2010年5月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2010年5月主催行事


第9回関西若手高分子セミナー@市大

主題=「分野を越えて広がる高分子」

<趣旨>ポリマー材料は,電気・電子,光,情報,ライフサイエンス,資源・環境,エネルギー関連など様々な分野でなくてはならない材料であり,私たちの生活や生命を支えていると同時に,常に新しい材料の開発研究が進められています。今回のセミナーでは,分野の壁や垣根を越えて限りなく広がる高分子材料を巧みに扱い,研究開発の最前線でそれぞれ活躍しておられる大学や企業の方々に,材料設計・開発の最先端や研究開発の進め方などについてわかりやすく解説していただきます。多くの方々のご参加を期待しています。
主 催 高分子学会関西支部
日 時 5月12日(水)13 : 00〜16 : 50
会 場 大阪市立大学杉本キャンパス
学術総合情報センター 10階 大会議室([558-8585]大阪市住吉区杉本3-3-138)
交 通 JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」下車,東へ徒歩約5分または地下鉄御堂筋線「あびこ駅」下車,4号出口より南西へ徒歩約20分
プログラム
挨 拶 高分子学会関西支部 支部長
(阪大院工)明石 満
講 演
  1. <13 : 10〜14 : 00> 異分野融合による次世代バイオマテリアルの創製
    (阪府大ナノ科学・材料研究センター)児島千恵
  2. <14 : 00〜14 : 50>大学・海外・企業での高分子合成研究
    (日東電工 基幹技術センター)片山博之
  3. <15 : 10〜16 : 00>日本触媒における電子情報材料開発
    (日本触媒先端材料研究所)浅子佳延
  4. <16 : 00〜16 : 50>リビングラジカル重合による精密表面設計―濃厚ポリマーブラシ系の実現
    (京大化研)辻井敬亘
参加要領 1)定員120名 2)参加費無料
申込・連絡先 高分子学会関西支部
TEL 06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp


10-1超分子研究会

主題=電荷分離・輸送材料を指向した超分子デザイン

<趣旨>太陽電池などのエネルギー変換デバイスのさらなる特性向上を目指した研究は,光電荷分離界面や輸送材料の単一分子・原子レベルでの設計・構造制御へと深化し,究極の効率を引出すための反応場の設計戦略が明らかになりつつある。色素増感および有機薄膜太陽電池における電荷分離界面の大幅な増加,分離電荷の再結合抑止と輸送性向上,システム全体としての最適化などにつながる革新的材料の創出は,分子の配向制御や組織化を可能とする超分子的手法が不可欠と考えられる。今回,超分子デザインによる新分子・新材料の創製を主題として電荷分離・輸送材料に関する最先端の話題を取り上げ,各界の第一線で活躍されている講師陣を招いて研究会を開催します。
主 催 高分子学会 超分子研究会
協 賛 (予定)日本化学会,錯体化学会
日 時 5月12日(水)13 : 30〜16 : 50
会 場 早稲田大学西早稲田キャンパス(理工キャンパス)55号館S棟2F 第4会議室(東京都新宿区大久保3-4-1)
交 通 東京メトロ副都心線「西早稲田」下車 徒歩1分
プログラム
<13 : 35〜16 : 50>
  1. π共役分子による精密な連続ポテンシャル構造の構築
    (東工大資源研)今岡享稔
  2. ラジカル/イオン含有相分離膜の構築と電荷蓄積・輸送
    (早大院理工)須賀健雄
  3. 半導体ポリマー薄膜界面の自己組織化と電荷輸送
    (東大院工)但馬敬介
  4. 色素増感太陽電池における電荷輸送材の擬固体化技術
    (東大先端研)内田 聡
参加要領 1)定員70名 2)参加費 @企業 3,150円 A大学・官公庁 2,100円 B学生 1,050円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 1,050円 D超分子研究会メンバー無料 3)申込方法 学会ホームページまたは(高分子59巻2月号(2010年)119頁)に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を5月末日までにご送金下さい。参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 10-1超分子研究会係

10-1NMR研究会

主題=多変量解析とNMR―埋もれた情報を発掘する

<趣旨>NMR法は現在,化学,生物学の分野において,構造解析や分子運動解析に欠くことのできない分光法として存在しています。しかしながら,複雑な系になると観測されるピークの帰属に多大なエネルギーが割かれることも事実で,いかに効率的に帰属するかという方法論もここ10年の間に大変な進歩を遂げています。一方,数年前から複雑なピークの完全帰属は行わず,一連のスペクトル変化(化学シフト変化や強度変化)を統計的に処理し,問題解決につながる情報を取り出そうという解析手法(多変量解析)が,NMR法の分野にも浸透してきています。この多変量解析は,統計学の分野では古くから知られている手法であり,早くから近赤外分光法などには応用されていました。ここ2〜3年で,多変量解析がNMR法の分野においても,その活躍の場を飛躍的に広げる可能性を秘めていることが明らかにされつつあり,今最もホットな研究分野の一つとなっています。今回,多変量解析の基礎,NMR法へ応用するときの注意点,代謝系多変量解析の実際,高分子系への応用の注意点や現状等について討論する場を設けました。今回の研究会が,皆様の研究の発展につながる討論と交流の場として大いに活用されることを期待いたします。また,あわせてポスター発表の機会を設けました。今回から新たに“若手ポスター賞”を選考・授与しますので,奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会 NMR研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会
日 時 5月21日(金)10 : 00〜17 : 00
会 場 (独)産業技術総合研究所 臨界副都心センター 別館11階 第一会議室
(東京都江東区青海二丁目41番地6)
交 通 東京臨海新交通ゆりかもめ テレコムセンター駅下車 徒歩約4分
プログラム
<10 : 00〜11 : 30>
  1. 可視・近赤外スペクトルを用いた土壌成分値予測モデルの構築
    (東大院工)船津公人
  2. 多変量解析の前処理―より正確な定量性を求めて
    (日本女子大理)高橋征三
 P1.新規の含フッ素ポリマー/多糖ホスト―ゲスト包接化合物の調製と固体NMR法による構造解析
(東工大院理工)°小糸祐介・山田和彦・安藤慎治
 P2.13C CP/MAS法によるポリアルキルチオフェンの動的構造の解析
(東工大生命理工)°矢澤宏次・井上義夫
(物材機構)清水 禎・丹所正孝
(群馬大工)浅川直紀
 P3.固体NMR法によるポリアニリン/β-シクロデキストリン包接複合体の動的構造解析
(東工大生命理工)°長谷川裕一・井上義夫
(物材機構)清水 禎・丹所正孝
(東工大生命理工)矢澤宏次
 P4.固体19F/13C NMR法を用いたPVDF系ファイバーの結晶構造解析
(東工大工)°大橋龍二
(東工大院理工)滝上義康・山田和彦・安藤慎治
 P5.無機酸化物粉体と高分子の相互作用に関する研究
(群馬大院工)浜本彰子・上原宏樹・山延 健
(太陽誘電)都竹浩一郎
 P6.アルキル側鎖を有する全芳香族液晶性ポリエステルが形成する層状構造の磁場配向特性とNMRによる構造解析
(名工大院工)°傘 俊人・辻 梨沙・吉水広明
 P7.温度可変高速MAS中の温度分布と1H緩和挙動
(防衛大応化)°北村成史・浅野敦志・田中千香子・黒津卓三
 P8.系内に存在する気体のスピン―スピン緩和測定を用いたガラス状高分子の高次構造評価
(名工大院工)°岡澤誠裕・深澤有美子・吉水広明
 P9.半結晶性高分子におけるNMR法による気体輸送特性の評価
(名工大院)°奥村祐生・鶴永実希・吉水広明
 P10.Gelation mechanism and structure in polysaccharide gels studied by gradient NMR
(Tokyo Univ. of Marine Sci. & Tech.)°Dai Bona・Matsukawa Shingo
 P11.アルカリ金属型イオン液体のダイナミクスと物性評価
(日産アーク)°上口憲陽・高橋洋平・若松寛子・佐藤秀紀
 P12.固体NMRと統計力学計算による家蚕絹フィブロイン結晶部モデル化合物のラメラ構造に関する研究
(農工大院工)°鈴木 悠・青木昭宏・朝倉哲郎
 P13.延伸に伴うクモ牽引糸の構造変化に関する研究
(農工大院工)°佐藤佑哉・池永万希子・亀谷俊輔・朝倉哲郎
 P14.アラニンオリゴマー及び天然絹繊維の固体NMR構造解析
(農工大院工)°亀谷俊輔・山崎静夫・朝倉哲郎
 P15.細胞接着性配列を導入した絹様タンパク質モデルペプチドの13C CP/ MAS NMR構造解析
(防衛大応化)°田中千香子・浅野敦志・黒津卓三
(農工大工)朝倉哲郎
 P16.13C標識セルロースを用いたバイオマス分解因子のデータマイニング
(理研)°伊達康博・飯倉智弘・菊地 淳
 P17.主成分分析を用いたNMRメタボロミクスの臨床応用―慢性腎臓病の病態解析
(東北大薬)°藤原正子・今井 潤
(医療法人・宏人会中央クリニック)関野 宏
(東北大薬/医療法人・宏人会中央クリニック)竹内和久
(産総研)根本 直・安藤一郎
 P18.13C NMRスペクトルの多変量解析による高分岐共重合体のキャラクタリゼーション
(徳島大院STS)°平野朋広・上池亮太
(三菱レイヨン・徳島大院STS)百瀬 陽
(徳島大院STS)右手浩一
 P19.DOSYによるアクリル系共重合体のキャラクタリゼーション―組成の分子量依存性
(徳島大院STS)前田 智也・服部康佑
(三菱レイヨン・徳島大院STS)百瀬 陽
(徳島大院STS)平野朋広・°右手浩一
 P20.固体13C CPMAS NMR擬似的クロマトグラフ法
(日本電子)°西山裕介
(JEOL USA Inc.)Frey Michael H.・Mukasa Sseziwa
(日本電子)内海博明
 P21.多核固体NMR法を用いたナノファイバーの構造解析
(東工大院理工)°山田和彦・安藤慎治
 P22.ゴム中に溶解した水素のNMRによる解析
(産総研HYDROGENIUS)°藤原広匡
(九大院工・産総研HYDROGENIUS)山辺純一郎・西村 伸
 P23.酸素還元活性を有する熱分解ポリピロールの固体NMR解析
(東工大院理工)°黒木重樹
 P24.微小磁性体の磁場勾配を用いたMRI分光装置の開発と高分子への応用
(群馬大院工)川内由貴・°浅川直紀
<14 : 30〜17 : 00>
  1. 代謝物からバイオマスへの物質創製・情報発現相関解析の試み
    (理研・名大院・横浜市立大院)菊地 淳
  2. 合成高分子のNMRスペクトルへの多変量解析の応用
    (東レリサーチ)木村一雄
  3. 13C NMRスペクトルの多変量解析によるアクリル系共重合体のキャラクタリゼーション
    (三菱レイヨン・徳島大工)百瀬 陽
参加要領 1)定員100名 2)参加費 @企業 5,250円 A大学・官公庁 3,150円 B学生 2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,100円 DNMR研究会メンバー無料 3)申込方法 高分子学会ホームページまたは申込書(高分子59巻2月号(2010年)119頁)に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を5月末日までにご送金下さい。参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 10-1NMR研究会係