2004年6月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2004年6月主催行事


04-1有機EL研究会

主題=有機EL用ポリマー材料の現状と課題
<趣旨>有機EL素子で使用される材料は,低分子系(真空蒸着系)とポリマー系(塗布系)に大別されます。ポリマー材料は発光材料やバッファー材料として用いられており,用途により必要な特性は異なります。本研究会では,発光層やバッファー層に用いるポリマー材料の合成から物性に関して議論し,実用化に向けた課題,問題点などを抽出いたします。低分子系素子に比べて実用化の遅れているポリマー系素子について,材料に焦点を当てて議論いたします。多数のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 有機EL研究会
日 時 6月3日(木) 11 : 00〜16 : 40
会 場 発明会館ホール(東京都港区虎ノ門2-9-14 TEL: 03-3502-5499)
交 通 東京メトロ銀座線 虎ノ門3番出口より徒歩約5分
http://www.bekkoame.ne.jp/ha/id25154/index.html
プログラム
(講演40分+質疑10分)
<11 : 00〜11 : 50>
  1. 有機金属重縮合法によるπ共役高分子の合成と物性(東工大資源研)山本隆一
<13 : 00〜16 : 40>
  1. π共役ポリマー材料の現状と課題(COVION ORGANIC SEMICONDUCTORS)坂本正典
  2. 非共役ポリマー材料の現状と課題(山形大工)城戸淳二
  3. ポリチオフェン系バッファー材料の最近の開発状況(スタルクヴィテック)橋本定侍
  4. アリールアミン系ポリマーバッファー材料の最近の開発状況(三菱化学科学技術研究センター)佐藤佳晴
参加要領 1) 定員300名 2) 参加費(銀行振込) (1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー会員2,100円 (4)有機EL研究会メンバー 無料 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を5月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は開催約1カ月前から順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 04-1有機EL研究会係

第60回武蔵野地区高分子懇話会

主題=ナノテクノロジー最前線
<趣旨>近年ナノテクノロジーやナノサイエンスと呼ばれる,ナノメートルサイズの領域を対象とした科学が非常な脚光を浴びており,多くの分野において先端的な研究が繰り広げられています。本懇話会では,競争の激化しつつあるこの研究分野でご活躍されている若手研究者をお招きし,基礎研究から応用技術に至る最新のトピックスをご講演いただきます。多数の皆様の参加をお願いいたします。
主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月4日(金) 13 : 30〜17 : 00
会 場 日本電子(株)開発館ホール(昭島市武蔵野3-1-2)
交 通 JR青梅線「中神駅」下車 徒歩10分
講 演
 <13 : 30〜16 : 00>
  1. 高分子・超分子の高次構造制御-らせん構造の誘起(JST相田ナノ空間プロ)三隅良彦
  2. 金属カーバイド内包フラーレン-13C NMR測定法による金属内包フラーレンの構造決定と生成機構の考察(名大院理)井上 崇
  3. 電子の“ため池”-ナノゲート・キャパシター(日本電子)最上明矩
<16 : 00〜17 : 00> 見学(日本電子 装置展示場)
<17 : 00〜18 : 30> 懇親会
参加要領 1) 定員60名 2) 参加費 無料 3) 懇親会費 (1)一般2,000円 (2)学生1,000円(当日徴収) 4) 申込方法 氏名・所属・TELおよびFAX番号・懇親会の参加の有無を明記の上,はがき・E-mail・またはFAXでお申し込みください。
申込先 [196-8558] 東京都昭島市武蔵野3-1-2 日本電子(株) 応用研究センター 朝倉克夫
FAX: 042-542-3132
E-mail: kasakura@jeol.co.jp

第66回千葉地域活動高分子研究交流講演会

主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月9日(水)14 : 00〜17 : 20
会 場 千葉大学 けやき会館(千葉市稲毛区弥生町1-33)
交 通 JR西千葉駅北口下車,千葉大学西千葉キャンパス南門から徒歩5分
プログラム
 <14 : 00〜17 : 20>
[座長 高橋 淳(電気化学)]
  1. 液・液分散系を利用した複合微粒子調製と粒径制御(新潟大工)田中眞人
[座長 菊地英夫(東洋合成)]
  1. 有機デバイス関連界面の諸問題と21世紀COEプロジェクト(千葉大工)上野信雄
[座長 中西康二(東レダウコーニング)]
  1. ハイパーブランチポリマーの合成と応用(東工大院理工)柿本雅明
<17 : 30〜>懇親会(千葉大学松蔭会館)
参加要領 1) 参加費 無料(当日受付) 2) 懇親会費 (1)一般3,000円 (2)学生1,000円(当日徴収)
連絡先 [263-8522] 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学工学部物質工学科
中平隆幸
TEL:043-290-3391
E-mail: nakahira@faculty.chiba-u.jp

関東高分子若手研究会 2004春の講演会

主題=インテリジェント材料の最前線-バイオマテリアルの新展開-
<趣旨>自ら感じ,判断し,行動を起こす能力をもつ材料-インテリジェント材料-は21世紀の材料研究の大きな柱として精力的な研究が行われています.今回,発展著しいバイオマテリアル分野にスポットを当て,基礎から応用まで最先端で研究をされている3人の先生方にご講演をお願いいたしました.
主 催 高分子学会 関東高分子若手研究会
日 時 6月12日(土)13 : 00〜17 : 00
会 場 東京大学工学部4号館43講義室(東京都文京区本郷7-3-1)(http://www.u-tokyo.ac.jp/jpn/campus/map/map01/d06-j.html)
交 通 東京メトロ丸の内線「本郷三丁目」下車 徒歩15分,千代田線「根津」下車 徒歩5分,南北線「東大前」下車 徒歩5分
講 演
 <13 : 00〜17 : 00>
  1. 生体環境下ではたらくバイオナノ粒子(東京理科大)長崎幸夫
  2. 熱可逆ゲル“Mebiol Gel"のバイオメディカルへの応用(メビオール)吉岡 浩
  3. 地上最小のロータリーエンジン,ATP合成酵素(東工大)吉田賢右
懇親会 講演終了後
参加要領 1) 参加費 (1)企業・大学1,000円 (2)学生無料(当日受付) 2) 懇親会費別途(当日受付)
連絡先 [192-0397] 東京都八王子市南大沢1-1 東京都立大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 山登正文
TEL: 0426-77-1111 (ext. 4851)
FAX: 0426-77-2821
E-mail: yamato-masafumi@c.metro-u.ac.jp
URL: http://www.tuat.ac.jp/~polywaka/

04-2印刷・情報記録・表示研究会

主題=大型ディスプレイの高分子材料にかける期待
<趣旨>現在,液晶TVをはじめとしたフラットパネルディスプレイの市場の伸びは日本の産業の成長を支えているといっても過言ではないほどです。一方では,韓国,台湾のパネルメーカーの急成長もあり,日本の製造業も『ものづくり』を見直し,競争力向上の動きを活発化させることが期待されています。そのような産業構造の中で,とくに大型ディスプレイの市場は今後大きく伸びると予想され,液晶,プラズマディスプレイ(PDP),プロジェクション,有機ELの方式の異なるディスプレイの開発もそれぞれ活発に行われています。
 今回は各ディスプレイの現状と課題,さらに高分子材料への期待を中心にご講演いただき,将来の大型ディスプレイの方向性を考えると同時に,新たな高分子材料へのニーズ発掘の場として研究会を開催したいと思います。多数のご参加をお待ちいたします。
主 催 高分子学会 印刷・情報記録・表示研究会
日 時 6月14日(月)12 : 40〜17 : 00
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(3階)(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL:03-3726-1111)
交 通 東急目黒線・大井町線「大岡山駅」下車 徒歩約1分
プログラム
<12 : 40〜17 : 00>
  1. 最適化手法を用いた新事業性評価システムに関する研究-次世代液晶テレビを対象として-(阪大先端科技共同研セ)佐藤了平
  2. 液晶TV用光学材料の技術動向(日東電工)矢野周治
  3. リアスクリーンの構造,機能と高分子材料(大日本印刷)関口 博
  4. プラズマディスプレイ(PDP)の現状と高分子材料への期待(パイオニア)打土井正孝
  5. 大画面用有機ELディスプレイ(セイコーエプソン)宮下 悟
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費(銀行振込) (1)会社3,150円 (2)大学・官公庁 2,100円 (3)学生・ゴールド・シルバー会員 1,050円 (4)印刷・情報記録・表示研究会メンバー 無料 3) 申込方法 定員に達したため、申込を締め切りました。
申込先 高分子学会 04-2印刷・情報記録・表示研究会係

04-1高分子基礎物性研究会

主題=高分子固体基礎物性-ガラス転移と変形・破壊現象-
<趣旨>ガラス転移点,弾性率,および破壊強度は,高分子固体を構造材料として利用する際のもっとも基本的な物性であり,これまでにぼう大な研究がなされてきている。しかしながら,特殊な環境下にある高分子のガラス転移現象や変形・破壊現象はどのような手法で研究が進められているのか。また,これらの現象は,分子論的な立場からはどの程度に理解が進んでいるのであろうか。今回は,このような問いかけに基づいて研究会を企画した。古いテーマであるが,いかに新しい切り口で研究が進められているかについて議論を深める。
主 催 高分子学会 高分子基礎物性研究会
日 時 6月16日(水)10 : 00〜16 : 20
会 場 大阪大学豊中キャンパス 待兼山会館会議室(豊中市待兼山町1-1 TEL: 06-6850-5000)
交 通 大阪モノレール「柴原駅」下車 徒歩10分http://www.osaka-u.ac.jp/jp/about/map/index.html
講 演
<10 : 00〜12 : 00>
  1. ガラス転移点近傍のレオロジー(京大化研)井上正志
  2. 表面・界面でのガラス転移と分子運動性(九大院工)田中敬二
<13 : 00〜16 : 20>
  1. ガラス転移の熱分析(滋賀女子短大生活)十時 稔
  2. 3点曲げ変形による低温脆性の解析(滋賀県大工)田中 皓
  3. 延伸によるネッキングのレオロジー(金沢大工)新田晃平
参加要領 1) 定員50名 2) 参加費(銀行振込) (1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー会員 2,100円 (4)高分子基礎物性研究会メンバー 無料 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を6月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は開催約1カ月前から順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 04-1高分子基礎物性研究会係

第25回湘南地区講演会・見学会

主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月17日(木)
会 場 神奈川大学横浜キャンパス 23号館304教室(横浜市神奈川区六角橋3-27-1 TEL:045-481-5661)
交 通 東急東横線「白楽駅」または「東白楽駅」より徒歩15分
見学会
<13 : 00〜14 : 15> 神奈川大学 工学研究所施設と免震構造(23号館)
講 演
<14 : 30〜17 : 30>
  1. オキセタンの新しい反応の創製と高分子材料への展開
    (神奈川大工)西久保忠臣
  2. フラーレンが拓くナノサイエンスと工業化の最前線
    (フロンティアカーボン)村山英樹
懇親会 17 : 30〜19 : 30
参加要領 1) 定員 80名 2) 参加費 無料 3) 懇親会費 一般3,000円,学生1,000円(当日徴収) 4) 申込方法 氏名,勤務先,懇親会参加の有無を明記してE-mailにてお申し込みください。
申込先 横浜国立大学大学院工学研究院 上田一義
E-mail: k-ueda@ynu.ac.jp

04-1燃料電池材料研究会

主題=小型燃料電池の現状と展望
<趣旨>出力が500 W程度以下の燃料電池はパソコン用,携帯電話用のほか,家庭用ロボット,さらには軍事用など,従来のバッテリーでは容量が不足する領域への応用が期待されています。また,将来の低コスト化の暁には乾電池市場の置き換えすら期待する向きもあるなど,大きな市場が見込まれています。現在は,燃料としてメタノールを用いる技術を中心に開発が進められており,触媒,電極,電解質などの材料技術のほか,マイクロリアクターなどの技術についても活発な研究が行われています。
 本研究会では内外の動向,新しい電解質,MEAの研究,家庭用燃料電池の開発動向,およびMEMS(マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)技術などについて,この分野で活躍しておられる先生方から 最新の話題をご紹介いただき,活発な討論を行います。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 燃料電池材料研究会
日 時 6月18日(金)13 : 00〜17 : 15
会 場 化学会館7階ホール(東京都千代田区神田駿河台1-5 TEL:03-3292-6161)
交 通 (1)JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」下車 徒歩3分 (2)東京メトロ丸の内線「御茶ノ水駅」下車 徒歩4分 (3)東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」下車 徒歩5分
プログラム
 <13 : 00〜17 : 15>
  1. ポータブル燃料電池はテイク・オフするのか? ニーズと技術(インターリンク)加藤武彦
  2. シリカ多孔質材料をマトリクスとした電解質膜とMEAの作製(都立大)金村聖志
  3. 家庭用燃料電池の開発状況と課題(東京ガス)里見知英
  4. 小形燃料電池を周辺から支える Power MEMS技術(東北大)田中 秀治
参加要領 1) 定員100名 2) 今回は燃料電池材料研究会メンバーのみの会となります。参加希望者は燃料電池材料研究会にご入会ください。
問合先 高分子学会 04-1燃料電池材料研究会係

第37回湘北地区懇話会

主題=バイオエンジニアリングのための高分子
主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月18日(金)13 : 00〜18 : 30
会 場 東海大学湘南校舎17号館2階ネクサスホール(平塚市北金目1117,TEL:0463-58-1211)
交 通 小田急線「東海大学前駅」より徒歩約15分,小田急線「鶴巻温泉駅」より神奈中バス「下大槻団地行き」「秦野駅行き」東海大学北門下車 所要時間約10分
講 演
 <13 : 00〜16 : 40>
  1. ナノゲルエンジニアリングによる新規バイオマテリアルの創製(東医歯大生材研)秋吉一成
  2. 埋込み型人工臓器のマテリアル設計(都立大院工)川上浩良
  3. 糖ペプチドの化学合成(東海大工)中原義昭
  4. フルオラス合成法の生体高分子への応用(東海大工)稲津敏行
<17 : 00〜18 : 30> 懇親会
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費無料 3) 懇親会費・一般2,000円・学生1,000円(当日徴収) 4) 申込方法 氏名,勤務先,連絡先,懇親会出欠を明記の上 E-mailまたはFAXでお申し込みください。
申込先 [259-1292] 平塚市北金目1117 東海大学工学部応用化学科
長瀬 裕
TEL: 0463-58-1211 ex. 4179
FAX: 0463-50-2012
E-mail: yunagase@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp

04-1高分子表面研究会

主題=医療・バイオ分野における高分子と表面・界面とのかかわり
<趣旨>人体の欠失あるいは減弱した機能を代替・再生することは永年の夢です。さまざまな材料の中で高分子もその代替・再生材料として研究が進められています。ところが,生体は新規材料を異物として認識し,排除しようとし,その結果,本来の機能代替の目的が果たせないだけでなく,ときには炎症をひき起こし,血栓形成などを通して深刻なダメージを与えるおそれもあります。このような場合,生体と接触する部位は高分子の表面であり,表面にいかに生体適合性を付与するかが現在においても重要な問題となっています。また高分子をステップとした代替・再生医療の最近の展開は目覚しいものがあります。そこで最終製品にかかわらなくとも新規機能・再生材料を創出するための助力を担う分野など,高分子にはin vivo,およびそれだけでなくさまざまな活躍の場が提供され,機能の発現が期待されています。本研究会では講師の方々から話題を提供いただき,医療・バイオ分野における新たな展開を表面・界面の立場から議論したいと思います。
主 催 高分子学会 高分子表面研究会
日 時 6月24日(木)10 : 20〜16 : 50
会 場 東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館フェライト会議室(3階)(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL: 03-3726-1111)
交 通 東急目黒線・東急大井町線「大岡山駅」下車 徒歩1分
講 演
 <10 : 20〜12 : 05>
  1. 再生医療材料,バイオチップのための表面創成(神奈川科学技術アカデミー)伊藤嘉浩
  2. 医療用具の表面改質と機能発現(ニプロ総研)二塚 健
<13 : 10〜16 : 50>
  1. DNA修飾金コロイドを用いる常温遺伝子診断(理研)前田端夫
  2. 高分子材料の表面特性と血液適合性との関連(旭化成)菊間 淳
  3. 歯科材料における接着界面の研究(岡山大院医歯総研)吉田靖弘
  4. 医用生体工学領域における微細表面形成・加工技術および表面解析技術(九大院医)松田武久
参加要領 1) 定員100名(定員になり次第),2) 参加費(銀行振込),(1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 (4)高分子表面研究会メンバー無料,3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を6月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は開催約1カ月前から順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 04-1高分子表面研究会係

04-1NMR研究会

主題= 先端材料研究におけるNMRの今後の役割
<趣旨>材料研究開発の場では新物質発見・高機能化・高純度化・ハイブリッド化などさまざまな手法により構造制御がなされ,物性改善や新規物性の開拓が試みられています。その研究開発プロセスにおいて,高精度な構造解析法の開発やその利用は必須となっています。本研究会では,NMR法がこのような材料研究開発に対して今後いかにフィードバックできるか,また学校・企業・研究機関などでのNMR実務者がかかえる現在の問題点と打開策やNMR法の将来像をテーマとして研究会を開催します。
 本研究会ではさまざまな分野や立場でNMRを使って最先端で活躍されている先生方に,最近の研究動向・研究成果・現在の問題点・今後の展望などをご講演いただきます。
 ポスター発表では個々のNMR実務者の研究発表の場であるとともに現在かかえている問題の解決の糸口となる場として活用されるよう多数の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 NMR研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会
日 時 6月25日(金)10 : 05〜16 : 30
会 場 東京工業大学すずかけ台キャンパス すずかけホール3F 多目的ホール(横浜市緑区長津田町4259)
交 通 東急田園都市線「すずかけ台駅」下車 徒歩10分
プログラム
<10 : 05〜12 : 05>
  1. 固体NMR等による材料研究(帝人)永阪文惣
  2. 固体高分解能NMRによる半導体の研究(物質・材料機構)°飯島隆広・端健二郎・後藤 敦・清水 禎・大木 忍
<13 : 10〜14 : 10>
  1. ラテックス13C-NMR測定による架橋構造の解析(長岡技科大工)河原成元
<14 : 20〜15 : 10>OHPを使ったポスタープレビュー〔2分/件〕
<15 : 10〜16 : 30>ポスター発表
  • P1. 金属イオンの選択的吸着を示す化学修飾無機高分子の固体NMRによる構造解析(神奈川大工)°高山俊夫・本田航司
  • P2. 高温超伝導バルク体を用いた新規NMR磁石の開発,応用(理研物質構造解析)°仲村高志,(イムラ材料開発研)伊藤佳孝・吉川雅章
  • P3. 超偏極 129Xe NMRによる粘土懸濁液の研究(東工大原子炉研)°大窪貴洋,(東横化学)田中 亮,(新日鐵)齋藤公児,(東工大原子炉研)池田泰久
  • P4. NMRを利用したナノ細孔材料等の迅速な評価のための装置の開発(東横化学)°田中 亮・大竹紀夫,(新日鐵)齋藤公児,(産総研光技術)服部峰之,(東工大原子炉研)大窪貴洋
  • P5. 17Oラベル化技術を用いた,ガラス構造変化の高感度解析法の開発(新日鐵)°金橋康二・齋藤公児
  • P6. 固体NMRによるポリエチレン単斜晶の生成と消滅に関する研究[II](群馬大工)°狩野圭子・上原宏樹・山延 健・甲本忠史
  • P7. エンジニアリングプラスチックの結晶化とモルホロジーに関する研究(群馬大工)°寺尾綱哲・志田裕幸・上原宏樹・山延 健・甲本忠史
  • P8. バイオマテリアル用微小プローブの製作(農工大工)°山内一夫・朝倉哲郎,(ナイメーヘン大物理化学)Arno P. M. Kentgens
  • P9. 家蚕絹モデルペプチド(AG)15の固体NMR精密構造解析(農工大工)大西絵里香,(東工大院理工)°中澤靖元・安藤 勲,(農工大工)朝倉哲郎
  • P10. 固体 13C, 29Si高分解能NMR法によるPAA/水ガラス複合体の研究(防衛大応化)浅野敦志
  • P11. 固体 19F MAS NMRを用いたPVDF γ型結晶の構造解析(東工大院理工)°小関 佑・相見敬太郎・安藤慎治
  • P12. 固体 19F MASおよび 1H→19F CP/MAS NMR法によるポリクロロトリフルオロエチレンブレンドの構造解析(東工大院理工)°龍野宏人・相見敬太郎・安藤慎治
  • P13. 固体 1H→19F CP/MAS NMR法を用いた含フッ素ポリイミドの分子間パッキング様式の解析(東工大院理工)°相見敬太郎・安藤慎治
  • P14. C60フラーレンを用いた固体NMRの分解能調整(日本電子)下池田勇一
  • P15. 磁場勾配NMR法によるキャビティーチャンネルを有するポリエステル中のメタン分子の拡散過程の研究(東工大院理工)°松井政徳・山根祐治・木村英昭・黒木重樹・安藤 勲・付 凱・渡辺順次
  • P16. 固体および磁場勾配NMRを用いた長鎖n-アルキル基を有するポリ(メタクリレート)の構造とダイナミクスの研究(東工大院理工)°井上雄平・金坂 将・松井政徳・黒木重樹・安藤 勲
  • P17. ポリ( p-フェニレン)の構造相転移ダイナミクス(東工大院生命理工)°大平 学・浅川直紀・井上義夫,(東工大資源研)山本隆一
  • P18. π共役系高分子の準秩序構造のダイナミクス(東工大院生命理工)°守誠一朗・浅川直紀・井上義夫,(東工大資源研) 山本隆一
  • P19. 固相における拡散の次元性と局所磁場勾配-超演算子フーリエスペクトル法によるスピンエコー強度解析-(東工大院生命理工)松原清彦・°浅川直紀・井上義夫
  • P20. 低共鳴周波数核種測定の試み(バリアンジャパン)芦田 淳
参加要領 (銀行振込) 1) 定員100名 2) 参加費 (1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 (4)NMR研究会メンバー 無料 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費をご送金ください。開催約1カ月前より参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 04-1 NMR研究会係