本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2012年7月主催行事


第30回高分子表面研究会講座

主題=~高分子表面の分光分析~

<趣旨>高分子材料における表面物性は、それが置かれた環境や、接触する対象物(すなわち界面)によってさまざまに変化するため、高分子表面を正しく評価し、理解することは、材料開発においてもきわめて重要です。本講座では、高分子表面の分光分析に焦点を当て、振動分光(赤外、ラマン、SFG)、X線分光、電子分光等について、当該分野の第一線でご活躍の6名の講師の方々を、産・官・学からお迎えし、分子配向や表面・界面偏析など、表面・界面のキャラクタリゼーションについてわかりやすく解説いただくとともに、最近の研究成果や技術動向についてのご講演をいただきます。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子表面研究会
協 賛 (予定) 日本表面科学会 日本分析化学会 日本化学会
日 時 7月6日(金)10 : 25~16 : 45
会 場 東京理科大学 森戸記念館第1フォーラム
交 通 JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩10分、都営地下鉄 牛込神楽坂駅 徒歩5分、地下鉄 神楽坂駅 徒歩5分
プログラム
<10 : 25~10 : 30>開会の挨拶

<10 : 30~11 : 20>
  1. 「高分子表面・界面をいかに捉えるか」
    (神戸大)西野 孝
<11 : 20~12 : 10>
  1. 「赤外反射分光法による高分子表面構造解析」
    (京大)長谷川 健
<13 : 10~14 : 00>
  1. 「ラマン分光法による分子配向解析の基礎と応用」
    (富士フイルム)高橋洋平
<14 : 00~14 : 50>
  1. 「和周波発生分光を用いた高分子表面・界面分析」
    (産総研)宮前孝行
<15 : 00~15 : 50>
  1. 「放射光X線分光法による高分子材料の解析」
    (住友ゴム工業)岸本浩通
<15 : 50~16 : 40>
  1. 「Arクラスタービームを用いた表面、界面のXPS」
    (アルバック ファイ)眞田則明
<16 : 40~16 : 45>閉会の挨拶
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業13,500円 ②大学・官公庁5,250円 ③学生2,100円④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員3,150円 ⑤高分子表面研究会メンバー a)企業10,500円 b)大学・官公庁4,200円 3)申込方法 高分子学会ホームページまたは申込用紙(376頁)に記入し、FAXまたは郵便にて送付の上、参加費を7月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)を順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 第30回高分子表面研究会講座係


12-2精密ネットワークポリマー研究会[見学会]

<趣旨>今回、当研究会では三菱ガス化学株式会社の東京テクノパークを見学します。
三菱ガス化学は、“独自技術によるユニークな製品の提供”をモットーに、化学技術に基づいた製品やサービスを幅広い領域に生み出しています。東京テクノパークは、機能化学品カンパニー東京研究所、MGC分析センター、特殊機能材カンパニー電子材料研究開発センター、脱酸素剤技術センターを擁する基礎研究、製品開発を担う研究開発拠点です。
関心のある方は奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会 精密ネットワークポリマー研究会
日 時 7月6日(金)13 : 00~17 : 00
会 場 三菱ガス化学㈱ 東京テクノパーク(東京都葛飾区新宿6-1-1)
交 通 JR金町駅(北口)から徒歩15分
プログラム
<13 : 00~13 : 30>
 三菱ガス化学および研究体制の紹介
(研究推進部 研究推進グループ)紫垣保信

<13 : 30~15 : 00>
 三菱ガス化学の研究開発の紹介
 ・高屈折レンズモノマー材料の開発
(東京研究所)竹内基晴
 ・BTレジン銅張積層板の開発
(特殊機能材カンパニー)染谷昌男
 ・鉄系脱酸素フィルムオーマック®の紹介
(特殊機能材カンパニー)新見健一

<15 : 10~16 : 00>外部講演
 ・CO2、CS2を原料とする新しいネットワークポリマーについて
(山形大院理工)°落合文吾
(近畿大分子研)遠藤 剛
<16 : 00~17 : 00>三菱ガス化分析センター見学
参加要領 1)定員30名 2)参加申込締切日 6月15日(金) 3)参加費無料 4)参加資格 精密ネットワークポリマー研究会メンバー 5)申込方法 高分子学会ホームページよりお申込ください。 6)その他 精密ネットワークポリマー研究会メンバーでない方で参加を希望される方は、精密ネットワークポリマー研究会ホームページから入会手続き後、上記5)よりお申込みください。
※参加申込備考欄に「入会申込申請中」と記載してください。
申込先 高分子学会 12-2精密ネットワークポリマー研究会係


12-1高分子学会講演会

主題=より速く、より高く、より強く -アスリートを支える高分子材料-

<趣旨>この夏、世界のアスリートたちがロンドンに集います。世界で戦い、記録と極限に挑むアスリートたちは、その身体能力を最大限に発揮し、競い、勝利し、そして記録を超えるため、それぞれの競技に最適化された用具に支えられ、守られています。世界記録の大幅な更新の陰には、少なからず最先端材料・最先端技術のシルエットがのぞいています。アスリートを支える用具・材料の開発を進める技術者・研究者をお招きし、その材料設計思想や方法論などを含めてお話を伺います。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定) 日本化学会 日本ゴム協会 合成ゴム協会 合成樹脂工業協会 日本複合材料学会 繊維学会
日 時 7月12日(木)10 : 10~17 : 20
会 場 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/index.html
プログラム
<10 : 10~10 : 20>
  1. 挨拶
    高分子学会行事委員
<10 : 20~11 : 10>
  1. スポーツ用具への高分子材料適用がもたらした成果
    (日本文理大学)宇治橋貞幸
    現在のスポーツ用具のほとんどはプラスチック製となっている。その結果、スポーツのパフォーマンスは大きく向上した。本講演では、各用具がプラスチック化している現状を具体的に概観し、その結果スポーツの記録などがどのように変遷してきたかについて解説する。
<11 : 10~12 : 00>
  1. スポーツシューズに求められる高分子材料の特性・機能
    (アシックス)原野健一
    スポーツシューズに求められる軽量性、クッション性、耐久性などの機能特性について、ランニングシューズを中心に、高分子材料が機能性向上に重要な役割を果たしている点について解説する。
<12 : 00~12 : 50>
  1. より速く、より強く、より安全に!
    (山本化学工業)山本富造
    地球上の生物の進化によるさまざまな機能などで高分子の独立気泡構造の合成ゴムで実用化した実例やネイチャーテクノロジーの実施状況などから各種スポーツへの応用。医学、放射線遮蔽など新分野へのチャレンジの秘話。
<13 : 50~14 : 40>
  1. バンドウイルカ「フジ」の人工尾びれの開発
    (ブリヂストンフローテック)加藤信吾
    ひょんなきっかけから、病気で尾ひれの大半を失ったイルカの人工尾びれを開発するという事になりました。途中何度も挫折しそうになりながらも素晴しいチームワークで乗り切り、大ジャンプが可能な人工尾びれの開発に成功しました。
<14 : 40~15 : 30>
  1. 繊維素材を用いた人間科学的ものづくり
    (ワコール)山田隆登
    ワコール人間科学研究所は1964年の設立から毎年約1,000人の女性の人体計測を行い、これまでに延べ40,000人以上のデータを収集してきました。これらの実測データから発見した知識を元にお客様のニーズに応えるものづくりを行っています。研究所の歴史や研究活動を紹介させて頂いたあと、弊社における人間科学的なものづくりについて「スポーツタイツ」「柔流」といった具体的な商品開発事例を通して説明します。
<15 : 40~16 : 30>
  1. スポーツ用ボールの開発とその応用
    (ミカサ)小川龍太郎
    スポーツ用ボールの開発や製造方法について説明します。また、ボールを応用したグッズ開発や、スポーツ用品の開発についてお話しします。
<16 : 30~17 : 20>
  1. ゴルフボールの性能を支える高分子材料
    (ダンロップスポーツ)多羅尾俊之
    より遠くへ、正確に飛ばすというユーザーの願望を満たすため、ゴルフボールの開発競争は飛びを規制した規格の中で激しさを増し、1ヤードでもより遠くへ飛ぶために改良がなされている。今回は、ゴルフボールに使用されている材料を中心に、その変遷および最近の開発の方向性について述べる。
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業10,500円 ②大学・官公庁5,250円 ③学生1,050円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員2,100円 ⑤年会費制会員※の団体からのご参加は何名様でも割引料金となります。(※グループ・関係会社除く。詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。) a)企業8,400円 b)大学・官公庁4,200円 3)申込方法 学会ホームページまたは申込用紙(376頁)にご記入の上、FAXまたは郵送にて送付ください。参加証、請求書を随時送付いたしますので、請求書到着後、7月末日までに参加費をご送金ください。
申込先 高分子学会 12-1高分子学会講演会係


第78回高分子若手研究会[関西]

主題=有用材料創出のための高分子合成技術

<趣旨>新しい高分子材料を創製するにあたって、原料、手法、製品などのターゲットを明確とした高分子合成の戦略を立てることは重要です。今回、高分子若手研究会[関西]ではさまざまなキーワードから有用材料創出のための高分子合成技術について最前線の研究者を講師としてお招きし御講演願います。産・官・学の若手研究者・学生間の活発な討論と交流の場として、皆様の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会関西地区若手研究会
共 催 高分子学会 高分子学会関西支部
会 期 7月28日(土)、29日(日)
会 場 六甲山YMCA
[657-0101]兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲875
http://www.osakaymca.jp/rokko/
交 通 阪急「六甲」駅山側 登山バス乗り場から六甲山頂記念碑台行き(阪急バス)または麻耶ロープウェイ山上駅行き・六甲ケーブル山上駅行き(神戸市バス)にて、「丁字ヶ辻」下車(所要時間21分)すぐ。あるいは、阪急「六甲」駅からタクシー約20分、JR「六甲道」駅からタクシー約25分、JR「新神戸」駅からタクシー約35分。
プログラム
7月28日(土)
<13 : 20~13 : 30>開会の辞
<13 : 30~17 : 00>講演(質問含み、各50分)
  1. 13 : 30~14 : 20
    「エポキシドと二酸化炭素との交互共重合:金属錯体の精密設計に基づく新規重合触媒の開発」
    (東大)中野幸司
  2. 14 : 20~15 : 10
    「ラジカル重合によるポリマー材料設計:反応が先? それとも材料が先?」
    (大阪市立大)松本章一
  3. 15 : 20~16 : 10
    「世界の水問題解決に貢献する高分子分離膜」
    (東レ)辺見昌弘
  4. 16 : 10~17 : 00
    「無触媒Click反応による効率的な高分子の変換、修飾、架橋」
    (東工大)高田十志和
<17 : 00~>夕食&懇親会(バーベキューパーティー)
<20 : 00~>フリーディスカッション

7月29日(日)
<9 : 30~11 : 10>講演
  1. 9 : 30~10 : 20
    「細胞要素を組み込んだポリマーバイオマテリアルの設計」
    (関西大)岩崎泰彦
  2. 10 : 20~11 : 10
    「バイオベース素材の分子・材料設計:ポリ乳酸の開発を中心に」
    (京工繊大)木村良晴
<11 : 10~11 : 30>第79回高分子若手研究会案内および閉会の辞
参加要領 1)定員約100名 2)参加費 ①一般4,000円 ②大学・官公庁3,000円 ③学生2,000円 3)懇親会費2,500円 4)宿泊費4,400円 5)申込方法 氏名、所属、連絡先、懇親会・宿泊希望の有無を明記の上、E-mailにてお申込みください。
申込・連絡先 大阪大学大学院工学研究科 網代広治
TEL 06-6879-7357
E-mail: ajiro@chem.eng.osaka-u.ac.jp