乳酸の立体規則性(4)~メソラクチドから得られた立体規則性ポリマーを用いた解析精度の向上~
(徳島大院理工)○石井雄大・中西由佳・武市生馬・八幡莉紗,(帝人・農工大院工)菅沼こと,(農工大院工)朝倉哲郎,(徳島大院理工)押村美幸・平野朋広・右手浩一
4)超高圧印加したモノテルペン/シクロデキストリン包接化合物のNMR分析
(カネカテクノリサーチ)○谷川竜一・岩田谷正純・曽我部啓介,(福井大)竹下恭介・久田研次
5)立体反転によって誘起されるペプチドファイバーの形態変化と固体NMRによる構造解析
(横国大院工)○尾澤夢実,(愛媛大)佐藤久子,(横国大院工)内藤晶・川村出
6)NMR法による、PMMAの異なる凝集構造の自由体積評価
(名工大院工)○西口枝里子・吉水広明
7)ゴム材料の気体拡散特性を溶液NMRを用いて求める方法の提案
(名工大院工)○宮代亜紗美・吉水広明
8)種々の界面活性剤を用いて合成されたシリカエアロゲルのパルスNMRおよび固体NMRを用いた構造解析
(積水化学工業)○M前奈未・浅尾恭伸・篠原貴道・楠葉祐子・中川聡美・大鷲圭吾・日下康成,(東理大)遠藤健司・安孫子大祐・酒井秀樹
9)ポリ(アリルアミン)/ポリ(アクリル酸)複合体の固体NMRによる構造解析
(福井大院工)○杉森諭・川口健・前田史郎
10)NMRを用いた含水状態のエチレンビニルアルコール共重合中の気体の拡散特性
(名工大院)○松下晴香・吉水広明
11)ポリー4ーメチルペンテン1気体収着の結晶化度と温度の依存
(名工大院工)○野村優友・吉水広明
12)微生物産生高分子ポリ(γ-L-グルタミン酸)の構造解析
(福井大院工)○藤井美暉子・柿下拓史・前田史郎
13)シリコン化合物のNMRによる構造解析
(積水化学工業)新井祥人・○松田みか
14)固体NMRによる種々のシンジオタクチックポリスチレン結晶の構造解析
(名工大院工)○伊藤美翔・吉水広明
15)ポリロタキサンの溶液中におけるダイナミクス
(東大院新領域)○日高悠太・眞弓皓一・加藤和明・横山英明・伊藤耕三
16)NMRによる酵素合成グルカンの構造解析
(京大院農)○久住亮介・佐藤句真・和田昌久・木村恒久
17)ポリアルキルアクリレートのラテックスNMRスペクトルの分解能と温度の関係
(長岡技科大院工)○飯塚悠介・森田展成・河原成元
18)ポリアルキルアクリレートのラテックスNMRスペクトルに関する研究
(長岡技科大工)○森田展成・飯塚悠介・河原成元
受付期間 2017年02月13日〜2017年05月18日
参加要領 1)定員 研究会100名、
2)参加費(税込) @企業 5,400円 A大学・官公庁 3,240円 B学生 2,160円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 DNMR研究会メンバー 無料
3)申込方法 Webにて申込後、参加費を5月末までにご送金下さい。参加証、請求書(希望者のみ)を送付いたします。参加費の当日のお支払いはできません。お振込をお願いいたします。
5)振込先:
 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 名義 公益社団法人 高分子学会>
 郵便振替<00110-6-111688 名義 公益社団法人高分子学会>

振込み手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。

問合先 公益社団法人高分子学会 17-1NMR研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
※Webでのお申し込みは5月18日(木)午前中までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。