本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2012年8月主催行事


第3回高分子若手技術講習会 ~高分子合成とキャラクタリゼーションの実習~

<趣旨>高分子材料は、あらゆる産業分野で基幹材料として用いられており、先端的新素材、新機能材料としての高分子材料の開発はいっそう熱を帯びています。研究と技術の幅はますます広がり、生化学・物理・薬学などさまざまな分野出身の技術者が、高分子にかかわる研究開発を行っています。このような状況から、高分子を合成した経験のない技術者が増えており、重合反応やキャラクタリゼーションの基本的実験スキルを習得したいというニーズが高まっています。
高分子学会関西支部では、上記のようなニーズに応えるため、実験スキルを学ぶ講習会を実施しています。本講習は、「高分子の基礎と応用講座~わかりやすい高分子入門」講座と連動しており、実習を通して「講座」で学んだ知識をよりいっそう深めていただくことができます。
主 催 高分子学会関西支部
日 時 8月2日(木)~3日(金)9 : 30~17 : 00
会 場 大阪大学大学院工学研究科 共通学生実験棟(C6棟)
(大阪府吹田市山田丘2-1)http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/access.html
交 通 ①阪急千里線「北千里駅」下車、徒歩15分
②地下鉄御堂筋線・千里中央駅、千里中央ターミナル6番より乗車→阪急バス
「阪大本部前行」・阪大本部前下車、徒歩10分
③阪急電車京都線・茨木駅orJR東海道線・茨木駅→近鉄バス「阪大本部前行」・阪大本部前下車、徒歩10分
④大阪モノレール・阪大病院前下車、徒歩20分
プログラム
<1日目> 重合とポリマー精製(1テーマを選択)
 実験(1)メタクリル酸メチルのラジカル溶液重合
 実験(2)酢酸ビニルの懸濁重合
 実験(3)開環重合によるポリ乳酸の合成

<2日目> ポリマーのキャラクタリゼーション
 実験(4)分子量と分子量分布の決定(GPC)
 実験(5)ガラス転移温度の決定(DSC)
 実験(6)化学構造の同定(1H-NMR)

1日目の重合実験は選択方式とします。第1希望と第2希望の実験番号を(1)~(3)より選択し、申し込み時に記載してください。
参加要領 1)定員20名(学生の方はご遠慮ください。) 2)参加費(*いずれもテキスト1部代を含む。) ①「高分子の基礎と応用講座」受講者40,000円 ②「同講座」非受講者50,000円 3)申込方法 氏名、所属、連絡先と、重合実験の第1希望と第2希望を申し込み用紙に記入の上、7月17日(火)までにお申込ください。
申込先 高分子学会 関西支部
TEL 06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/kansai/index.html
【持ち物と服装】実験衣または白衣をご持参ください。必ず運動靴または安全靴を着用してください。更衣室を準備しますが、クールビズにご協力ください。筆記用具、計算機をご持参ください。保護メガネ、簡易マスク、ゴム手袋等の保護具を準備しますが、お持ちの方はご持参ください。


第1回高分子学会グリーンケミストリー研究会シンポジウム

<研究発表募集>

<趣旨>高分子の原料である石油など化石資源の枯渇が避けられない状況のなかで、再生可能な資源(バイオマス)を石油に変わる高分子の原料や高分子材料に変換する技術の開発が活発になっています。一方、高分子は体積において世界最大の生産量を誇っていますが、材料として利用された後、その大部分が廃棄されています。しかし、これまで、その廃棄高分子を原料に戻す従来型のフィードストック(ケミカル)リサイクルは、コスト高に加え、生成するケミカルズの付加価値が低いため、大きな産業に発展しておらず、プラスチック廃棄物全体の数%程度で寄与しているだけでした。
現在、石油やバイオマスを原料とした廃棄高分子を新たな資源と位置づけた高度な資源循環システムの構築が求められています。本シンポジウムでは、廃棄物・資源循環学会 リサイクルシステム技術研究部会で行われた「容リ法プラ・シュレッダーダストプラのリサイクル(平成23年3月16日)」に続いて、関連分野の研究技術者が一同に会し、下記の細目内容を中心に次世代のプラスチックの資源循環システムを支える最新の化学と技術について幅広く討論する場を提供いたします。
是非、この分野で活発な研究を展開されている研究技術者、学生の方々に最新の研究成果を発表し、討論に参加していただきますようお願い申し上げます。
主 催 高分子学会 グリーンケミストリー研究会
協 賛 (予定) 日本化学連合会 日本化学会 触媒学会 グリーンケミストリー研究会 新化学技術推進協会 プラスチックリサイクル化学研究会 化学工学会超臨界流体部会 日本電磁波エネルギー応用学会 廃棄物・資源循環学会リサイクルシステム・技術研究部会 日本エネルギー学会リサイクル部会
会 期 8月23日(木)、24日(金)
会 場 日本大学理工学部駿河台校舎1号館6階CSTホール 千代田区神田駿河台1-8-14
プログラム(予定 講師交渉中)
8月23日(木)
<10 : 00~12 : 00> ポスター発表
<13 : 00~17 : 00>招待講演2件(40分/件)、一般発表
  1. グリーンケミストリーのめざすもの-Positive GC/GSCの提案
    (東京名誉)御園生 誠
  2. グリーンサステイナブル化学原料-再生可能資源(バイオマス)の利用
    (三菱化学科技研セ)瀬戸山 亨
<17 : 15~19 : 15>ポスター賞表彰・懇親会

8月24日(金)
<10 : 00~17 : 00>招待講演1件(40分/件)、一般発表
  1. グリーン化学製品-循環型炭素資源としてのプラスチック
    (生産開発研・京工繊大名誉)奥 彬
発表募集・テーマ・分野 プラスチックの資源循環のための基礎(合成、構造、物性、分解)および応用に関する研究。次の分野についてはとくに重点をおく。
(1)精密重合と精密解重合との有機的連携
(2)超条件による解重合の制御
(3)ケミカルリサイクル性高分子の分子設計
(4)バイオマス由来材料の可能性と資源循環
(5)回収材料の高性能・高機能材料への変換技術
参加者が広い分野にわたるため、研究の背景・成果をできるだけわかりやすく発表してください。既発表を含んでも結構です。
発表形式・発表時間 今回は学生のポスター発表を設けます。なお、一般発表の応募件数が割り当て件数を超えた場合,ポスターに移動していただくことがありますので、あらかじめご了承ください。奮ってお申し込みください。
1.学生ポスター発表(20件程度)
形式:ポスター
参加資格:学部および大学院に在籍する者。指導教員の推薦が必要。
ただし、所属研究室から2名以下に限ります。23日にポスター発表を行っていただきます。
運営委員らによる質疑応答を基にした採点を集計して優秀発表者については8月23日に行う懇親会にて表彰します。(応募者は原則必ず懇親会に出席してください)
2.一般発表
形式:口頭発表(時間25分:発表15分、討論10分)
口頭発表は液晶プロジェクターを使用します。
研究発表申込期間(締切) 4月23日(月)
発表申込方法 http://www.spsj.or.jp/entry/の「第1回グリーンケミストリー研究会シンポジウム(発表募集)」よりお申込みください。なお、以下の情報が必要になります。
(1)発表種目(学生ポスター賞)1研究室で複数件の申込みをされる場合は、優先順位をつけて通信欄に記載してください。 (2)研究発表題目(既発表可)
(3)所属・研究者名(発表者に○印) (4)勤務先 (5)連絡先(住所・電話・E-mail) (6)発表者の高分子学会グリーンケミストリー研究会メンバーの有無。
なお、研究発表の採否およびプログラム編成は運営委員会にご一任ください。※申込完了時に受理通知が届きます。届かない場合は下記問合先まで電話にてお問い合わせください。
参加者は全員参加登録制です。参加要領は7月号に掲載します。
予稿原稿形式および締切 7月11日(水)/原稿枚数:A4判2枚
参加登録・参加費 ①企業・大学・官公庁7,350円 ②学生3,150円 ③高分子学会名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員3,150円 ④高分子グリーンケミストリー研究会メンバー5,250円 懇親会(8月23日)参加費 一般4,000円、学生2,000円
予稿原稿提出先 [104-0042]東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル
(社)高分子学会 第1回高分子学会グリーンケミストリー研究会シンポジウム係
TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737