2005年10月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2005年10月主催行事


05-1グリーンケミストリー研究会[見学会]

<趣旨> 循環型社会の構築に向け各種リサイクル関連法が整備されています。本年1月1日からは「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)が施行され,廃車のリサイクルも義務化されました。現在廃車1台総重量あたり約75%がリサイクルされていますが,残り約25%は樹脂・ゴム・ガラスなどの破片からなるASR(Automobile Shredder Residue-シュレッダーダスト)で埋め立て処分されています。同法はこのASRに加え,フロン類,エアバッグ類など廃車時に問題となる物質を適切に処理し,自動車のリサイクルを促進するために制定されたものです。
 1997年通産省策定の「使用済み自動車リサイクル・イニシアティブ」では,リサイクル率目標値は2002年85%以上,2015年95%とされています。自動車のリサイクル率を向上させるためにはASRの再資源化が鍵技術となります。豊田メタル(株)はトヨタと共同でこのASRの活用化技術を開発し,1998年8月から量産レベル(約15,000台/月)で再資源化する世界初のリサイクルプラントを建設・稼動させ,リサイクル率85%以上を達成しました。また,(株)アビヅではASRのマテリアルリサイクルを目的とした最新プラントを今春稼働し始めました。
 これらリサイクル現場の見学を通して,自動車リサイクルの現状を把握し,研究会活動に役立てたいと思います。各位の参加をお願いします。
主 催 高分子学会 グリーンケミストリー研究会
日 時 10月6日(木) 9 : 50〜15 : 00
見学先 アビヅ(http://www.arbiz.co.jp/jpn/corporate.html)
(名古屋市港区昭和町14-24 TEL052-619-6600)
豊田メタル(http://www.toyotametal.com/index.html)
(半田市日東町1-6 TEL0569-22-0211)
交 通 (1)アビヅ:JR東海道本線笠寺駅よりタクシーで約10分,名鉄常滑線柴田駅よりタクシーで約5分 (2)豊田メタル:JR武豊線乙川駅よりタクシーで約10分,名鉄河和線知多半田駅よりタクシーで約15分,
プログラム
<9 : 50> 集合 アビヅ
<10 : 00〜11 : 30> アビヅ見学および質疑応答
<11 : 30〜13 : 20> 移動・昼食(各自)
<13 : 30〜15 : 00>豊田メタル見学および質疑応答
  1. *参加者には,事前に簡単なパンフレットを配布いたします。
参加要領 1) 定員20名(グリーンケミストリー研究会メンバーを優先いたします) 2) 参加費(1)会社5,250円 (2)大学・官公庁 3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 (4)グリーンケミストリー研究会メンバー 無料 3) 申込方法 定員に達したため参加申込は締め切りました。沢山のお申込みありがとうございました。開催約2週間前より参加証,請求書を送付いたします。参加費は請求書到着後,9月末日までにお支払いください。当日会場における参加費のお支払いはできませんので,お振込をお願いいたします 4) 参加申込締切 8月31日(水)当日受付はありません 5) その他 本見学会は(株)アビヅならびに豊田メタル(株)の好意により実施させていただきます。したがいまして,同業各社からの参加についてはご遠慮いただく場合がございますのであらかじめご了承ください。
申込先 高分子学会 05-1グリーンケミストリー研究会[見学会]係

第17回 高分子学会NMR講座

主題=基礎と応用コース
<趣旨> NMRは近年,高分子の分析,構造解析の分野でますます重要となってきています。高分子学会NMR研究会は1989年よりNMRに関心をもつ人,NMRを使用している人で最新の技術を学びたい人などを対象に,初心者を対象としたビギナーコースや経験者を対象としたアドバンストコースを開催してきました。本年は昨年と同様,「基礎と応用コース」として,応用例に基礎的な解析も含め,実際のNMR測定上の問題点や注意点を含んだ内容で構成しました。普段なにげなく使っているNMRパラメーターの意味,応用する上で忘れてはならない基礎的な事項や測定の原理ならびに応用技術,測定上の問題点や注意点などを,NMRに携わる人のためにわかりやすく解説します。さらに,首都圏および関西圏双方をはじめ全国各地から比較的容易に参加できるよう名古屋地区での開催としました。また,参加申込者には,各講演で使用予定のスライド原稿をHP経由にて事前に閲覧可能とするサービスを昨年と同様に今年も実施しますので,経験の深浅を問わず多数の受講を歓迎します。
主 催 高分子学会 NMR研究会
協 賛 (予定)日本化学会
日 時 10月14日(金)10 : 00〜16 : 40
会 場 名古屋工業大学 講堂会議室(2階)(名古屋市昭和区御器所町 TEL052-735-5272)
交 通 JR中央線/地下鉄鶴舞線 鶴舞駅下車,徒歩約10分
講 演
<10 : 00〜11 : 40>
  1. 固体NMRの基礎(名工大院工)吉水広明
  2. 固体NMR測定の実際-調整から裏技まで-(バリアンジャパン)芦田 淳
<13 : 00〜16 : 40>
  1. 高分子の固体NMR(東工大名誉)安藤 勲
  2. 溶液NMRの基礎(長岡技科大工)河原成元
  3. 溶液NMRの応用-企業における解析例-(帝人)松田裕生
  4. 溶液NMRのトピックス:LC-NMRとDOSYを中心に(阪大院基礎工)右手浩一
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費 (1)企業13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)NMR研究会メンバー (a) 企業10,500円 (b) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらの申込用紙をダウンロードしてご記入の上,FAXまたは郵送で送付の上,参加費を11月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付いたします。当日会場における参加費のお支払いはご遠慮ください。お振込をお願いいたします。
申込先 高分子学会 第17回高分子学会NMR講座係

2005年度有機ELシンポジウム

主題=有機半導体デバイスの最前線
<趣旨>シリコンに代表される“無機”半導体デバイスはこの半世紀の間に大いなる発展を遂げ,今日われわれの生活になくてはならない製品を供給し続けています。一方,有機半導体は60年頃からその電子物性が注目され研究が開始されましたが,実用デバイスとしての側面よりはむしろ 「有機物でも電気が流れる」 といった意外性,学術的興味からの研究が主体で,本格的なデバイス応用が試みられたのは80年代に入ってのことでした。レーザープリンター用の電子写真感光体の成功に続き,今日では有機EL素子がディスプレイの分野で徐々にその領域を確保しつつある状況にあります。しかしながら半導体としての本格的な応用-その電子物性の活用-という面では,いまなお「海のものとも山のものともつかない状況にある」との認識が多数意見と思われます。
 本シンポジウムでは有機材料の半導体としての機能に着目し,その潜在的な能力を見直すために,各分野でご活躍の講師をお招きし,有機半導体デバイスの可能性と将来展望,あるいは突き崩すべき課題の整理などについて幅広く議論をしていただき,今後の研究活動の動機づけ,方向づけの一助となることを目的として企画しました。「有機は本当に物になるのか?」との疑問に対し,参加者各位が何らかの肯定的な回答を持ち帰れることを期待しています。多数のご参加をお待ちしています。
主 催 高分子学会 有機EL研究会
協 賛 (予定)日本化学会 応用物理学会
日 時 10月14日(金)10 : 00〜17 : 15
会 場 タワーホール船堀 2F「瑞雲・平安」(東京都江戸川区船堀4-1-1 TEL03-5676-2211)
交 通 都営新宿線「船堀駅」下車1分
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shisetsu/bunka/bunka1.html
プログラム
<10 : 00〜12 : 00>
  1. 有機電子デバイス研究開発の動向(阪大院工)横山正明
  2. 有機薄膜中の電子輸送現象(東工大院理工)西沢秀之
  3. 有機半導体材料とトランジスターへの応用(NHK放送技研)時任静士
<13 : 00〜17 : 15>
  1. 有機半導体デバイスのシミュレーションの可能性(山形県振興機構)小田 敦
  2. 有機レーザーの現状と可能性(信州大繊維)市川 結
  3. 発光機能を有する有機トランジスターの作動機構(千歳科技大)安達千波矢
  4. マルチフォトン素子の現状(アイメス)松本敏男
  5. 有機薄膜太陽電池の現状と展望(産総研太陽光発電)斉藤和裕
  6. 有機フレキシブルセンサーの展望(東大院工)染谷隆夫
参加要領 1) 定員200名 2) 参加費 (1)会社13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)有機EL研究会メンバー a) 会社10,500円 b) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらの申込用紙をダウンロードしてご記入の上,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を10月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会  2005年度有機ELシンポジウム係

2005年度若手社員のための高分子基礎講座

<趣旨>この「若手社員のための高分子基礎講座」は,高分子関連の業務に携わる若手研究者の方々を対象にしており,新入社員や新たにこの分野を担当される方々にも広くご参加いただけるよう企画いたしました。
 内容は「高分子はどんな用途になぜ使われているのか?」から始まり,その構造,性能,合成・製造法,成形法,評価,製品開発のポイントなどを解き明かし,学生時代に高分子を専攻されなかった方々にも理解いただけるよう構成してあります。さらに,最近のトピックスとして,電気・電子,情報・通信,バイオなどにおける高分子開発の最新動向やリスクアセスメントなども織り込まれております。第一線でご活躍中の講師の先生をお迎えし,合宿形式で講師の先生および参加者どうしの交流・人脈形成を図るのも目的のひとつです。短期間で成果の期待できる本講座に奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会関東支部
日 時 10月20日(木)13 : 00〜22日(土)12 : 30
会 場 横浜ゴム湘南セミナーハウス(平塚市袖が浜19-15 TEL0463-24-7611)
プログラム
第1日=10月20日
<12 : 30〜13 : 00>受付
<13 : 00〜18 : 00>
オリエンテーション
  1. 互学互教と「知の世界」の再構築-専門職業人によるリスクマネジメントと価値の創造-(お茶大LWWC)増田 優
  2. 高分子の物性は何によって決まるか(東工大院理工)渡辺順次
<19 : 00〜20 : 20>
  1. 高分子産業の将来とリサーチ オン リサーチ(旭化成)府川伊三郎
第2日=10月21日 <8 : 00〜12 : 20>
  1. 物性を狙っての高分子合成(クラレ)古宮行淳
  2. ポリマーアロイの基礎と応用(構造解析技術を含む)(京大院工)長谷川博一
  3. CAO技術を用いた高分子の成形加工と製品設計(住友化学)東川芳晃
<13 : 30〜18 : 20>
  1. ユーザーから見た高分子材料-スーパーポリオレフィンを例として-(トヨタ自動車)松田雅敏
  2. ポリマーバイオマテリアルの創製と機能(東大院工)石原一彦
  3. 私にとってのファンダメンタルズ(慶應大理工)小池康博
質問カード提出
<18 : 30〜21 : 00>懇談会
第3日=10月22日 <8 : 30〜12 : 30>
  1. LCD用光学補償フィルム(富士フイルム)中山 元
  2. 熱応答性磁性ナノ粒子の開発とそのバイオ領域への応用(チッソ)大西 徳幸
  3. さらなる理解のためのQ & A(運営委員・講師)
参加要領 1) 定員 35名(先着順)全員合宿(個室) 2) 参加費 52,500円(聴講費,教材費,宿泊・食費を含む) 3) 申込方法 氏名,勤務先,電話,FAXを明記の上,高分子学会関東支部あてFAXでお申込み下さい。受付後請求書をお送りしますので,お支払いは銀行振込でお願いいたします (振込先は,請求書送付の際,お知らせいたします)。5) 申込締切 9月15日(木)消印有効
申込先 [104-0042] 東京都中央区入船3-10-9 新富町東急ビル 高分子学会 関東支部 2005年度若手社員のための高分子基礎講座
TEL03-5540-3772 FAX 03-5540-3737
E-mail: kanto@spsj.or.jp

第36回 高分子錯体研究会講座

主題=ディスプレイ材料
<趣旨>液晶ディスプレイに代表されるフラットパネルディスプレイはモニター,ノート型パソコン,携帯電話,液晶TVを柱に市場を急拡大させています。近年では,省スペース省電力などのメリットから,プラズマディスプレイや有機ELディスプレイのようなさまざまな方式のものが技術開発を競っています。さらに,新材料および新構造の導入により,フレキシブルディスプレイや電子ペーパーのような従来概念を覆す新たなディスプレイも生まれつつあり,そのための材料開発が急速に展開しています。
 本講座では,新世代のディスプレイ材料として期待される新素材の合成,物性,解析・評価ならびにそれらの展開研究・将来展望について,各界の第一線で活躍されている講師陣を招いて講座を開催します。
主 催 高分子学会 高分子錯体研究会
協 賛 日本化学会 応用物理学会 触媒学会 錯体化学会 電気化学会 電子情報通信学会 日本液晶学会(予定)
日 時 10月21日(金)9 : 30〜17 : 00
会 場 上智大学 中央図書館棟 L-812会議室(千代田区紀尾井町7-1)
交 通 JR 中央線・総武線/地下鉄 丸ノ内線・南北線/四谷駅 下車 徒歩5分
講 演
<9 : 30〜11 : 35>
開会の挨拶(高分子錯体研究会運営委員長)西原 寛
  1. フルカラー電子ペーパーを目的とした有機エレクトロクロミック材料(千葉大院自然科学)小林範久
  2. 金属ナノ粒子-酸化チタン系多色フォトクロミック材料(東大生産研)立間 徹
<12 : 35〜16 : 55>
  1. 液晶/ポリマー複合膜を用いたフレキシブルフィルム液晶ディスプレイ(NHK技研)藤掛英夫
  2. 新規耐熱性発光材料としての高蛍光性含フッ素ポリイミド-高効率での三原色&白色発光-(東工大院理工)安藤慎治
  3. 高効率有機EL発光材料の開発動向(NHK技研)時任静士
  4. 有機ELディスプレイにおける材料およびデバイス開発(三洋電機)斉藤伸郎
16 : 55 閉会の挨拶(東工大資源研)神原貴樹
参加要領 1) 定員120名 2) 参加費 (1)企業13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)高分子錯体研究会メンバー(a) 企業10,500円 (b) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらの申込用紙をダウンロードして必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を11月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付いたします。
申込先 高分子学会 第36回高分子錯体研究会講座係