2005年3月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2005年3月主催行事


有機EL研究会 第2回異業種交流会

<趣旨>有機ELでは,パネルメーカーをはじめ,発光材料,周辺材料,製造装置,検査装置メーカーなど,多くの業種の企業がかかわっておられます。これらの企業はこれまで一堂に会する機会がなく,情報発信も一方通行になったり,情報に偏りが生じたりと,異業種企業間での情報交換の場がありませんでした。そこで,本研究会では昨年より企業間の交流を深めるため,異業種交流会を企画いたしました。本交流会では,関連企業約20社に5分程度のショートプレゼンテーションを,その後,約30社にパネル展示していただき,その場で名刺交換会を兼ねた交流会を行います。懇親会ではさらに交流を深め,最新情報を交換していただくのが目的です。昨年は150名を超える参加があり,好評を博しました。
 自社製品をアピールしたい方,他社動向を調査したい方,商売相手を探しておられる方など,多くの方々の参加をお待ちしております。*ショートプレゼンテーション,パネル展示希望の方は,参加申込みの際にその有無をお書き添えください(申込締切は1月31日(月))。ショートプレゼンテーションは参加者の前で企業紹介(5分/1社)を,パネル展示は当方準備のブース(パネルと机を組合せたもの)の範囲内を自由に使っていただき,企業紹介をしていただきます。
 詳細は事務局までお問合せください。なお,ショートプレゼンテーション,パネル展示企業は,運営委員会で調整させていただきます。
主 催 高分子学会 有機EL研究会
共 催 有機エレクトロニクス研究所
日 時 3月3日(木) 13 : 00 〜 19 : 00
会 場 伝国の杜(でんこくのもり),上杉城址苑(うえすぎじょうしえん)(伝国の杜:米沢市丸の内1-2-1 TEL 0238-26-8000)
交 通 JR米沢駅から2 km 上杉神社隣接 市民バス 米沢市街地循環(200円)上杉神社前下車http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/top.htm
(上杉城址苑)http://www.uesugijoshien.jp/
プログラム
<13 : 00〜15 : 30><伝国の杜>
ショートプレゼンテーション(1社約5分,約20社を予定)
<15 : 30〜15 : 50>
会場移動(徒歩約3分),コーヒーブレイク<上杉城址苑>
<15 : 50〜17 : 10>
パネル展示(約30社を予定)・名刺交換会<上杉城址苑>
<17 : 10〜17 : 30> 休憩<上杉城址苑>
<17 : 30〜19 : 00> パネル展示・懇親会<上杉城址苑>
参加要領 1) 定員300名 2) 参加費(銀行振込,ショートプレゼンテーション・パネル展示の有無に関係なく,以下の通り) (1)会社3,150円 (2)大学・官公庁2,100円 (3)学生・ゴールド・シルバー会員1,050円 (4)有機EL研究会メンバー 無料 3) 懇親会費4,000円(参加費と併せてお振込みください) 4) 申込方法 こちらをダウンロードし,a) ショートプレゼンテーションの有無,b) パネル展示の有無,c) 懇親会参加の有無を記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を2月末日までにご送金ください。プレゼンテーション希望,懇親会参加希望の方は余白にその旨,ご記入ください。参加証と請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 有機EL研究会 第2回異業種交流会係

第17回 グリーンケミストリー研究会講演会

主題=高分子産業のグリーン化 その現状と将来への動き
- 日本の高分子産業にとってグリーン化はチャンスか否か -
<趣旨> 循環型社会形成推進基本法および個別リサイクル法の制定と施行に伴い,たとえば年間1,000万台もの家電製品が循環するリサイクル型社会システムが一気に構築され,今現在,日本は世界に先駆けたパラダイムシフトの渦中にいます。この急激な社会環境変化の中で,高分子産業の担い手たちはグリーン化に取り組み,これを力強く推進しています。このジャパンモデルと言われるリサイクル型社会への転換は,日本の高分子産業にとって競争力を失わせる足枷なのか,あるいは将来のイニシアティブを取りうるチャンスなのか。このような視点から,本研究会講演会では,高分子産業に関係する各方面からの“高分子産業のグリーン化”に関する最新情報をレビューします。
主 催 高分子学会 グリーンケミストリー研究会
協 賛 (予定)日本化学会 廃棄物学会 プラスチック化学リサイクル研究会
日 時 3月11日 (金)10 : 00〜17 : 00
会 場 タワーホール船堀(江戸川総合区民ホール)4F 研修室(東京都江戸川区船堀4-1-1 TEL 03-5676-2111)
交 通 地下鉄都営新宿線 船堀駅下車 徒歩1分http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shisetsu/bunka/bunka1.html
プログラム
<10 : 00〜10 : 05>
委員長挨拶(近畿大分子研)西田治男
<10 : 05〜11 : 45>
  1. 法律と消費者の動き そのトレンドの向かう先は?
    1-1. プラスチックに関するリサイクル法と産業界へのインパクト-現状と将来動向-(ポリマー技術・ビジネス開発研)岩野昌夫
    1-2. 生活協同組合の事業と活動における環境配慮の到達点と課題(日本生活協同組合連合会)高木誠司
<12 : 40〜17 : 00>
  1. 企業の取組みとその変貌
    2-1. 高分子関連企業のグリーン化への取組み(住化技術情報)角五正弘
    2-2. 組立て産業から高分子産業への発信(三菱電機)上野 潔
    2-3. 日立グループの環境配慮した製品開発(日立)平野 学
  2. 汎用樹脂のグリーン化への学術的進展
    3-1. シンプルプロセスによるポリオレフィンの高機能化は可能か?(広島大院工)塩野 毅
    3-2. 汎用樹脂のケミカルリサイクル技術の進展(日大理工)澤口孝志
参加要領 1) 定員80名 2) 参加費(銀行振込,含協賛学協会会員)(1)会社13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)グリーンケミストリー研究会メンバー (a) 会社10,500円 (b) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらをダウンロードして必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用をご送金ください。開催約1カ月前より参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 第17回グリーンケミストリー研究会講演会係

04-1高分子と水・分離に関する研究会

主題=生体分子と高分子材料の相互作用:最近の話題から
<趣旨>いうまでもなく,生体系は「水」なしでは機能を発揮できません。本研究会では,これまでにも生体系分子・組織と水との相互作用に関するテーマを取り上げて研究会を行っていますが,最近,天然高分子を何らかの化学的手法で生体の代替分子として利用したり,生体組織の機能の向上や,また逆に高機能な材料開発のために生体分子と合成高分子のインテリジェント化を図るという研究が活発に行われています。もちろん,このような研究では水分子は重要な役割を果たしていると考えられます。今回は,最近急速な進展を見せているこのような分野の,測定法を含めた最新の成果を知るために研究会を企画し,第一線でご活躍の研究者のお話を拝聴する機会を設けました。
主 催 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本農芸化学会 日本分析化学会 日本膜学会
日 時 3月15日(火)10 : 20〜16 : 40
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-5734-3331)
交 通 東急目黒線・東急大井町線大岡山駅下車 徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
講 演
<10 : 20〜12 : 20>
  1. 機能膜システム設計と分子認識膜のバイオへの応用(東大院工)山口猛央
  2. 血液適合性発現における水の役割:PMEAを例に(東海大開発工学)望月 明
<13 : 30〜16 : 40>
  1. 放射線を利用した温度感受性エラスチンモデルペプチドのナノ粒子化とDDSとしての応用(阪府大先端研)古田雅一
  2. DSC法による高分子分離膜の孔径・透過径解析(東レリサーチセ)石切山一彦
  3. 高分子機能膜を用いた医療用細胞分離(成蹊大工)樋口亜紺
参加要領 1) 定員60名 2) 参加費(銀行振込)(1)会社5,250円,(2)大学・官公庁3,150円,(3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 (4)高分子と水・分離に関する研究会メンバー 無料 3)申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を3月末日までにご送金ください。参加証は順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 04-1高分子と水・分離に関する研究会係

第26回高分子と水・分離に関する研究会講座

主題=高分子のシミュレーションはこのように利用する:実験値のさらなる理解のために
<趣旨>1980年代終わりに登場した高分子凝集体をターゲットとした計算機シミュレーションもすでに15年が過ぎました。とりわけ1990年代はじめの高分子中の低分子拡散に関する分子動力学(MD)シミュレーションは,ミクロな視点で低分子拡散挙動の新たな知見を提供した点で,本研究会にとっても有意義な研究でした。その後,種々の研究分野で果たして高分子のシミュレーションは,実験との対応において本当に役にたつのであろうか? 高分子のシミュレーションの意義は何であろうか? という批判や疑問を何度も経ながら今日に至っています。しかし,10年前には原子数の規模や技術的に不可能であったシミュレーションも現在は可能になっており,計算機シミュレーションの果たす役割はますます大きくなっていることは認めざるをえません。今回,「実験との対応」という観点,あるいは「実験結果を分子レベルからさらに深く解釈するため」に,高分子のシミュレーションをいかに利用すべきか,いかに有用であるかを知っていただくため講座を企画いたしました。内容としては本研究会の枠を若干取り除いて,広い関連分野の研究者・技術者の皆様に役立つ情報を提供すると期待しております。
主 催 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
協 賛 (予定)日本化学会 応用物理学会 日本分析化学会 日本機械学会
日 時 3月16日(水)10 : 20〜16 : 40
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-5734-3331)
交 通 東急目黒線・東急大井町線大岡山駅下車 徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
講 演
<10 : 20〜12 : 20>
  1. タンパク質ナノチューブの第一原理電子論(早大理工)武田京三郎
  2. 拡散定数の解釈-実験とシミュレーションの比較-(兵庫教育大)福田光完
<13 : 30〜16 : 40>
  1. 高分子材料の高次構造と物性のシミュレーションによる予測(旭化成)青柳岳司
  2. 高分子電解質膜Nafionのメソおよびミクロ構造予測(豊田中研)山本 智
  3. 高分子の基礎物性を理解した機能性材料設計(宇部興産)八尾 滋
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費(銀行振込) (1)会社13,650円,(2)大学・官公庁5,250円,(3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)高分子と水・分離に関する研究会メンバー (a) 会社10,500円,(b) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を3月末日までにご送金ください。参加証は順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 第26回高分子と水・分離に関する研究会講座係

04-6ポリマーフロンティア21

主題=「くっつく」ポリマーサイエンス-化粧品からエレクトロニクスまで-
<趣旨>モノとモノとをくっつける粘接着技術は,化粧品など身の回りの製品から,エレクトロニクス,車両,建築まで,幅広い分野で活用されています。「くっつく」機能を発現するにあたって,多くの場合にポリマーが中心的役割を果していますが,この現象には未知の部分も多く残されています。今回は,われわれの生活・産業に密着した「くっつく」ポリマーサイエンスの立場から切り取り,基礎から新しい展開までを紹介していただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会
会 期 3月17日(木) 10 : 20〜17 : 20
会 場 東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館フェライト会議室(3階)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム
<10 : 20〜12 : 20>
  1. 熱硬化性樹脂を用いた接着材の最新技術(関西大工)越智光一
    接着剤には,単に強度だけでなく,新しい機能が要求されるようになっている。本講演ではナノからミクロンオーダーの構造制御による構造用接着剤の新しい機能について紹介する。
  2. 粘着テープ-バルクと界面(山形大)浦濱圭彬
    粘着テープは,まず粘着剤と被着体との界面で結合が生じなければならず界面化学が重要である。しかし,界面での結合が生じた後は粘着剤バルクの物性が支配因子となっている。とくに粘着剤の伸びが,変形のエネルギーとして接着力に大きく寄与している。この粘着力を発現する機構を解説する。
<13 : 10〜17 : 20>
  1. 電子デバイス用高接着自己はく離技術(積水化学)大山康彦
    紫外線を照射すると粘着材からワークとの接着界面に窒素ガスが噴き出し,自発的にはがれる高接着自己はく離粘着剤を開発した。半導体ウェハの極薄加工用粘着テープに応用し,電子デバイスの製造工程に革新をもたらす。
  2. バイオ接着・接合剤(信州大繊維)山本浩之
    海洋付着生物に由来する接着タンパク質の精製,構造決定,化学構造,高分子合成,接着機構,医用用途を解説する。次に,海洋生石灰化タンパク質の化学,高分子合成,生石灰化結晶形態,歯科用展開について述べる。
  3. 角栓除去剤(ビオレ毛穴すっきりパック)の開発(花王)花沢英行
    「ビオレ毛穴すっきりパック」はポリマーの機能が直接商品に結びついた香粧品分野では珍しい例である。角栓除去性能とポリマー物性との関係,シート製剤にする際に必要とされる性質について紹介する。
  4. 人工細胞膜表面でのバイオ接着・非接着の制御(東大院工)石原一彦
    生体系と材料との界面では,生体特有の反応によりタンパク質吸着層を介して細胞系の接着が生じ,時には医療行為において大きな障害となる。細胞膜の表面構造に着目した分子設計で創製したポリマーで生体分子や細胞の接着を自在に操ることによる先端バイオ工学,産業への展開,応用を紹介する。
参加要領 1) 定員 100名 2) 参加費 (1)会社21,000円 (2)大学・官公庁10,500円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)年会費制登録※1) をされている団体からのご参加は,何名様でも割引料金となります。a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円(※1 詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/2004nenkaihisei.htmlをご覧ください)3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付ください。開催約1カ月前より参加証,請求書を送付いたしますので,請求書到着後,3月末日までにご送金ください。
申込先 高分子学会 04-6 ポリマーフロンティア21係