本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2004年3月主催行事
03-6ポリマーフロンティア21
21世紀ものづくりの新しいシーズ・ニーズ戦略
<趣旨>科学技術創造立国として,21世紀の「ものづくり」はわが国にとって極めて重要な課題です。研究技術開発のプロセスの中で将来をどのように見通し展開するか,また社会の需要に応えるためにどのように研究成果を出すべきか? 研究技術開発の上流から下流に至る各段階で新しいシーズ・ニーズ論を考える必要があります。今回は,研究開発の新しいシーズ・ニーズ戦略として「プロジェクトX」のような熱いトークを企画しました。いろんなサクセスストーリーを題材に,それにかかわった研究者,技術者の人間くささを体験して,新しいニーズ・シーズ戦略の羅針盤にしてください。 主 催 高分子学会 行事委員会 協 賛 (予定)日本化学会 会 期 3月5日(金)10 : 30~17 : 10 会 場 東京工業大学 百年記念館フェライト会議室(3階)(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL: 03-3726-1111) 交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅 下車徒歩約1分http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html プログラム <10 : 30~12 : 00>
- 生きた宝石モルフォ蝶翅の発色に学んだ干渉発色繊維モルフォテックス®の開発-日産自動車・帝人ファイバー・田中貴金属の取り組み-
話題1. おどろき! モルフォ蝶鱗粉の微細構造
(日産自動車)熊澤金也
話題2. ついに見えた! 透明な繊維から澄んだ色が
(帝人ファイバー)能勢健吉
司会:(東工大理工)鞠谷雄士
新しい色材創製を目指していた時,モルフォ蝶に出くわす。以来,この蝶の発色に魅せられ,これを教科書として発色機構解析,大学での繊維成形の基礎検討,そして異業種3社間で幾多の壁を乗り越え,夢の繊維開発に成功したことを講演。<13 : 00~17 : 10>
- 導電性高分子がITを変える-ビーカー実験から生まれた新しいキャパシタ-
(松下電子部品)工藤康夫
司会:(早大理工)武岡真司
導電性高分子を用いることによって,永年の夢であった小型大容量で理想的な周波数特性を有するキャパシタが実現できた。このキャパシタはITを支えるキーデバイスとして使用され,その市場規模は1,000億円/年にまで達している。ここでは材料開発から事業化に至る経緯と特長の一端を紹介する。平成11年度高分子学会賞を受賞した研究開発。- 2002年ノーベル化学賞への道のりと独創的人材の育成-生体高分子の質量分析のためのソフトレーザー脱離イオン化法の開発-
(島津製作所)吉田多見男
司会:(農工大)大野弘幸
2002年ノーベル化学賞の田中耕一氏の受賞対象となった「生体高分子の質量分析のためのソフトレーザー脱離イオン化法」の開発を採り上げて,当時のチームリーダーとして企業内研究開発やチーム型研究開発における個人とチームや独創的人材の育成などについて開発秘話を交えて紹介する。- 創るを学ぶ-大学発マイクロ化学チップで産業創成へ-
(東大院工)北森武彦
司会:(東工大資源)彌田智一
拾ってきた50年前の古い顕微鏡がわれわれの最大の武器「熱レンズ顕微鏡」 を産み,その研究過程で仕方なく使っていたガラス片がマイクロ化学チップに発展した。おおよそ世界の趨勢から離れて独自の方法論を創りあげたら新しい科学と産業が見えてきた。- シーズ・ニーズをコントロール-ポリオレフィン産業におけるプロダクト革新とプロセス革新-
(三井化学)柏 典夫
司会:(阪市大工)圓藤紀代司
安価なエチレン,プロピレンといったオレフィンを出発原料とした次世代のプロダクトイノベーション候補としてナノ構造制御されたポリオレフィンどうしもしくは極性基含有ポリマーとのハイブリッドについて論じる。参加要領 1) 定員100名 2) 参加費 (1)会社21,000円 (2)大学・官公庁10,500円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)年会費制登録団体 1) 会社16,800円 2) 大学・官公庁8,400円(詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei_main.html をご覧下さい) 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付下さい。開催約1カ月前より参加証,請求書を送付いたしますので,請求書到着後,3月末日までに必ずご送金下さい。 申込先 高分子学会 03-6ポリマーフロンティア21係
第34回プラスチックフィルム研究会講座
主題=高機能化技術とフィルムへの応用
<趣旨>プラスチックフィルムは工業材料や包装材料を中心に大きな発展を遂げつつあり,これにIT分野を軸にした新規フィルムの用途開発が加わり,ますます大きな市場を形成しています。 今回は「高機能化技術とフィルムへの応用」を講座テーマとし,高分子の評価や理解,ナノ技術やハイブリッド技術・塗工技術を応用したフィルム高機能化,新商品への展開などの最新情報を,第一線で活躍されている方々にご講演いただきます。 主 催 高分子学会 プラスチックフィルム研究会 協 賛 (予定)応用物理学会 化学工学会 画像電子学会 電気学会 電気化学会 日本印刷学会 日本化学会 日本合成樹脂技術協会 日本農芸化学会 プラスチック成形加工学会 日本材料学会 日本分析化学会 日 時 3月8日(月),9日(火) 会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL: 03-3726-1111)
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html講 演 第1日=3月8日 <10 : 30~12 : 30>
- 3次元顕微鏡によるポリマー材料の評価
(京工繊大)陣内浩司- ドライプロセスによるナノ構造制御
(山形大工)井上 隆<13 : 40~16 : 45>
- フィルムへのコーティングテクノロジー
(ヒラノテクシード)大森克洋- EVOH系バリヤー材料と用途展開
(クラレ)床尾万喜雄- ディスプレイ用バリヤー基材
(凸版印刷)武田 晃第2日=3月9日 <10 : 00~11 : 55>
- バイオミネラリゼーションによる有機/無機ハイブリッドの創製
(東大院工)加藤隆史- 機械装置としてのフィルム成形機
(三菱重工)米谷秀雄<13 : 00~17 : 00>
- LCD用ゼオノア光学フィルム
(日本ゼオン)荒川公平- フィルムの延伸工程解析
(金沢大工)山田敏郎- 色素増感太陽電池のフィルム化技術
(新日本石油)朝野 剛- 低刺激型抗菌性ポリマーとその応用
(東洋紡)小長谷重次参加要領 1) 定員100名 2) 参加費(銀行振込)会員 (1)会社27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)プラスチックフィルム研究会メンバー a 会社22,050円 b 大学・官公庁7,350円 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費をご送金下さい。参加証は順次発送いたします。 申込先 高分子学会 第 34 回プラスチックフィルム研究会講座係
第15回 グリーンケミストリー研究会講演会
主題 循環型社会に向けた産業活動のグリーン化とリスクコミュニケーションへの取り組み
<趣旨>当研究会では今まで主として循環型社会の構造に向けた高分子化学・高分子工業の取り組みについて積極的に研究・調査活動を続けてきました。しかしながら,より根本的な環境保全と経済の活性化を同時に達成するには産業活動のグリーン化を促進することが重要で,そのために多様な化学物質のリスクに関する科学的な情報を共有し,相互に意思疎通の図ることのできるリスクコミュニケーションが大事となってきます。
企業は環境保全に向けた取り組み状況を公開するようになってきていますが,一方,消費者・市民が参加し,かつ国際社会と調和の取れた評価システムの構築が急務となっています。
今回のグリーンケミストリー研究会講演会では“産業活動のグリーン化とリスクコミュニケーションへの取り組み”に焦点を当て,企業のグリーン化に向けた現状および将来の取り組みについて講演いただくと同時に,それを評価するシステムについても提案いただくことにいたします。これらを基にさらに議論を深めたいと思います。主 催 高分子学会 グリーンケミストリー研究会 協 賛 日本化学会 日本化学工業協会(予定) 日 時 3月11日(木)10 : 20~16 : 50 会 場 東京工業大学 大岡山キャンパス 百年記念館フェライト会議室 東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL: 03-3726-1111
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.htmlプログラム (講師交渉中) <10 : 20~12 : 20>
- 1 グリーン化に向けた化学物質の安全管理
- 1-1) 化学物質総合管理の新展開-企業行動の評価と自主管理の促進- (農工大工)増田 優・大久保明子
- 1-2) 化学物質管理のためのリスク評価システムの実用化 (日化協)小沼和彦
<13 : 20~15 : 00>
- 2) 産業界におけるグリーン化の取り組み
- 2-1) 高分子工業界におけるグリーン化の現状と今後の展開 (住友化学)宮竹達也
- 2-2) 家電・電子業界におけるグリーン化の現状と今後の展開 (三菱電機)上野 潔
<15 : 10~16 : 50>
- 3 産業界におけるリスクコミュニケーションの取り組み
- 3-1) 化学工業界のリスクコミュニケーションの現状と今後の展開 (三井化学)岩本公宏
- 3-2) 電気・電子業界に使用される樹脂のEUリスクアセスメントによるリスクコミュニケーションの現状と今後の展開-臭素系難燃剤のリスクアセスメントを通して- (BSEF Japan)徳勢 正昭
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費(銀行振込) (1)会社13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)グリーンケミストリー研究会メンバー (a) 会社10,500円 (b) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を3月末日までにご送金下さい。開催約1カ月前より参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。 申込先 高分子学会 第15回グリーンケミストリー研究会講演会係