14-1NMR研究会
高分子イメージングの最前線
趣旨  高分子イメージングは,高分子材料の3次元構造解析だけでなく,高分子の拡散や反応プロセスの可視化を具現する機器分析法として活躍しています.とりわけ,最近のハードウェアーおよびソフトウェアーの飛躍的な進歩により,磁気共鳴イメージング(MRI),透過型電子線トモグラフィー(TEMT)法,電子スピン共鳴イメージング(ESRI),X線コンピュータ断層イメージング(X線CT),ラマン分光イメージングおよび赤外分光イメージング等のバラエティーに富んだイメージングが開発され,高分子を多角的に解析できるようになっています.今回のNMR研究会では,「高分子イメージング」をキーワードに,高分子やゲルの構造解析および拡散測定について,MRIとESRI,および,これらに匹敵する分解能のX線CTやラマン分光イメージングの原理から応用まで幅広い分野で研究している先生方を講師としてお迎えし,高分子イメージングの最前線について議論していただく場を設けます.今回の研究会が,皆様の研究の幅を広げることにつながる討論と交流の場として,大いに活用されることを期待いたします.また,あわせてポスター発表の機会を今年も設けました.主題に関連する分野に限らず,様々な分野から,完成された研究内容だけでなく,研究途中の成果であっても活発な議論が湧き起こる内容のポスター発表をしていただきます.奮ってご参加ください.
主催 高分子学会 NMR研究会
協賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会
開催日 2014年05月16日 10:00〜17:00
開催場所 東京工業大学(大岡山キャンパス)西9号館ディジタル多目的ホール
東京都目黒区大岡山2-12-1

交通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約3分
プログラム 10:00〜11:00 1)In situ MRIが明らかにする固体高分子形燃料電池における水分輸送現象
(東京工業大学) 津島将司

11:00〜12:00 2)ラマン分光分析や赤外分光分析を始めとするイメージング
(日産アーク) 加藤 淳

13:00〜14:50 ポスター発表
14:50〜15:50 3)多糖ゲル中におけるイオンの拡散挙動
(東京海洋大学) 松川真吾

15:50〜16:50 4)多成分ポリマーブレンドの相分離構造のイメージング
(京都工繊大学) 西川幸宏

<16:50〜17:00>若手ポスター賞表彰式

ポスター発表
P1.合成高分子溶液のDOSYラウンドロビンテスト:共通測定の精度とピーク分離能
(カネカテクノリサーチ・徳島大院STS)○谷川 竜一・曽我 部啓介(日東分析セ)長尾 竜平,(東ソーファインケム)竹元 裕仁・加地 栄一,(ダイセル)岡本 裕介, (住友化学)山田 公美,(JEOL RESONANCE)櫻井 智司,(ブルカー・バイオスピン)堤 遊,(積水化学)日下 康成,(日本合成化学)西本 ゆかり・升本 明日香,(徳島大院STS)記本 達也・右手 浩一

P2.オルトギ酸メチルを用いてポリシロキサンを分解する過程のDOSY分析
(カネカテクノリサーチ・徳島大院STS)○曽我部 啓介,(カネカテクノリサーチ)藤本 祐一郎,(徳島大院STS)右手 浩一,(名工大院工)大谷 肇

P3.液晶性ポリエステルが形成する層状構造における気体収着に伴う側鎖の分子運動性変化に関するNMR研究
(名工大院工)○山内 雅弘・吉水 広明

P4.配向固化したポリペプチドのNMR法による気体拡散特性評価と気体分子サイズの影響
(名工大院工)○岩本 純・吉水 広明

P5.ポリイミドのガラス状態と気体収着特性に関するNMR研究
(名工大院工)○藤田 雅也・吉水 広明

P6.Pulse NMRを用いたゴムシール材の寿命評価
(東京ガス)○沼田 香織・川口 忍,(三井化学分析セ)関根 素馨,(防衛大応化)浅野 敦志

P7.パルスNMRによるシリカ配合変性SBR中の分子鎖の拘束状態の解明
(旭化成)○村上 公也,(旭化成ケミカルズ)井上 芳久・永田 員也・早田 大祐・松田 孝昭,(旭化成)山崎 悟

P8.Analysis of crosslinking junctions of accelerated sulfur vulcanization by FG-FMAS solid state NMR spectroscopy
(Nagaoka Univ. of Tech.)○Sae-heng Kewwarin・Kawahara Seiichi

P9.カーボンブラック充填ポリイソプレンゴムの固体NMRデータの新規解釈
(防衛大応化)○奥下 慶子,(日産アーク)加藤 淳,(上智大)佐藤 美洋,(東北大)中嶋 健,(TRIテクノ)甚野 史彦,(東海ゴム)木村 憲仁,(東海ゴム工業)遠山 豊久,(旭化成ケミカルズ)永田 員也・早田 大祐,(岡山県工技セ)岩蕗 仁,(防衛大応化)浅野 敦志

P10.Analysis of terminal units of rubber from Lactarius Volemus through 2D-NMR spectroscopy
(Nagaoka Univ. & Tech.)○Nghiem Thi Thuong・Seiichi Kawahara

P11.ポリメタクリル酸t-ブチル部分的加水分解で得られた共重合体のモノマ−連鎖の解析
(徳島大)○許 祐菁・百瀬 陽・平野 朋広,(南臺科技大)王 振乾,(徳島大)右手 浩一

P12.NMRを用いたエポキシ化合物と酸の反応追跡
(DIC)○平林 宏一・仲村 仁浩・佐野 純子

P13.NMRによる誘導体化手法を活用した官能基分析法の開発
(DIC)○戸田 政明・仲村 仁浩・雨宮 晶子

P14.STD-NMRの親水性ポリマー分析への応用
(東レリサーチ)○児玉 尚士・中野 隆行・木村 一雄・川口 謙,(東レ)高橋 博・上野 良之

P15.カテキン誘導体の構造活性相関の検討
(森永製菓)○梅原 将洋・柳江 高次・斎 政彦・伊藤 建比古

P16.Structural analysis of funori from the red seaweeds
Gloiopeltis furcata and Gloiopeltis tenax
(Dept. of Mat. Sci. & Tech., Nagaoka Univ. of Tech.)○Nguyen Thu Ha,(Natl. Res. Inst. for Cultural Properties, Tokyo)Hayakawa Noriko,(Dept. of Mat. Eng., Teikyo Univ. of Sci. & Tech.)Chujo Riichiro,(Dept. of Mat. Sci. & Tech., Nagaoka Univ. of Tech.)Kawahara Seiichi

P17.パイ共役系高分子デバイスを測定対象とした磁気共鳴法の開発
(群馬大院理工)○福田 國統・浅川 直紀



受付期間 2014年02月12日〜2014年05月15日
参加要領 1)定員 200名(定員になり次第、締め切らせていただきます。
2)参加費(税込) @企業 5,400円 A大学・官公庁 3,240円 B学生 2,160円 B名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 CNMR研究会メンバー 無料
3)申込方法 Webにて申込後、参加費を5月末までにご送金下さい。参加証、請求書(希望者のみ)を送付いたします。
5)振込先:
 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 名義 公益社団法人 高分子学会>
 郵便振替<00110-6-111688 名義 公益社団法人高分子学会>

振込み手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。

問合先 公益社団法人高分子学会 14-1NMR研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
※Webでのお申し込みは5月15日(木)午前中までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。