本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2017年12月主催行事


17-2NMR研究会

主題=食品及び生体高分子素材研究へのNMRの活用

<趣旨> 多糖やタンパク質、ポリ核酸など多くの生体高分子は特異な分子間相互作用を示すため、その特徴を活かした高機能・高性能な材料が幅広く開発されています。たとえば、カニ殻から抽出されるキチン・キトサンの強固な分子間力を利用した凝集体や、サケ白子由来のDNAのイオンや低分子との相互作用を利用した吸着剤などが検討されています。また食品産業においては、かねてからタンパク質や多糖類のもつ高分子間相互作用による凝集を利用してかまぼこ、コンニャクなどの加工食品が製造されてきました。さらに近年は高安全性を有する添加剤としての利用も広がりつつあります。これら生体高分子を活用した研究開発を成功させるためには、凝集機構と構造および高分子の運動性の解明が必要であり、NMRを用いたアプローチが有力な手段となります。今回の17-2研究会では、食品や生体高分子素材の研究にNMRを活用されている先生方にご講演いただきます。本研究分野の開発に携わっている方々は勿論のこと、分野を問わずNMRの活用方法に興味をおもちの方々に多数お集まりいただき、NMR法がこの分野においてどのように飛躍してきているのか、活発な討論を行いたいと思います。また、酵素の構造や機能性発現機構の研究にNMRを活用されている研究者の方々にも、普段とは違った観点からのNMRの活用を紹介します。奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会NMR研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会
会 期 12月1日(金)
会 場 東京海洋大学・楽水会館(品川キャンパス、東京都港区港南4-5-7)
交 通 JR線・京浜急行線 品川駅港南口(東口)から徒歩約10分/東京モノレール天王洲アイル駅・りんかい線天王洲アイル駅から「ふれあい橋」を渡り約15分
プログラム
<10:20~11:20>
1.多糖類の相互作用解析におけるNMR
(東京電機大理工)武政 誠
<12:30~16:30>
2.食品の研究開発におけるNMRの活用
(味の素)山口秀幸
3.シルク新素材開発における固体NMRの活用
(農研機構食総研)亀田恒徳
4.弾性生体高分子エラスチンの固体NMR構造解析
(Univ. of Hawaii at Manoa)大郷耕輔
参加要領 1)定員100名 2)参加費(税込) ①企業 5,400円 ②大学・官公庁 3,240円 ③学生 2,160円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 ⑤NMR研究会メンバー 無料 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。参加費は12月末までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付します。当日のお支払いはご遠慮ください。
連絡先 高分子学会 NMR研究会係


高分子学会北陸支部福井地区講演会

<趣旨> 北陸支部福井地区では年1回の講演会を開催し、高分子の各分野を中心に御活躍されている先生をお招きして福井地区の学生をはじめ、広く高分子に携わる研究者を対象に講演していただいています。若手研究者が最先端の研究に触れて討論し、講師の先生や参加者同志の交流を図るよい機会です。今年の講演会では、結晶性高分子のゲルについて、そして、高次構造の制御について研究を先導されている二人の先生をお招きします。多くの方のご参加を歓迎します。
主 催 高分子学会北陸支部
会 期 12月1日(金)
会 場

福井大学(文京キャンパス)工学部1号館131L教室(福井市文京3-9-1)

交 通

JR福井駅からえちぜん鉄道「福大前西福井」下車 徒歩3分

プログラム
講演会
<13:30~14:30>
1.高分子ゲル中の束縛溶媒はどこにある?~溶媒の凝集サイズとモルフォロジー~
(龍谷大学理工学物質化学科)中沖隆彦
一般に結晶性高分子のゲルでは架橋点では結晶が形成し、非晶鎖の中に溶媒が取り込まれている。架橋点の分子構造については比較的多くの研究報告があるが、溶媒に関するものはきわめて少ない。溶媒はゲル中では自由溶媒、束縛溶媒、不凍溶媒などに分類されることが多いが、その所在については明確でないことが多い。本報告では代表的なハイドロゲルであるポリビニルアルコールとオルガノゲルを形成する立体規則性ポリプロピレン中の溶媒について、凍結溶媒の凝集サイズの観点から解析を行いモルフォロジーとの関係を検討した結果を報告する。
<14:30~15:30>
2.白金含有共役高分子の合成と構造制御
(関西大学化学生命工学部)三田文雄
フェロセンが世界初の合成遷移金属錯体として報告されて以来、遷移金属錯体の化学は目覚ましい進展を遂げてきた。遷移金属錯体は、水素化反応やカップリング反応などの触媒として、学術的のみならず工業的にも広く活用されているほか、合成高分子の構成成分としても研究されている。本講演では、遷移金属を構成成分にもつ代表的な高分子を紹介し、筆者らが展開している、主鎖に白金を有するポリフェニレンエチニレンの合成と、主鎖芳香族基および配位子が折り畳みらせん構造や会合構造の形成、物性に及ぼす影響ならびに配位子交換による高次構造制御について述べる。
<15:30~16:30頃>交流会
講師の先生へ自由に質問する時間です。
 
参加要領 1)参加費 無料 2)申込方法 当日会場にて受け付けます。
申込・連絡先 福井大学大学院工学研究科 材料開発工学専攻 田中 穣
TEL 0776-27-8974
E-mail: tanaka@matse.u-fukui.ac.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/hokuriku/?p=684


第162回東海高分子研究会講演会

主題=高機能化を目指した高分子構造の設計

<趣旨> 東海高分子研究会では、東海地区の学生や大学・企業で高分子に携わる研究者を対象に、年間で4回の講演会を開催しております。本年度の最後の講演会は「高機能化を目指した高分子構造の設計」と題して、当分野でご活躍されているお三方の先生に、最新の研究成果についてご講演していただきます。高分子の精密合成法を駆使した構造制御による高機能化、生体分子さながらの分子認識機能をもたせる高分子の構造設計、液晶場を利用した光機能性高分子ナノ材料設計など、最先端の研究内容に触れるとともに活発な議論ができる貴重な機会です。また、産・官・学の若手研究者間の交流も深めることができますので、積極的にご参加くださいますようお願い申し上げます。なお、東海地区以外からの参加者も歓迎致します。
主 催 高分子学会東海支部 東海高分子研究会
日 時 12月2日(土)13:00~17:00
会 場

名古屋大学 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)3階ベンチャーホール(名古屋市千種区不老町)

交 通

名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学駅」下車(3番出口)
(JR名古屋駅から地下鉄東山線「本山駅」乗換)
http://www.vbl.nagoya-u.ac.jp/access/index.html

プログラム
1)「精密ラジカル重合を用いた温度応答性ゲルの構造設計」
(滋賀県立大学工学部)伊田翔平
2)「タンパク質を模倣したナノゲル粒子の分子認識機能設計」
(九州大学大学院工学研究院)星野 友
3)「昆虫のはねの色を科学する:液晶場でのナノ構造制御による光機能材料設計」
(東京工業大学物質理工学院・TIT-JST連携研究(S-イノベ))渡辺順次
4)交流会
講演会終了後に交流会を予定しています。
 
参加要領 1)定員100名 2)参加費無料(講演会) 3)申込締切 11月25日(土)4)申込方法 氏名、所属、連絡先、交流会参加の有無を明記し、下記申込先までE-mailにてお申し込みください。 5)幹事 村山恵司(名大)、内山峰人(名大)
申込・連絡先

名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻 村山恵司
TEL 052-789-3255
E-mail: murayama@chembio.nagoya-u.ac.jp



2017年度中国四国支部高分子講演会

主題=多様な分野における科学研究最前線

<趣旨> 世界をリードする最先端の研究において、従来とは異なった発想が飛躍的な成果を生み出すきっかけとなった事例がたくさんあります。そのためには、異なる学問分野にわたる複数の研究者が共同して研究にあたる「学際的研究」が重要となります。本講演会では高分子・化学・農学・生命科学など多様な学問分野において第一線で活躍される若手の先生方をお招きしてご講演いただきます。皆様にとって新しい研究課題を提案するきっかけになれば幸いです。
主 催 高分子学会中国四国支部
日 時 12月5日(火)
会 場

鳥取大学 ベンチャービジネスラボラトリー(VBL)棟 1階セミナー室

交 通

JR鳥取大学前駅下車、徒歩5分

プログラム
<14:00~17:00>
1.高分解能電子顕微鏡を駆使した分子集合体科学の探究
(東京大学理学系研究科)原野幸治
2.バイオマス素材の複合化とプロセッシングによる機能性マテリアルへの変換
(岐阜大学応用生物科学部)寺本好邦
3.有機高分子と鉱物結晶の相互作用に着目した真珠貝のバイオミネラリゼーション研究
(東京大学農学生命科学研究科)鈴木道生
参加要領 1)定員50名 2)参加費 無料 3)申込方法 E-mailにて下記の申込先までお申し込みください。件名を「講演会」とした上で、①お名前、②ご所属・役職、③E-mailアドレスを明記してお申し込みください。当日申込も歓迎いたします。
申込・連絡先

鳥取大学工学研究科 伊福伸介
TEL 0857-31-5592
E-mail: sifuku@chem.tottori-u.ac.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/chushikoku/regular.html



第24回関西若手高分子セミナー@ダイセル

<趣旨> 高分子材料は、環境、ライフサイエンス、電気、光学、情報、エネルギーなどさまざまな分野で重要な材料として広く利用されています。とくに日本の材料開発は、世界の産業において欠かせないものとなっています。本セミナーでは、PCやスマートフォンなどを構成する電子部品、半導体、ディスプレイなどの電子材料分野で検討されている高分子材料について取り上げて、研究開発事例をご紹介いただきます。また、本年4月に開所しました講演会場の見学会も予定しておりますので、多くの方々の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会関西支部
会 期 12月7日(木)
会 場

ダイセル イノベーション・パーク レセプションホール
(兵庫県姫路市網干区新在家1239)
https://www.daicel.com/profile/workplace.html#wor03

交 通

山陽電鉄 山陽網干駅より徒歩15分 または JR山陽線 網干駅よりタクシーで10~15分

プログラム
<13:00~13:10>挨拶
高分子学会関西支部 支部長
(神戸大学大学院工)西野 孝
<13:10~16:00>講演
<13:10~13:50>
1.「相分離を活用したアンチグレアフィルムの開発」
(ダイセル 研究開発本部 コーポレート研究センター)菅原慶峰
<13:50~14:30>
2.「日本触媒における新規材料の開発~独自設計によるUV硬化性モノマー~」
(日本触媒 生産本部 生産技術センター)西井聖悦
<14:40~15:20>
3.「撥液ポリマーのディスプレイ分野への展開」
(ダイキン工業 テクノロジー・イノベーションセンター)森田正道
<15:20~16:00>
4.「回路基板材料PIXEOを題材にした企業研究開発の醍醐味」
(カネカ 生産技術研究所 PI革新プロセス開発グループ)古谷浩行
<16:00~17:00>見学会
ダイセル イノベーション・パーク
 
参加要領 1)参加費 無料 2)定員100名 3)申込締切日 11月27日(月) 4)申込方法 氏名、所属、連絡先、を明記の上、E-mailまたは関西支部ホームページよりお申込ください。イノベーション・パーク見学(定員約40名)ご希望の方は申込時に『見学希望』と記載ください。お申込み多数の場合は、先着順とさせていただきます。
申込・連絡先

高分子学会関西支部
TEL 06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/kansai/index.html



17-2有機エレクトロニクス研究会

主題=太陽電池、エネルギー変換

<趣旨> 近年、来たるIoT社会に向け、身の回りの小さなエネルギーを“収穫”して活用する技術「エネルギー・ハーベスティング」が注目を集めている。今回は、それを支える代表的なデバイスとして期待が大きい有機系太陽電池や有機熱電変換デバイスの研究に関して活躍中の講師をお招きして、材料やデバイスの構造・メカニズムについて基礎から応用、あるいは製品化に向けた開発など、多岐にわたる内容について紹介していただきます。本分野の研究者のみならず、有機系デバイスを用いたエネルギー・ハーベスティングの可能性に興味のある方、多数のご参加をお待ちしています。
主 催 高分子学会 有機エレクトロニクス研究会
会 期 12月13日(水)
会 場

化学会館7階ホール
(東京都千代田区神田駿河台1-5 TEL 03-3292-6161)

交 通

JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 徒歩3分、東京メトロ 丸の内線 御茶ノ水駅 徒歩4分、千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩5分

プログラム
<13:00~13:50>
1.フレキシブル熱電変換デバイスのための有機材料探索 ~有機物ならではの機能の探求から~
(奈良先端大)中村雅一
<13:50~14:40>
2.カーボンナノチューブ熱電材料の課題と解決アプローチ
(九大)藤ヶ谷剛彦
<14:55~15:45>
3.メイドインジャパンの有機薄膜太陽電池の開発状況
(イデアルスター)表 研次
<15:45~16:35>
4.有機薄膜太陽電池の物質界面と光電変換過程
(理研)但馬敬介
<16:35~17:25>
5.ペロブスカイト太陽電池の高効率・高耐久化と将来への展望
(桐蔭横浜大)宮坂 力
※本研究会要旨集は、PDF配信となります。当日受付での冊子の配布はございません。あらかじめご了承ください。
 
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤有機エレクトロニクス研究会メンバー 無料 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申込画面よりお手続きください。参加費用を12月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
連絡先

高分子学会 17-2有機エレクトロニクス研究会係