2001年2月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

February


平成12年度 東海シンポジウム

主題=21世紀を迎えた高分子材料の新たな飛躍
<趣旨>高分子の諸特性はその一次構造および高次構造に大きく依存していますが,最近の,新規なモノマー・重合開始剤・触媒・重合場などの活発な開拓を通じ,一層精密な高分子の構造制御が可能になってきています.本シンポジウムでは高分子合成を中心に最近の進歩と今後の展望,およびこれまでの進歩をベースとした高分子材料の新展開を各分野の第一人者にご講演をいただきます.21世紀を迎え,皆様方の研究開発の新たな飛躍を願い,本シンポジウムを企画いたしましたので,多数のご参加をお願いいたします.
主 催 高分子学会東海支部
協 賛 日本化学会東海支部 東海化学工業会 有機合成化学協会 東海支部 繊維学会東海支部 日本接着学会中部支部 日本分析化学会中部支部 色材協会中部支部 化学工学会東海支部 プラスチック成形加工学会 日本レオロジー学会
日 時 2月1日(木),2日(金)
会 場 名古屋国際会議場221号室(愛知県名古屋市熱田区熱田西町1-1 TEL 052-683-7711 交通:名古屋駅から(1)地下鉄東山線栄駅,または桜通線久屋大通駅下車,名城線に乗り換え,日比野または西高蔵駅下車,徒歩5分.(2)JRまたは名鉄で金山駅下車,地下鉄名城線に乗り換え日比野または西高蔵駅下車,徒歩5分)
プログラム
第1日=2月1日 [高分子化学の進歩と今後の展望]
<10 : 00〜11 : 40>
  1. はじめに (JSR)大嶋 昇
  2. 精密重合プロジェクトの概要(物質研)浅井道彦
  3. リビングラジカル重合による構造制御(京大院工)澤本光男
<13 : 00〜16 : 00>
  1. 重縮合による構造制御(東工大院工)上田 充
  2. 酵素触媒重合による構造制御(京大院工)小林四郎
  3. デンドリマーの構築と機能(中部大生物機能研)岡田鉦彦
第2日=2月2日 [高分子材料の新展開]
<9 : 00〜12 : 00>
  1. ポストメタロセン触媒の研究動向(三井化学 マテリアルサイエンス研)藤田照典
  2. 制限されたナノ空孔を用いる高分子合成(東大院工)相田卓三
  3. シンジオタクチックポリスチレンの物性と用途展開(出光石油化学 樹脂TC)山崎亨明
<13 : 00〜16 : 00>
  1. 光学透明樹脂の分子設計と最近の用途展開(JSR 筑波研) 大月敏敬
  2. ポリマー・クレイハイブリッドの新展開(豊田中研)臼杵有光
  3. 新規半芳香族ポリアミドの合成と用途展開(クラレ くらしき研)原 哲也
参加要領 1)定員100名 2)参加費(含予稿集代) 会員(含協賛学協会員) (1)企業10,000円 (2)大学・官公庁5,000円 (3)学生2,000円 3)申込方法 氏名,勤務先,電話,FAX,会員番号,参加費払込み日を明記し,お申し込み下さい.参加費は銀行振込[さくら銀行名古屋支店 普通口座5557774 高分子学会東海支部]でお支払い下さい.4)申込締切 1月20日(土)
申込先  [460-0008]名古屋市中区栄2-17-22 中部科学技術センター内 高分子学会東海支部 TEL 052-231-3070 FAX 052-204-1469

平成12年度無機高分子オープンセミナー

主題=先端機能材料に果たす無機高分子の役割
<趣旨>無機高分子は,その構成元素,分子構造,物理特性が一般の有機高分子に比べてきわめて多様であり,新しい材料の設計を行う上で大きな可能性を含んでいます.特にナノテクノロジーに代表される先端機能材料の開発には,無機高分子の存在が不可欠と考えられます.今回は,光機能,電子機能,分離膜,バイオテクノロジー,エコマテリアルなど,先端機能材料の分野の第一線で活躍されておられる講師をお招きし,それぞれの先進材料で無機高分子が果たす役割を明らかにするとともに,情報交換の場を提供することを目的として本セミナーを企画いたしました.21世紀における新しい先端機能材料を,自分の手で是非開発してみたいと考えておられる方々の参加をお待ちしております.
主 催 高分子学会 無機高分子研究会
日 時 2月1日(木)13 : 00〜2日(金)12 : 00
会 場 湯河原厚生年金会館(静岡県熱海市泉107 TEL 0465-63-3721交通:JR湯河原駅下車 タクシーで5分)
プログラム
第1日=2月1日
<13 : 00〜17 : 00>
  1. 無機元素を含む高分子材料は何がおもしろいか(東工大総合理工)冨田育義
  2. ポリシランの新しい可能性を求めて-有機無機ハイブリッドへの展開(阪市工研)松川公洋
  3. 無機有機ナノ複合吸着膜に期待されるもの(京大院工)伊藤紳三郎
  4. 先端機能膜として有望な無機材料,ハイブリッド材料(大阪工技研)矢澤哲夫
<18 : 00〜20 : 00> 懇親会
第2日=2月2日
<8 : 30〜12 : 00>
  1. シルセスキオキサン-先端機能材料の創製に向けて(ダウコーニングアジア)伊藤真樹
  2. 色素増感太陽電池とその開発動向(東芝)早瀬修二
  3. 昆虫や魚の表皮から学ぶ積層構成(バイオミメティック複合材料)(湘南工科大)谷本敏夫
  4. 環境と無機高分子材料(愛知学院大)梶原鳴雪
参加要領 1)定員50名 2)参加費(銀行振込) 会員 (1)会社15,750円 (2)大学・官公庁10,500円 (3)学生・ゴールド・シルバー 3,150円 (4)無機高分子研究会メンバー7,350円 3)宿泊費13,000円(1泊2食,税サ入湯税込)参加費と一緒にお振込み下さい.4)申込方法 申込用紙(872頁)に記入し,お申し込み下さい.参加証は順次ご送付いたします.
申込先 高分子学会 平成12年度無機高分子オープンセミナー係

中国四国支部高分子講座

主題=有機EL材料の最近の話題
主 催 高分子学会中国四国支部
日 時 2月2日(金)14 : 00〜16 : 30
会 場 島根大学総合理工学部3号館(島根県松江市西川津町1060)
プログラム
<14 : 00〜16 : 30>
  1. 有機ELの基礎と材料開発(広島大工)安蘇芳雄
  2. OLEDの応用と展開(キヤノン)上野和則
<17 : 00〜19 : 00> 懇親会
参加要領 1)定員 50名 2)参加費 無料 3)懇親会費 1,000円(当日会場で徴収します) 4)申込方法 氏名,勤務先,連絡先,電話およびFAX番号,E-mailアドレスを記入して,下記申込先にお申し込み下さい.5)申込締切 1月31日(水)
申込先 [690-8504]松江市西川津町 1060 島根大学総合理工学部物質科学科 佐藤守之 TEL 0852-32-6420 FAX 0852-32-6429 E-mail: msato@riko.shimane-u.ac.jp


講演・研究発表募集


第35回北海道支部研究発表会

主 催 高分子学会北海道支部
日 時 2月5日(月)
会 場 北海道大学学術交流会館(札幌市)
講演申込締切 12月9日(土)
1)講演題目 2)勤務先 3)研究者名(講演者に○印) 4)連絡先を明記し,ハガキ,FAXまたはE-mailでお申し込み下さい.研究発表は,口頭とポスタ−の2形式で行います.発表形式に希望のある場合はご指示下さい.ただし,会場の都合で変更することもあります.
要旨原稿締切 2001年1月6日(土)厳守
図表を含めてA4判1枚に作製しご送付下さい.
申込先 [060-8628]札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究科分子化学専攻 高井光男,藤原政司 TEL/FAX 011-706-6568 E-mail: fuji@dove-mc.eng.hokudai.ac.jp


第35回北海道支部研究発表会

主 催高分子学会北海道支部
日 時2月5日(月)
会 場北海道大学学術交流会館(札幌市北区北8条西5丁目 011-706-2141)
プログラム (研究発表12分,質問3分/件)
<9:10〜11:15>
  1. レオロジー測定によるヒドロキシプロピルセルロースの温度誘起相転移過程の研究(北大院理)°藤井修治・佐々木直樹・中田允夫
  2. 無定形高分子の誘電パラメータに及ぼす熱履歴の影響(北大院理)°武内雅春・佐々木直樹・中田允夫
  3. 希薄溶液中における高分子鎖の収縮過程とコイル–グロビュール転移(北大院理)°中村吉輝・佐々木直樹・中田允夫
  4. ポリエチレンオキシドBoger流体の伸長流動特性(北大院理)°槇 靖幸・佐々木直樹・中田允夫
  5. ジエピチオヘキシトールの塊状重合における立体選択性(北大院工)°今井知子・佐藤敏文・横田和明,(北大院地球環境)覚知豊次
  6. 環化重合による主鎖の定序配列に基づく不斉発現(北大院工)°中出 宏・横田和明,(北大院地球環境)覚知豊次
  7. リビングラジカル重合法を用いた糖修飾型トリブロックコポリマーの合成(北大院地球環境)°松田武士・鳴海 敦,(北工研)加我晴生,(北大院地球環境)覚知豊次
  8. TEMPO末端を有する糖/ポリスチレンを用いたコア/シェル型スターポリマーの合成(北大院地球環境)°杉本直哉・鳴海 敦・覚知豊次
<11:20〜12:00>
[特別講演1] 環化重合法の構造制御による高分子合成への展開(北大院工)横田和明
<13:00〜14:00>ポスターセッション
<14:00〜15:00>
  1. タンパク質構造モチーフ「グリシンループ」の構造と機能に関する合成化学的研究(北大院地球環境,信州大繊維)°大村 崇・山田真路, ・野水基義・山本浩之・西 則雄
  2. 不凍糖タンパク質の合成と性質[III](北大院理)°立花裕樹・津田哲郎・松原直紀・津田 栄・西村紳一郎
  3. シアル酸を含む糖アミノ酸の合成(北大院理)°小椋玲子・西村紳一郎
  4. パターン化された高分子表面における細胞培養(北大電子研)°田中 賢・西川和孝・深山真史・西田 仁・下村政嗣,(北大医)松下通明・藤堂 省
<15:05〜15:45>
[特別講演2] コア-コロナ型高分子ナノスフェアによるエイズワクチン(鹿児島大工)明石 満
<15:45〜17:45>
  1. DNAポリイオンコンプレックスのEL素子への応用(昭和電工)°小山珠美,(千歳科技大)川辺 豊・緒方直哉
  2. ポリエチレンの熱分解油化に及ぼす天然ゼオライトの触媒効果(道工試)°山岸 暢・可児 浩・吉田光則,(北海道エコシス)山口 文・富田禎範
  3. P(VDF73/TrFE27)とat-PMMAブレンドの相溶性とNMR交叉緩和[I](北大院工)°津村憲史・石井文明・堤 耀広,(山形大工)大東弘二
  4.  P(VDF73/TrFE27)とat-PMMAブレンドの結晶化とNMR交叉緩和[I](北大院工)°越 大亮・石井文明・堤 耀広,(山形大工)大東弘二
  5. n-アルカン微結晶の分子鎖滑り運動(北教大函館)高橋伸幸・°衣澤典章,(山口大理)山本 隆,(広島大総合科学)彦坂正道
  6. リグニンのヒドロゲル化(北大院農)°西田光邦・浦木康光・佐野嘉拓
  7. ゲルの表面摩擦特性―ゲル表面グラフト鎖による摩擦力の低減効果―(北大院理)°黒川孝幸・加々田 剛・Jian Ping Gong・長田義仁
  8. コレステロールを有するハイドロゲルのらせん構造発現(北大院理)°長沢博貴・金子達雄・Jian Ping Gong・長田義仁
[ポスターセッション]
P1) ジメタクリレートモノマーのリビングラジカル環化重合による主鎖精密化(北大院地球環境)°辻 雅司・覚知豊次
P2) オキシランとオキセタンを有する二官能性環状エーテルの選択的開環重合(北大院工)°石原弘之・佐藤敏文・横田和明,(北大院地球環境)覚知豊次,(東亞合成)佐々木 裕
P3) 鎖末端にシクロデキストリンを有するポリスチレンの合成(北大院地球環境)°三浦 裕・杉本直哉・覚知豊次
P4) ポリアミド酸マクロマーの合成と重合(北見工大)°池上茂里・坂本 彰・渡辺眞次・村田美樹・増田 弦
P5) ポリアミド酸を分散安定剤として用いたメタクリル酸エステルの分散重合(北見工大)°上野健治・坂本 彰・渡辺眞次・村田美樹・増田 弦
P6) 分岐アルコキシ基を有するフェニルアセチレンのRh錯体触媒による立体規則性重合(北大院工)°馬渡康輝・伊藤和博・曽根岳之・貞広嘉和・田畑昌祥・横田和明
P7) ニトロ基を有する芳香族アセチレンのRh錯体触媒による立体規則性重合(北大院工)°田畑昌祥・曽根岳之・貞広嘉和・Rosaria D'Amato・Maria Vittoria Russo・Anita Furlani
P8) 自己支持性ハニカムフィルムの作製(北大電子研)°深山真史・田中 賢・西田 仁・下村政嗣
P9) 胆汁酸-ポリカチオンコンプレックスのウィスカー形成と結晶構造転移(北大院理)°市川彩子・金子達雄・Jian Ping Gong・長田義仁
P10) PBLG-ベンゼン溶液のゾル-ゲル転移(北大院工)°武田寛之・平沖敏文・堤 耀広
P11) ジェランガムと金属イオンの相互作用(北大院工)°横川昭徳・平沖敏文・堤 耀広
P12) フェニルアラニンにおけるフェニル環のダイナミクス(北大院工,北大院薬)°久保健太・平沖敏文・濱田辰夫・堤 耀広
P13) 固体重水素NMRによるポリ(アルキルグルタメート)主鎖のダイナミクス研究(北大院工)°森越信之・平沖敏文・堤 耀広
P14) CP/MAS NMR 法によるセルローストリアセテートの結晶構造解析(北大院工)°沼田ゆかり・甲野裕之・惠良田知樹・高井光男,(北大エネ先)熊谷治夫
P15) 亜鉛をキレートしたN-サクシニル化キトサンの物性(北大院工)°李 辰華・惠良田知樹・高井光男,(エアーウォーター)宮崎 聡
P16) 非多孔質ガラスビーズ表面へのキトサンの固定化と金属イオン吸着能の評価(北大院地球環境)°劉 向東・西 則雄,(関西大)戸倉清一,(北大院地球環境)坂入信夫
P17) ワカメ芽株由来フコイダンの構造・物性解析(北大院工)°大井 航・惠良田知樹・高井光男
P18) 酢酸菌の菌体外代謝とセルロース生合成の関係(北大院工)°長田佳子・甲野裕之・藤原政司・惠良田知樹・高井光男
P19) コラーゲン修飾によるリン,カルシウム沈着促進効果(北大院工)°鹿野隆行・惠良田知樹・高井光男
P20) 結合組織の力学特性---骨組織の物性と構造---(北大院理)°盛 健太郎・佐々木直樹・中田允夫
P21) 結合組織の力学特性---関節軟骨組織の応力緩和挙動---(北大院理)°安田裕紀・佐々木直樹・中田允夫
P22) NMRを用いた拡散測定によるリゾチーム水溶液の相図(北大院理)°梅澤 晃・熊木康裕・佐々木直樹・引地邦男・中田允夫
P23) 単分子可視化技術の応用とレオロジー的研究によるHU-DNAの相互作用(北大院理)°遠藤太志・佐々木直樹・田中 勲・中田允夫
P24) DNA-インターカレーター複合体からのインターカレーターの回収(*北大院地球環境・**信州大繊維)°佐藤秀哉*・渡部阿弥*・山田真路*,**, 野水基義*・山本浩之**・西 則雄*
P25) リグニンと新聞古紙混合物の連続熱成形(北大院農)°浦木康光・岡野祥平・佐野嘉拓
P26) セルラーゼによる PPC 用紙繊維の形態変化(北大院工) °大内 洋・惠良田知樹・高井光男,(日本製紙)杉野光広
<18:00〜19:30>
懇談会 (北大百年記念会館きゃら亭)
参加要領 1)参加費無料 2)懇親会費 一般 1,000円,学生 無料(当日受付)
連絡先 [060-8628]札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究科 生物資源化学分野 高井光男,藤原政司
Tel: 011-706-6568, Fax: 011-706-6568 E-mail: fuji@dove-mc.eng.hokudai.ac.jp

2000年度重合プロセス工学講習会

<趣旨>本講習会は,高分子学会・反応工学研究会が行っている主要な行事のひとつとして毎年,全国各地の化学工業地帯で開催し,好評を得ています.また,この講習会で多くの方々が学ばれ,それを業務に活かされました.今年度は,千葉県の姉ヶ崎で開催します.重合プロセス工学の基礎から,最近のトピックスまでの課題を取り上げました.これらは,日頃生産・研究開発に携わっておられる技術者・研究者の方々に大いに参考になることと確信しています.多くの皆様の参加を期待しております.
主 催 高分子学会 反応工学研究会
協 賛 日本化学会 化学工学会
日 時 2月5日(月)10 : 00〜16 : 30
会 場 出光会館(千葉県市原市姉崎海岸24-1 TEL 086-424-2111 交通:JR内房線姉ヶ崎駅下車西口から車で5分)
講 演
<10 : 00〜12 : 00>
  1. プロセス設計の課題(東工大名誉)大島榮次
  2. 重合反応工学の基礎(福井大工)飛田英孝
<13 : 10〜16 : 30>
  1. 重合反応装置の技術動向(日本ゼオン)浅野健治
  2. 重合触媒と高分子構造の制御(阪市大工)圓藤紀代司
  3. 新規スチレン樹脂の技術動向(出光石油化学 樹脂研)石原伸英
参加要領 1)定員100名 2)参加費 会員(銀行振込,含協賛学協会員) (1)会社13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生2,100円 (4)反応工学研究会メンバー (a)会社10,500円 (b)大学・官公庁4,200円 3)申込方法(872頁)に記入し,お申し込み下さい.参加証は順次ご送付いたします.
申込先 高分子学会 重合プロセス工学講習会係

第18回医用高分子研究会講座

主題=21世紀の人工臓器と再生医療
<趣旨>ミレニアムプロジェクトで再生医療が取り上げられ,一見,医療関連研究が再生医療へと大きく変化しつつあるように見受けられます.しかし,人工臓器が得意とする機能と再生医療が得意とする機能が異なり,また,最終的には再生医療がベストの医療である場合も,再生までの機能代行としての人工臓器の役割はきわめて重要です.人工臓器と再生医療は相互に補完することで患者にベストな医療を提供できると考えます.今回は,会員外から講師の先生方をお呼びし,各臓器での人工臓器と再生医療の得失,さらに,人工臓器と再生医療でどのような医用高分子が求められているかを勉強する目的で本講座を開催いたします.
主 催 高分子学会 医用高分子研究会
協 賛 日本化学会 日本人工臓器学会 日本薬学会ほか
日 時 2月8日(木),9日(金)
会 場 東京大学山上会館大会議室(東京都文京区本郷7-3-1 TEL 03-3818-3008)
講 演
第1日=2月8日
<9 : 50〜12 : 00>
挨拶(京大再生研)岩田博夫
I. 血液浄化
〔1〕 腎臓
  1. 透析器(東女医大腎臓総合医療セ)峰島三千男
  2. 尿細管細胞を用いた人工臓器開発の現状(東海大医)斉藤 明
<13 : 00〜17 : 00>
〔2〕 肝臓
  1. 人工肝開発の現況と問題点-目指すべきゴールと障害(滋賀医科大外科)谷 徹
  2. 生物学的肝補助装置の開発(京大医)猪飼伊和夫
II. 軟骨
  1. 人工関節軟骨の開発(京大再生研)岡 正典
  2. バイオ軟骨(国立大阪南病院整形外科)脇谷滋之
第2日=2月9日
<9 : 50〜12 : 00>
III. 膵臓
  1. 携帯型人工膵島の開発-その現状と将来展望(熊本大医)榊田典治
  2. 膵島再生医療-開発の現状と将来展望(京大再生研)井上一知
IV. 循環器
〔1〕心臓
  1. 次世代型人工心臓・人工肺の開発現況と課題(循環器病セ) 巽 英介
  2. 心血管機能の再生(阪大院医)森下竜一
V. 血管
  1. 内因性サイトカイン活性型人工血管(東女医大循環器外科) 冨澤康子
  2. ティッシュエンジニアリングによる再生血管,心臓弁の開発と応用(東女医大循環器小児科)新岡俊治
参加要領 1)定員100名 2)参加費(銀行振込) 会員 (1)会社27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生3,150円 (4)医用高分子研究会メンバー (a)会社22,050円 (b)大学・官公庁7,350円 3)申込方法 申込用紙(872頁)にご記入し,お申し込み下さい.参加証は順次ご送付いたします.
申込先 高分子学会 第18回医用高分子研究会講座係

九州支部フォーラム

主題=ポリウレタンを考えるIII
趣 旨'96,'99年の開催に引き続き,ポリウレタンの過去・現在・将来を高性能化・高機能化の観点からながめ,新世紀に向けたポリウレタンについて参加される技術者・研究者とともに考えます。
主 催高分子学会九州支部
共 催長崎大学工学部
日 時2月9日(金)13:00〜17:30
会 場長崎大学工学部特A講義室(長崎市文教町1-14)
交 通JR長崎駅から市電「赤迫」行で長崎大学前下車
講 演 1) ポリウレタンおよびエラストマー研究の半世紀(愛知工大)岡本 弘

2) 水性ポリウレタンとそれらの改質(釜山大)Byung Kyu Kim

3) 機能性ポリウレタンの開発動向(長崎大)椎葉哲朗・古川睦久

4) ポリウレタンの最新マーケットおよび技術動向(住友バイエルウレタン)Ulrich Liman
懇談会講演終了後
参加要領1)定員70名 2)参加費 無料 3)懇親会費 3,000円 4)申込方法 FAX,E-mail,またはハガキに氏名,勤務先,連絡先,および懇親会の出欠を明記しお申し込み下さい
申込先 [852-8521]長崎市文教町1-14 長崎大学工学部材料工学科 古川睦久
Tel/Fax: 095-847-9409 E-mail: furukawa@net.nagasaki-u.ac.jp

2000-2高分子学会講演会

主題=21世紀の高分子-21世紀 高分子材料に期待するもの
<趣旨>高分子科学は20世紀に産声を上げ,石油化学産業の発展に貢献し,われわれの生活環境に入り込んでなくてはならないものまでに成長しました.21世紀は高分子科学にとって大きな節目を迎えることになります.今世紀,高分子材料はどのように変わらなければならないのでしょうか.まず高分子学会会長より21世紀の高分子研究の方向性を,樹脂材料を活用する産業界(自動車,建設土木関係)から21世紀に期待する高分子材料とは何かを,最近話題に上る環境問題の観点からどのような高分子材料が良いのかを,そして最後に高分子をつくる側から高分子開発の技術的な戦略を講演していただきたいと思います.
主 催 高分子学会 行事委員会
主 催 化学工学会 強化プラスチック協会 繊維学会日本化学会 日本ゴム協会 日本合成樹脂技術協会 プラスチック成形加工学会 日本材料学会 有機合成化学協会
日 時 2月16日(金)10 : 15〜17 : 00
会 場 東京工業大学 百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 交通:東急目蒲線・田園都市線 大岡山駅下車 徒歩1分)
プログラム
<10 : 15〜12 : 15>
  1. 21世紀の高分子科学基盤研究の方向性(本会会長・九大院工)梶山千里
  2. 21世紀の自動車と期待する高分子(豊田中研)倉内紀雄
<13 : 15〜17 : 00>
  1. 21世紀の建築土木と期待する高分子(清水建設)藤崎 忠
  2. 21世紀の高分子材料,処理やリサイクルする側から見た高分子材料とは(慶應大経済)細田衛士
  3. 21世紀の高分子材料の研究開発戦略(三井化学)高瀬 勉
参加要領 1)定員100名 2)参加費 会員(含協賛学協会員) (1)会社10,500円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 3)申込方法 申込用紙(872頁)に記入し,お申し込み下さい.参加証は順次ご送付いたします.
申込先 高分子学会 2000-2高分子学会講演会係

2000年度印刷・情報記録・表示研究会講座

主題=21世紀の印刷・記録・表示
<趣旨>印刷・記録・表示技術は日進月歩の発展を遂げています.本講座では,これらの技術においてどのような方式が考えられているか,また,それらを実現するための技術的課題は何かについての講演と討論を行います.初日の印刷と表示については,成熟した技術の次のステップとして注目を集めている技術,第2日の情報記録については,まだ製品として生まれていない21世紀の有望技術と材料に焦点をあてました.これらの分野にご関心をおもちの方々多数の参加をお待ちしています.
主 催 高分子学会 印刷・情報記録・表示研究会
協 賛 日本化学会 日本印刷学会 紙パルプ技術協会 色材協会 日本写真学会 画像電子学会 電子写真学会
日 時 2月22日(木),23日(金)
会 場 化学会館7階ホール(東京都千代田区神田駿河台1-5 TEL 03-3292-0120)
講 演
第1日=2月22日
<10 : 00〜12 : 50> [ディスプレイ]
  1. ディスプレイ用有機TFTの開発(エプソン)下田達也
  2. 高精細液晶ディスプレイとその周辺技術(日本アイ・ビー・エム)植木俊博
  3. 反射型カラーTFT-LCDの現状と将来(シャープ)水嶋繁光
  4. 次世代有機 ELディスプレイの課題(東北パイオニア)當摩照夫
<14 : 10〜17 : 00> [印刷]
  1. サーマルCTPの最近の進歩(富士写真フイルム)星  聡
  2. フォトンモードCTPの最近の進歩(三菱化学)浦野年由
  3. 電子写真カラーオンデマンド印刷機(富士ゼロックス)岡本佳和
  4. オンデマンドインクジェット印刷の動向と課題(ザール・ピーエルシー・ジャパン)太田徳也
第2日目=2月23日 [デジタルペーパー]
<10 : 00〜12 : 10>
  1. デジタルペーパー総論(東海大工)面谷 信
  2. 高分子分散型液晶を用いた電子ペーパー(大日本印刷)関根啓子
  3. コレステリック液晶を用いた光アドレス電子ペーパー(富士ゼロックス)有澤 宏
<13 : 30〜17 : 00>
  1. コレステリック分子配列の光化学的制御と可逆的固定-フォトンモードでのフルカラー書き換え記録の可能性-(物質研)玉置信之
  2. マイクロカプセル化インクの調製(岡山大環境理工)吉澤秀和
  3. リライタブルマーキング/リライタブルプリンター(沖情報システムズ)木村 豊
  4. 二色リライタブルカード-二色発色リライト材料を中心に-(三菱製紙)丸山 淳
参加要領 1)定員100名 2)参加費 (銀行振込,含協賛学協会会員) 会員 (1)会社27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生3,150円 (4)印刷・情報記録・表示研究会メンバー (a)会社21,840円 (b)大学・官公庁7,560円 3)申込方法 申込用紙(872頁)に記入し,お申し込み下さい.参加証は順次ご送付いたします.
申込先 高分子学会 2000年度印刷・情報記録・表示研究会講座係

第28回プラスチックフィルム研究会講座

主題=21世紀のフィルムと技術
<趣旨>21世紀を迎え,プラスチックフィルムの需要はますます大きくなり工業材料や包装材料としてあらゆる生活の場での展開が期待されます.今回は「21世紀のフィルムと技術」という主題で,フイルムの加工技術・IT分野とフィルム・バリヤー材(食品用途),以上3セクションに分けて最新の情報を第一線でご活躍の講師にご講演いただきます.数多くの皆様の参加を期待しています.
主 催 高分子学会 プラスチックフィルム研究会
協 賛 (予定)応用物理学会 化学工学会 画像電子学会 電気学会 電気化学会 日本印刷学会 日本化学会 日本合成樹脂技術協会 日本農芸化学会 プラスチック成形加工学会 日本材料学会 日本分析化学会
日 時  2月27日(火),28日(水)
会 場 千里ライフサイエンスセンター5階会議室(大阪府豊中市新千里東町1-4-2 TEL 06-6873-2010)
プログラム
第1日=2月27日
<10 : 00〜11 : 00>
[フィルム加工技術]
  1. 高分子結晶化の新しい概念(京大化研)金谷利治
  2. 高分子フィルムの屈折率制御と微小領域の光化学(東大院工)堀江一之
<13 : 00〜17 : 00>
  1. マイクロセルラープラスチック(古河電工)株本 昭
[IT分野 その1]
  1. LCD用光学フィルムへの期待(東北大工)内田龍男
  2. 次世代モニター/テレビ向けTFT液晶パネルとその部品・材料の今後(松下電器産業)田窪米治
  3. ゼオノアフィルム(日本ゼオン)鈴木輝彦
第2日=2月28日
<9 : 30〜12 : 30>
[IT分野 その2]
  1. デジタルペーパーのコンセプトと研究動向(東海大工)面谷 信
  2. 磁気記録媒体用プラスチックフィルム(ソニー)近藤洋文
  3. 「ユーピレックス」の高密度回路基盤への応用(宇部興産)高橋卓二
[バリヤー材(食品用途)]
<13 : 40〜16 : 40>
  1. 香気成分の吸着性に関する最近の研究動向(広島県立大生物資源)筬島 豊,(九大農)松井利郎
  2. バリヤー性の材料とその加工技術・用途の発展(バリヤー材料技術研究会)猪狩恭一郎
  3. 層状粘土鉱物モンモリロナイトおよびその有機変性複合体の特性と応用(豊順鉱業)鬼形正伸
参加要領 1)定員100名 2)参加費(銀行振込) 会員 (1)会社27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生3,150円 (4)プラスチックフィルム研究会メンバー (a)会社22,050円 (b)大学・官公庁7,350円 3)申込方法 申込用紙(872頁)に記入し,お申し込み下さい.参加証は順次ご送付いたします.
申込先 高分子学会 第28回プラスチックフィルム研究会講座係