高分子 Vol.60 No.1
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特集 研究の転機 〜人・論文・発見との出会い〜
研究者が自分のライフワークになる研究と出会うきっかけはさまざまである。一つの研究を続けると,思いがけない発見や結果に遭遇することがあり,これが転機となって研究方針の舵を大きくきることがある。研究会や学会活動を通じて多くの人との出会いがあり,これが研究内容を変えるきっかけになる場合もある。ふと読んだ一編の論文が後の研究内容に強く影響したという研究者も多いであろう。研究者個人の研究の転機はそのまま研究分野の転機となることもあり,その後に新しい潮流が派生している。本号では,研究者本人のライフワークとなった研究を生み出す転機を与えた発見,あるいは人や論文との出会いを熱く語って頂く企画を組む。大発見の裏にはその数だけの大きな物語がある。そのいくつかを振り返っていただき,高分子科学の未来につながる転機について考えたい。
宮田・四方・関・樋口・御子柴
Hot Topics
3

素描
素晴らしい転機を促す高分子学会へ 片岡 一則
6

展望
生物物理化学 井上 祥平
7
研究事始め 梶山 千里
9
アフィニティラテックスに到る道のり 川口 春馬
11
エドワーズ先生との出会い 土井 正男
13
高分子認識:マクロモレキュラーレコグニション 原田 明
15
出会いに始まる表面力測定 栗原 和枝
17
お前が会社で勤まるはずがない 松下 裕秀
19
ささやかな冒険心で機会を活かそう 前田 瑞夫
21
研究生活を振り返って… 渡辺 宏
23
高分子研究とセレンディピティの経験 府川 伊三郎
25
マラリア防除と夕日 伊藤 高明
27
フルオレン材料にかける思い 山田 光昭
29

グローイングポリマー
リビングポリマーのように 蔡 正国
31
私の研究理念は“Simple is Best” 杉原 伸治
32

先輩からのメッセージ − 仕事 しごと 私事 しごと
阿武喜美子先生−生化学と女子高等教育に捧げた生涯− 上平 初穂
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高分子科学最近の進歩
棒状高分子のスメクチック液晶−高分子末端の位置制御− 大越 研人・渡辺 順次
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世界化学年
2011 年は「世界化学年」 西出 宏之
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学会からのお知らせ
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