高分子 Vol.68 No.12
>> English
特集 そうだ、“顕微鏡”で測ろう
さまざまなナノ材料が作られ、各種環境下でのナノ材料そのものの構造や集積構造があらわれるナノ構造が物性などを左右する。構造を知り、反応を見る(知る)ためには、高解像度での顕微鏡観察は欠かせない手法となっている。プローブ顕微鏡は環境を選ばず原子分子分解能の観察が可能であり、その特性上、形状だけでなく物性も評価可能である。本特集号では、単に多様な環境下で構造を見るだけでなく、見ながら物性を評価する、表面だけからは判断できない埋もれた構造を探るプローブ顕微鏡技術を利用した研究例を紹介する。
上村・青木・敷中・永野

Digest for English Readers
638

Hot Topics
641

素描
気付きとの出会い 中嶋 健
642

展望
原子間力顕微鏡による高分子膜に埋もれたナノ構造の可視化 小林 圭
643
高分子膜の高次構造・導電性分布と燃料電池の発電性能 犬飼 潤治
646

Polyman 画
649

トピックス
原子間力顕微鏡を用いたグラフェンナノリボンの物性評価 川井 茂樹
650
電流計測原子間力顕微鏡による高分子薄膜太陽電池材料の電子物性評価 辨天 宏明
652
ナノスケール空間における振動分光 早澤 紀彦
654
AFMによる多細胞系の力学測定 藤井 裕紀・岡嶋 孝治
656
走査型イオンコンダクタンス顕微鏡による多項目ナノイメージング 梨本 裕司・平 典子・
伊野 浩介・珠玖  仁
658
プローブ顕微鏡を活用したナノファイバーの導電性評価 下村 武史
660

グローイングポリマー
多様なネットワークに助けられて アルブレヒト 建
662

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
ご機嫌でいることの重要性 佐藤 縁
663

高分子科学最近の進歩
有機EL素子の高効率化
~有機材料の中で最も速い逆項間交差の実現、さらに高分子系への展開に向けて~
梶 弘典
664

ページトップへ▲