<趣旨>循環型社会の構築に向け各種リサイクル関連法が整備されている。 このような国の動きに呼応し,比較的リサイクル困難なプラスチックについても,化学あるいは鉄鋼などの関連企業でそのリサイクル方法が検討され実用化されている。 「プラスチックのガス化リサイクル法」はプラスチックを化学素原料に分解し有効活用するというフィードストックリサイクルで,汎用性の高い方法である。2003年4月,昭和電工(株)は,64,000 t/y規模のガス化プラントを稼動させた。容リ法の「その他プラスチック製容器包装」(以下,容リ法プラ)の受け皿として,また産業系廃プラのリサイクルも視野に入れている。 JFEグループは,1990年代からプラスチックリサイクルに注目し各社に先駆けて技術開発に着手した。1996年から塩ビ以外の産業系廃プラの高炉原料化リサイクルを事業化し,塩ビの高炉原料化リサイクルについても実用化段階にきている。2000年4月,「容リ法プラ」のリサイクル開始に始まり,PETボトルリサイクル,家電リサイクル,「容リ法プラ」のマテリアルリサイクル(コンクリートボードへ)など,リサイクル法制に対応してリサイクル事業を拡大している。 両社のリサイクル現場を見学し,ケミカルリサイクルのみならずマテリアルリサイクルも含めてリサイクルの現状を把握し研究会活動に役立てたいと思います。各位の参加をお願いします。 |
主 催 |
高分子学会 グリーンケミストリー研究会 |
日 時 |
5月18日(火)9 : 15~16 : 40 |
見学先 |
昭和電工(株)川崎事業所 (川崎市川崎区扇町5-1 TEL: 044-322-6979) JFEスチール(株)総合リサイクル事業センター (川崎市川崎区扇島1-1 TEL: 044-322-1674 ) |
プログラム |
<9 : 15>JR川崎駅前集合 |
<9 : 50~12 : 00> |
昭和電工(株) 見学:川崎事業所 廃プラガス化プラント
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<12 : 00~13 : 00>昼食(昭和電工にて) |
<13 : 00~13 : 20>(チャーターバスで移動) |
<13 : 30~16 : 00> |
JFEスチール(株)見学:総合リサイクル事業センター 塩ビ高炉原料化プラント,家電リサイクルプラントほか
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<16 : 10~16 : 40> (チャーターバスで移動) |
<16 : 40> JR川崎駅前にて解散 |
参加要領 |
1) 定員20名(グリーンケミストリー研究会メンバー優先)2) 参加費(銀行振込)(1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円(4)グリーンケミストリー研究会メンバー 無料 ※昼食代(1,000円)は各自負担です。当日徴収いたします。3) 申込み方法 申込みは締め切りました。見学に関する日程の詳細,参加証,請求書は開催約2週間前より送付いたします。参加費は請求書到着後にお支払いください。4) 参加申込締切日 4月15日(木)厳守。5) その他 本見学会は昭和電工およびJFEスチールのご好意により実施させていただきます。したがいまして,同業関係各社からの参加についてはご遠慮いただく場合がございますのであらかじめご了承ください。 |
申込先 |
高分子学会 04-1グリーンケミストリー研究会[見学会]係 |