本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2017年9月主催行事


17-3ポリマーフロンティア21

主題=空孔・空隙が創り出す材料の物性と機能 ~新しい機能性高分子材料の開拓に向けて~

<趣旨> 材料は空孔・空隙をもつことにより、物質本来の性質に加え、ユニークな物性と機能が備わります。高分子材料も例外ではなく、空孔・空隙がもたらす高い比表面積や表面・界面構造に裏付けされた特異な化学的、物理的性質によって、物性機能の多様性に拡がりが生まれます。本講演会は、幅広い素材の空孔・空隙材料を本質から学ぶことで新しい機能性高分子材料の開拓を考える機会として設けました。空孔・空隙材料の創製から物性機能、分析技術に至るまで、最前線で活躍されている研究者に新たな用途展開を見据えた課題と展望についてご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 応用物理学会他
会 期 9月5日(火)
会 場 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール
(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
プログラム
<10:20~11:10>
1.テーラーメイド型ナノ空間設計による新しい高分子材料創製
(京都大学)植村卓史
金属イオンと有機配位子からなる多孔性金属錯体は、そのナノ空間のサイズ、形状、表面状態を合理的に設計可能であることから、高分子合成や集積の場として利用することで、得られる高分子の一次構造(立体規則性、反応位置など)や集積状態(配向化、アロイ化など)を精密に制御できる。このような機能性ナノ空間を用いた新しい高分子化学について、演者の研究を中心に解説する。
<11:10~12:00>
2.高分子分離膜の種類と特徴~空孔の形成と解析、水処理への応用を中心に~
(東レ)辺見昌弘
高分子分離膜は、人工透析や水処理、リチウムイオン電池の隔膜等に広く使われている。本講演では、用途に合わせた素材選択、空孔形成法、空孔解析法、さらに、水処理分野への応用、最新の研究例を紹介する。
<12:00~12:20>
-名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場-
<13:20~14:10>
3.汎用高分子の相分離を用いる高分子メソ多孔体の創製
(物質・材料研究機構)佐光貞樹
汎用高分子の多孔化技術は高付加価値製品の作製法として工業的に利用されている。本発表では、急速凍結ナノ結晶化法という新しい相分離技術と、それによって実現される汎用高分子メソ多孔体の特性と機能を紹介する。
<14:10~15:00>
4.陽電子消滅寿命法による高分子の自由体積空隙サイズ解析と高分子材料の劣化評価
(産業技術総合研究所)萩原英昭
高分子材料の陽電子消滅寿命測定では、非晶中の自由体積空隙サイズを解析できることから、非晶構造と密接に関係する物性の起源を探る手法として有用である。本講演では、陽電子消滅寿命法の基礎について述べた後、高分子材料の劣化評価に活用した事例等を紹介する。
<15:00~15:20>
-名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場-
<15:20~16:10>
5.セルロースナノファイバー(CNF)不織布の空孔・空隙が織りなす物性機能と適性用途開拓
(旭化成)小野博文
セルロースナノファイバーのネットワークからなる多孔質不織布シートを開発した。繊維径などによる孔径や空孔率制御、耐水化付与の技術により、膜や複合材料用芯材としての展開を模索している。
<16:10~17:00>
6.ナノインプリント技術を用いた透明超撥水フィルムの開発
(綜研化学)目黒 晃
ナノインプリント技術はナノ形状を有する金型から転写樹脂へ賦形する技術である。本技術を応用したハスの葉の微細形状を模倣したナノ形状形成と表面自由エネルギーの制御による超撥水性を有するフィルムの開発事例について紹介する。
<17:00~17:20>
-名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場-
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 21,600円 ②大学・官公庁 10,800円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 3,240円 年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。a)会社 17,280円 b)大学・官公庁 8,640円 ※詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/からお申込みください。
申込先 高分子学会 17-3ポリマーフロンティア21係


32nd Summer University in Hokkaido

主題=精密な高分子技術で拓く生命科学

<趣旨> 本会は毎回テーマを定めて最先端の高分子科学の基礎から応用を学ぶことを目的としております。今回は、主題である「精密な高分子技術で拓く生命科学」に対して、産・学から講師をお招きし、精密な高分子技術・材料・解析を基盤として、生命科学の新たな側面に迫るようなご講演をお願いしております。幅広い分野の方々の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会北海道支部
会 期 9月8日(金)
会 場 登別万世閣(北海道登別市登別温泉町)
交 通 JR登別駅よりバス20分程度。北海道大学より送迎バスあり(要事前予約、人数に限りがあります)
プログラム
<13:20~15:50>
1)偏光蛍光相関分光法による高分子ゲルと生細胞の比較測定
(北海道大学大学院先端生命科学研究院)金城政孝
2)高分子技術を起点としたライフサイエンス分野への取り組み
(JSRライフサイエンス)宮本秀俊
3)単分散PEGを利用した機能性交互両親媒性分子の開拓
(東京工業大学生命理工学院)金原 数
<19:30~21:30>懇親会
参加要領 2017年度北海道高分子若手研究会と続けて開催いたしますので、同時申込とさせていただきます。一方のみの申込はできません。(お申し込みは2017年度北海道高分子若手研究会の参加要領をご覧ください)
申込先 URL:http://www2.spsj.or.jp/hokkaido/event-01/
連絡先 北海道大学大学院先端生命科学研究院 谷口 透
TEL 011-706-9048
E-mail: polyhoku@sci.hokudai.ac.jp


2017年度北海道高分子若手研究会

主題=秩序を生み出す高分子

<趣旨> 本会は高分子科学の研究者を対象に1泊2日の合宿形式で行っており、若手研究者の講演と討論を通じて高分子科学の理解を深めるとともに、参加者との交流を通じた人的ネットワーク形成を目的としています。また、学生・院生を主体としたポスターセッションも予定しており、優秀な発表に対してはポスター賞を授与いたします。
主 催 高分子学会北海道支部、北海道高分子若手研究会
会 期 9月8日(金),9日(土)
会 場 登別万世閣(北海道登別市登別温泉町)
交 通 JR登別駅よりバス20分程度。北海道大学より送迎バスあり(要事前予約、人数に限りがあります)
プログラム
9月8日(金)
<19:30~21:30>
ポスター発表 兼 懇親会
9月9日(土)
<8:45~11:15>講演会
1)生体融合型ゲル-バイオセラミックス複合マテリアルの創製
(北海道大学大学院先端生命科学研究院)野々山貴行
2)希土類配位高分子の物質設計とその光機能
(北海道大学大学院工学研究院)中西貴之
3)自己秩序的に動き続ける分子集合体の創出-散逸性とその機能
(北海道大学大学院理学研究院)景山義之
参加要領 32nd Summer University in Hokkaido(9月8日13:20より同じ会場で開催予定)と続けて開催いたしますので、同時申込とさせていただきます。一方のみの申込はできません。1)定員 120名程度 2)参加費 一般(正会員)14,000円、一般(非会員)17,000円、学生8,000円(宿泊費(2食付き)、懇親会費(一般 2,000円, 学生 1,000円)を含む) 3)北海道大学より往復無料送迎バスあり(要予約・先着順) 4)申込方法 支部HP掲載の参加申込書に、必要事項を記入し、E-mailに添付してお申し込みください(件名に「サマユニ若手会申し込み」を含めてください)。ポスター発表希望時は、支部HP掲載のポスター発表申込用紙も同時にご提出ください。 5)参加およびポスター発表申込締切 8月4日(金)
申込・連絡先 北海道大学大学院理学研究院 小門憲太
TEL 011-706-3474
E-mail: kokado@sci.hokudai.ac.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/hokkaido/event-02/


17-1バイオ・高分子研究会

主題=生命を操るバイオ高分子設計

<趣旨> 生命科学における高分子化学の役割は、「生命現象を理解する」だけでなく、「生命現象を人工的に操作する」高分子を開拓することになりつつあります。そのような生命現象を操作する高分子を設計・合成することで、リポソームや細胞の動的挙動の制御、遺伝子発現制御、酵素のカスケード反応システムの構築、アミロイド線維などのペプチド集合体の制御などが可能となってきています。今回のバイオ・高分子研究会では、このような生命現象を人工的に操作する新たなバイオ高分子システムを創製されている先生方に最新の研究成果をご講演いただきます。今後の展望・方向性についてもご講演いただき、“生命を操るバイオ高分子設計”について皆様と議論できればと思います。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 バイオ・高分子研究会
共 催 高分子学会 中国四国支部
会 期 9月22日(金),23日(土)
会 場 道後温泉 ホテル椿館([790-0836]愛媛県松山市道後鷺谷町5-32)
TEL 089-945-1000
URL:http://www.tsubakikan.co.jp/
交 通 伊予鉄道 市内電車 道後温泉駅下車 徒歩8分 駐車場有り(100台)1泊500円
(※現地集合、解散の予定です)
プログラム
第1日 9月22日(金)
<19:00~>意見交換会
第2日 9月23日(土)
<8:50~9:35>
1.アメーバ型分子ロボットの構築
(東北大学大学院工学研究院)野村慎一郎
<9:35~10:20>
2.酵素触媒架橋反応による複合バイオ材料の設計と応用
(九州大学大学院工学研究院)神谷典穂
<10:40~11:25>
3.ナノ粒子の表面設計による高感度バイオ分検出
(愛媛大学大学院理工学研究院)座古 保
<11:25~12:10>
4.細胞内デリバーペプチドの膜と相互作用
(京都大学化学研究所)二木史朗
参加要領 1)定員70名 2)参加費(税込・振込) ①企業 5,400円 ②大学・官公庁 3,240円 ③学生 2,160円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 ⑤バイオ・高分子研究会メンバー 無料 3)宿泊費(1泊2食付・当日支払い)19,000円、学生 16,000円 意見交換会は研究会の前日に開催しますので、できるだけ9月22日からご参加ください。なお、9月18日以降はキャンセル料が発生します。 4)申し込み方法 高分子学会ホームページ(http://www.spsj.or.jp/entry/)からお申込みの上、参加費のみをご送金ください。宿泊費は当日徴収いたします。プログラムは変更になることがございます。最新情報はHPでご確認ください。 5)申込締切 8月18日(金) 6)参加費振込先 銀行振込<三菱東京UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会>振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。銀行・郵便振替の領収書をもちまして本会からの領収書にかえさせていただきます。
連絡先 連絡先 鳥取大学大学院工学研究科 
松浦和則
TEL 0857-31-5262
E-mail: ma2ra-k@chem.tottori-u.ac.jp


ゲルワークショップ イン 松山

主題=高分子ゲル研究の未来

<趣旨> 1986年に設立した高分子ゲル研究会は、今年で発足31周年になります。高分子ゲルの基礎研究および応用研究は、日本が牽引する研究の一つであり、高分子ゲル研究会も研究の発展に大いに貢献してきました。今回のゲルワークショップでは、総勢13名の講師を迎え、研究会の30年のながれを振り返り、今後のさらなる発展について議論する場にしたいと思います。高分子ゲルの研究における未来のリーダーが生まれるきっかけになることを期待しています。
主 催 高分子学会高分子ゲル研究会
会 期 9月22日(金)~24日(日)
会 場 (予定) にぎたつ会館([790-0858]愛媛県松山市道後姫塚118-2、TEL 089-941-3939)
http://www.islands.ne.jp/nigitatsu/
交 通 道後温泉駅[出口]から徒歩約5分
宿 泊 (予定) メルパルク松山
([790-0858]愛媛県松山市道後姫塚123-2、TEL 089-945-6411)
http://www.mielparque.jp/matsuyama/
プログラム
第1日:9月22日(金)
<17:00~17:40>
1)高分子ゲルの基礎と応用(入門編)~ワンポイントシリーズ「高分子ゲル」の行間を読む
(関西大)宮田隆志
<19:00~21:00>ポスターセッション
第2日:9月23日(土)
<9:00~11:50>
2)環動性架橋を施したソフトマテリアル
(東大)伊藤耕三
3)レドックスインジェクタブルゲルの設計と評価
(筑波大)長崎幸夫
4)二軸伸長挙動からみたゲル・エラストマーの力学
(京都工繊大)浦山健治
5)生体分子モーターを用いた動的自己組織化研究とその活用法について
(北大)角五 彰
<14:00~16:50>
6)精密ラジカル重合を活用した高分子ゲルの構造設計
(滋賀県大)伊田翔平
7)ハイドロゲルの設計・制御による医療材料の創製
(東大)酒井崇匡
8)ソフト微粒子の界面現象
(信州大)鈴木大介
9)イオン液体を含むソフトマテリアル
(横浜国大)渡邉正義
<19:00~21:00>情報交換会
第3日:9月24日(日)
<9:00~11:50>
10)可逆的な結合を駆使した超分子材料の機能創製
(阪大)高島義徳
11)ブロック共重合体超分子ソフトマテリアル
(名大)野呂篤史
12)強磁場下で作る異方的ソフトマテリアル―コロイドからヒドロゲル、エアロゲルまで―
(理研)石田康博
13)タンパク質を模倣したナノゲルの機能設計
(九大)星野 友
<12:00>解散
参加要領 1)定員50名 2)参加費 ①企業 16,200円 ②大学・官公庁 7,560円 ③学生 3,240円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,240円 ⑤高分子ゲル研究会メンバー 無料 3)宿泊費(2泊2朝食、2日目情報交換会) ①企業・大学・官公庁 26,000円 ②学生 23,000円 4)申込締切 8月10日(木) 5)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。参加費・宿泊費は9月末日までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付いたします。9月上旬に、参加証、請求書(希望者のみ)を送付いたします。開催当日のお支払いはできません。お振込みをお願いいたします。
連絡先 高分子学会 高分子ゲル研究会係