本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2018年3月主催行事


17-2グリーンケミストリー研究会

主題=グリーンポリマーに関する最近の動き

<趣旨> 化石資源の枯渇と地球温暖化は、21世紀の人類が直面する最大の問題と言えるでしょう。高分子学会グリーンケミストリー研究会では、高分子の立場からこれらの問題の低減に寄与することが期待されるプラスチックのリサイクルや自動車材料の軽量化等に関連する講演会・シンポジウム・見学会等を行ってきました。将来的には、生物由来の再生可能資源から高分子材料を合成・リサイクルすることが一つの理想型と言えるでしょう。再生可能資源から高分子を合成する手法としては、現在の石油化学(高分子)原料に誘導する方法と植物由来の原料に基づく新規高分子材料の合成が考えられます。前者の場合には石油由来材料と本質的に違いはなく、その植物由来度の評価が問題となります。本研究会講演会では、それぞれの分野において第一線でご活躍されている方々に講演をお願いしました。多くの関係者のご参加を期待します。
主 催 高分子学会グリーンケミストリー研究会
協 賛 (予定)日本化学会、触媒学会、新化学技術推進協会、プラスチックリサイクル化学研究会、廃棄物資源循環学会
会 期 3月2日(金)
会 場

日本大学理工学部神田駿河台キャンパス7号館3階731教室(東京都千代田区神田駿河台1-8-14)

プログラム
<13:00~16:50>
1.バイオエタノールからの1,3-ブタジエンの選択的合成
(東工大)馬場俊秀
2.原料の構造を保持したバイオベースポリマーの開発研究動向
(広島大)中山祐正
3.バイオと触媒で作る基幹化成品
(ダイセル)新井 隆
4.プラスチック・ゴム製品のバイオマス含有率評価法に関わるISO国際標準化
(産総研)国岡正雄
<17:00~19:00>懇親会
 
参加要領 1)定員100名 2)参加費(税込) ①企業 5,400円 ②大学・官公庁 3,240円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤グリーンケミストリー研究会メンバー 無料 3)懇親会費 一般 4,000円 学生 2,000円 4)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。参加費は3月2日までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付します。当日のお支払いはご遠慮ください。
連絡先 高分子学会 グリーンケミストリー研究会


17-6ポリマーフロンティア21

主題=豊かな生活を実現する高分子材料

<趣旨> 近年、高機能なだけでなく、自然と調和し、時には学びながら、豊かな生活に貢献する高分子材料が求められています。本公演会では、このような高分子技術や材料の最新情報としてホワイトバイオテクノロジーやバイオミメティックス材料、さらには豊かな生活に欠かせない健康の増進、機能支援に関する医療系高分子材料を取り上げました。最前線で活躍されている研究者の方々に最新の研究成果とともに、注目される新しい用途や実用化状況についてご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 日本化学会ほか
会 期 3月6日(火)
会 場

東工大蔵前会館ロイアルブルーホール(東京都目黒区大岡山2-12-1)

交 通

東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分

プログラム
<10:10~11:10>
1.生体構造に倣うポリマーの設計と高信頼性医療デバイスへの応用
(東京大学)石原一彦
細胞膜表面構造を模倣するポリマーを分子設計し、この工業的製造を可能にするとともに、ポリマーの特徴である超親水性、生体親和性を利用して、信頼性を向上させた埋め込み型医療デバイスを創製した。
 
<11:10~12:00>
2.天然素材の特性を活かしたバイオ新素材の開発
(大阪大学)宇山 浩
ポリフェノール、ポリ(γ-グルタミン酸)といった天然素材の特性を活かした重合反応あるいは高分子反応により機能性バイオ新素材を開発した。ポリフェノールの機能を重合あるいは高分子へのグラフト化により著しく増幅させた。
 
<12:00~12:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
 
<13:20~14:10>
3.新たなバイオプラスチック創成に向けた合成技術の開発
(理化学研究所)阿部英喜
バイオマス資源である脂肪族ならびに芳香族化合物群を利用し、高性能・高機能な新規ポリマー素材の創成を目指し、我々が進めているポリマー合成技術と得られる新素材の特性について紹介する。
 
<14:10~15:00>
4.セルロースとは一味違うCNF、カニ殻由来の「キチンナノファイバー」の利用開発
(鳥取大学)伊福伸介
鳥取県はカニが特産品であり大量のカニ殻が発生する。カニ殻の主成分である天然多糖「キチン」をナノファイバーとして製造することに成功した。本素材の多様な機能とその利用開発について紹介していく。
 
<15:00~15:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
 
<15:20~16:10>
5.微粒子安定化気液分散体を基盤とする機能性高分子材料の創出
(大阪工業大学)藤井秀司
固体微粒子が気液界面に吸着することで、泡、リキッドマーブル等の気液分散体が安定化することが知られている。本講演では、微粒子安定化気液分散体をプラットフォームとして開発した機能性高分子材料について紹介する。
 
<16:10~17:00>
6.自己組織化現象の工業化とバイオミメティクス モスアイを事例として
(三菱ケミカル)魚津吉弘
自己組織化により形成される生体表面構造は、微細構造の大面積での加工技術の好適な開発指標となる。バイオミメティクスの代表的な研究開発事例として、大面積モスアイ型反射防止フィルムの製造技術に関し解説する。
 
<17:00~17:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
 
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 21,600円 ②大学・官公庁 10,800円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 3,240円 年会費制会員※の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。a)会社 17,280円 b)大学・官公庁 8,640円 ※詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧ください。学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/ からお申し込みください。
連絡先 高分子学会 17-6ポリマーフロンティア21係


平成29年度東北地区先端高分子セミナー

<趣旨> 東北地方を中心にご活躍されている研究者の方をお招きし、一泊二日のセミナーを開催いたします。大学・研究機関・企業などの研究者どうしの親睦・交流を深めることで、研究での新たなヒント獲得や連携研究活動の契機になれば幸いです。東北地区以外からの参加も歓迎いたします。また、高分子学会会員でなくても参加できますので、高分子に興味ある方の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会東北支部
共 催 東北ポリマー懇話会
会 期 3月6日(火),7日(水)
会 場

磐梯熱海温泉 金蘭荘 花山

交 通

磐梯熱海駅より徒歩10分(磐梯熱海駅から車で送迎あり)。敷地内無料駐車場あり。

プログラム
第1日目(3月6日)
<13:00~13:55>受付
<13:55~14:00>開会の挨拶
<14:00~14:50>
「環境適応型プロセスを通じた植物高分子の機能素材化」
(産業技術総合研究所)敷中一洋
<14:50~15:40>
「ゼオライトの合成・構造解析と膜部材化研究~ポリマーとの複合中空糸膜~」
(産業技術総合研究所)佐藤剛一
<16:00~16:50>
「再生可能エネルギー導入へ向けた水素技術」
(産業技術総合研究所)眞中雄一
<16:50~17:40>
「動物薬メーカー・ゼノアックによる高分子医薬への挑戦」
(日本全薬工業)門脇修一郎
第2日目(3月7日)
<9:10~10:00>
「機能性糖鎖高分子の開発と展開」
(福島工業高等専門学校)尾形 慎
<10:00~10:50>
「高分子材料としての核酸」
(LTTバイオファーマ)森山 塁
<10:50~11:40>
「酵素反応場の制御を着眼点としたα-アミラーゼによる効率的グリコシル化反応」
(日本大学工学部)伊藤 博
<11:40~11:50>閉会の挨拶
 
参加要領 1)定員40名 2)参加登録費(懇親会費を含む)11,000円(当日徴収) 3)申込方法 氏名・勤務先・連絡先(住所、電話番号、電子メール)・性別・磐梯熱海駅からの送迎希望の有無を明記の上、E-mailにてお申し込みください 4)申込締切 2月9日(金)
申込・連絡先 日本大学工学部 石原 務
TEL 024-956-8805
E-mail: ishihara@chem.ce.nihon-u.ac.jp


第62回プラスチックフィルム研究会講座

主題=次世代ディスプレイとフィルム材料

<趣旨> モバイル機器、大型テレビを始めとしたディスプレイの進化は留まるところを知らず、有機EL、4K8K、フレキシブルなど斬新な製品が市場に出つつあります。さらに、新たなディスプレイに対応した新たな材料研究も活発に進められており、フィルム材料、加工技術の研究も活況を呈しています。
 今回は、こうしたディスプレイの将来動向、フレキシブル、透明などの新たなディスプレイ、そして新たな用途に適応する新たなフィルム材料について、最先端の先生方をお招きし、ご講演いただきます。関連する分野に携わっておられる、また、ご興味のある方々のご参加と活発な議論をお待ちしています。
主 催 高分子学会 プラスチックフィルム研究会
協 賛 応用物理学会 化学工学会 画像電子学会 電気学会 電気化学会 日本印刷学会 日本化学会 日本合成樹脂技術協会 日本農芸化学会 プラスチック成形加工学会 日本材料学会 日本分析化学会(予定)
会 期 3月9日(金)
会 場

東京工業大学大岡山キャンパス西9号館コラボレーションルーム

交 通

東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩3分
http://www.titech.ac.jp/maps/index.html 参照)

プログラム
<10:20~12:20>
1.映像システムの進歩と今後期待されるディスプレイ
(NHKメディアテクノロジー)栗田泰市郎
2.SELのフレキシブル OLED技術
(半導体エネルギー研究所)千代裕介、野間口蓮海
<13:30~17:40>
3.架橋構造の制御による新規透明強靭ポリマーの開発
(山形大学)落合文吾
4.最先端薄型偏光板
(日東電工)飯田敏行
5.フレキシブル性を大幅に向上したハイバリアフィルム
(東レ)佐藤 誠
6.透明有機EL素子の発展とその材料技術
(東京工芸大学工学部)内田孝幸
参加要領 1)定員70名 2)参加費 ①企業 14,040円 ②大学・官公庁 5,400円 ③学生 2,160円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 ⑤プラスチックフィルム研究会メンバー a 企業 10,800円、b 大学・官公庁 4,320円 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。参加費は3月9日当日までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)は順次送付いたします。
連絡先 高分子学会 第62回プラスチックフィルム研究会講座係