第13回高分子表面研究討論会
趣旨 本研究発表会では、高分子表面(:高分子及び有機分子集合体の関与する表面・界面)をどのように作ったらよいか?どのように観察・計測したらよいか?あるいは、どのように理解したらよいか? などに関して
熱意をもって取組んでおられる若手および経験豊かな研究者の方々の成果を発表していただきます。「高分子表面」をキーワードにした幅広い観点からの情報交換により、参加者の研究発展のヒントを得る良い機会になるものと期待しています。本研究会メンバーのみならず、さまざまの分野において高分子表面に関心をお持ちの方の参加を歓迎致します。
主催 高分子表面研究会
協賛 日本化学会 日本接着学会 日本表面科学会 繊維学会 色材協会(予定)
開催日 2009年01月30日 10:25〜17:40
開催場所 東京工業大学 百年記念館フェライト会議室
目黒区大岡山2-12-1

Tel:03-5734-3331
交通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅 下車徒歩約1分
プログラム [研究発表 15分(研究発表12分・質疑応答3分)]
[特別講演 45分(講演35分・質疑応答10分)]

プログラム 

〈10:25〜10:30〉 はじめに (群馬大学)黒田真一
〈10:30〜12:00〉 キャラクタリゼーション(I) [座長 黒田真一]
1)多変量解析を用いたTOF-SIMSイメージング
(旭化成1・旭化成ケミカルズ2) ○宮阪豊光1・河野禎市郎1・池本貴志2
2)イオンビーム照射したキトサンのX線光電子スペクトルの理論的解析
(金沢大院自然1・東理大院総合研究機構2・ワイエムシィ3・理研4) ○田村渓一郎1・遠藤一央2,3・井田朋智1・鈴木嘉昭4・高橋克宗2・矢島博文2
3)ポリマー(PE, PP, PS, PET)モデルのQMD計算による熱分解の生成フラッグメント分布 (東理大院総合研究機構1・ワイエムシィ2・金沢大院自然3) ○遠藤一央1,2・林幸一郎3・井田朋智3・松本大輔3
4)価電子帯XPSを用いた炭素同素体薄膜のダイヤモンド寄りかグラファイト寄りかの判別法
(東理大院総合研究機構1・ワイエムシィ2・金沢大院自然3) ○遠藤一央1,2・高木裕介3・井田朋智3
5)非溶媒と接触した高分子界面の凝集構造:1.密度分布
(九大院工) ○田中敬二・長村利彦
6)非溶媒と接触した高分子界面の凝集構造:2.局所コンフォメーション (九大院工) ○田中敬二・長村利彦

〈13:00〜14:30〉キャラクタリゼーション(U)・機能、現象の機構解析(T)・形成方法(T)[座長 河辺雅義]

7)マイクロプローブを用いたポリ-α-オレフィン界面の構造解析
(神戸大院工1・ひょうご科技協会2) ○小寺賢1・出雲大樹1・西野孝1・漆原良昌2
8)グラフト化超高分子量ポリエチレン繊維への染料の染着機構
(東京都産技研セ1・東大院2・原子力機構3) ○榎本一郎1・添田心1・勝村庸介2,3・工藤久明2
9)親水性濃厚ポリマーブラシの摩擦特性
(京大化研) ○野村晃敬・後藤淳・山子茂・辻井敬亘・福田猛
10)PP/PBSサンドイッチ成形品の界面モルフォロジーの制御 (三菱化学科技研セ1・日本ポリプロ2・京工繊大3) ○佐野博成1・藤田祐二2・吉田利宏2・小滝雅也3・青山直也3
11)pH応答性交互吸着膜を利用したナノ薄膜作製
(三井化学1・CNRS(仏)2) ○小野昇子1・DECHER Gero2
12)表面からのグラフト鎖導入技術を利用した燃料電池用電解質膜の作製
(原子力機構1・群馬大院工2) ○吉田勝1・木村祥亮2・陳進華1・浅野雅春1・前川康成1・黒田真一2・久保田仁2

〈14:40〜15:55〉最先端計測技術・形成方法(U)[座長 遠藤一央]

(特別講演) 原子間クーロン緩和―原子イオンが周りの環境にエネルギーを伝達するメカニズム―の実験的検証
(東北大学多元研) 上田潔

13)高密度ポリエチレン基材に基づく固体高分子型燃料電池膜の研究<UV法とγ法の比較>
(群馬大院工1・原子力機構2) ○木村祥亮1・浅野雅春2・陳進華2・前川康成2・黒田真一1・久保田仁1・吉田勝2
14)大気圧低温プラズマジェットを利用したプラスチック表面へのグラフト反応
(群馬大院工1・群馬大工2) ○池田優1・今井康隆2・高野晴子2・黒田真一1

〈16:00〜17:30〉形成方法(V)・D.表面機能を利用する材料(T)・その他(T)[座長 中村友久]
15)高速エリプソメトリーによる異種高分子界面の初期厚化過程解析
(東工大院理工) ○三島友紀・本間立樹・阿多誠介・扇澤敏明
16)球状高分子電解質ブラシの合成と金ナノ粒子の担持
(群馬大院工1・瀋陽化工学院2) 秋山勇介1・石山2・○黒田真一1
17)C60イオンビームによる高分子材料の深さ方向XPS分析
(日東分析セ1・金沢工大2) ○信田拓哉1・小川俊夫2
18)UV/熱硬化型半導体用粘接着剤の接着挙動
(リンテック) ○佐伯尚哉・妹尾秀男・戒能さやか
19)濃厚ポリマーブラシの生体適合性
(物材機構1・国際ナノアーキテクトニクス研究拠点2・東医歯大生材研3・ヒューマンサイエンス振興財団4・京大化研5) ○吉川千晶1,2・橋本良秀3・服部晋也4・辻井敬亘5・岸田晶夫3・小林尚俊1
20)SAICAS法によるピール試験と剥離挙動の解析
(ダイプラ・ウィンテス) ○西山逸雄

〈17:30〜17:40〉おわりに(三菱化学)中村友久
受付期間 2008年11月26日〜2009年01月29日
参加要領 [申込]
(1)上記「行事参加・発表申込(web)」からお申込ください。
  (申込内容はe-mailにて届けられる受理通知にてご確認ください。)
(2)申込受付後、事務局より参加証と請求書(希望者のみ)が届きます。
(3)参加費を下記いずれかの振込先に1月末日迄にご送金ください。

[参加費]
(1)企業・大学・官公庁 4,200円 (2)終身・名誉・フェロー・ゴールド・シルバー 2,100円 (3)学生 2,100円
(4)高分子表面研究会メンバー 3,150円

[振込先]
(1)三菱東京UFJ銀行 
  銀座支店 普通預金 1126232 (社)高分子学会
 
(2)ゆうちょ銀行
  00110-6-111688(社)高分子学会

[その他]
・振込み手数料は振込人にてご負担ください。
・銀行・郵便局の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。

[問合せ先] 
(社)高分子学会 第13回高分子表面研究討論会係
 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F 
  電話03−5540−3770 FAX03−5540−3737

※Webでのお申し込みは1月29日(木)午前までとさせていただきます。
以降は上記宛お問い合わせ下さい。