高分子 Vol.65 No.3
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特集 散乱とレオロジーのマリアージュ
高分子を理解するうえでは、その構造とダイナミクスを理解することが不可欠である。構造とダイナミクスを理解する代表的な手法として、それぞれ散乱とレオロジーがある。しかしながら、いずれの手法も専門的な知識なくしては、データの解釈はおろか、正しいデータを取得することも困難である。一方で、強力な両者を協奏的に用いることができれば、構造とダイナミクスに基づいた高分子の深い理解が得られると期待される。本特集では、散乱とレオロジーの両者を巧みに用い、単一の手法では到達困難な高分子の深淵な領域に迫っている研究について紹介する。
酒井・川口・古川・松葉・山下・遊佐
Digest for English Readers
110

Hot Topics
113

素描
散乱、レオロジーと非平衡系の自己秩序形成 橋本 竹治
114

対談
散乱とレオロジーはマリアージュできない? 佐藤 尚弘氏・上田 隆宣氏
115

イントロダクション
高分子と散乱法 佐藤 尚弘
119
レオロジーとは 上田 隆宣
121

展望
ソフトマテリアルの局所領域におけるレオロジー特性 春藤 淳臣・田中 敬二
123
散乱とレオロジーによる流動誘起相転移の研究 高橋 良彰
125

Polyman 画
127

トピックス
化粧品微細乳化製剤の散乱・レオロジー解析 久米 卓志
128
化粧品基剤開発におけるレオロジー研究 中村 綾野
130
マリアージュで生まれるセルロース材料の評価 巽 大輔
132

グローイングポリマー
○○の化学 楊井 伸浩
134

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
現状にこだわることなくチャレンジを! 藤森 良枝
135

高分子科学最近の進歩
ヒューマン・マテリアルインターフェースでのレオロジー
(化粧品・食品のレオロジー)
金田 勇
136

私の本棚から 横澤 勉 / 村上 裕人
140
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