本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2019年3月主催行事


18-3エコマテリアル研究会

主題=プラスチックの取り巻く環境を俯瞰する

<趣旨> 昨今、マイクロプラスチックに代表される難分解性プラスチックにより生じる地球環境問題がとくにクローズアップされ、多くの議論や取り組みが行われています。「生分解性プラスチック」は解決策の一つと考えられている一方、全く解決策にはならないという意見もあります。対して、植物バイオマスを出発原料として生産される「バイオマスプラスチック」は、本当に実用化され、持続可能な物質社会の構築に貢献するのか、さまざまな議論もなされています。今回は、プラスチックの取り巻く環境をさまざまな観点から俯瞰し、事実関係を整理し、本質的な問題が何であるかをしっかり見極めるための議論の場を提供します。さらに、学生および若手研究者によるポスター発表も行い、優秀な発表にはポスター賞を授与します。環境にやさしいプラスチックの研究開発に直接携わっておられる方はもとより、この分野にご関心をおもちの方々の交流の場として活用いただけますよう、多くの方々のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 エコマテリアル研究会
協 賛 日本化学会 セルロース学会 日本生物工学会 繊維学会 日本木材学会(予定)
日 時 3月1日(金)12:55~17:30
会 場

東京大学農学部弥生講堂一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内)

交 通

東京メトロ南北線東大前駅(南北線)徒歩1分 東京メトロ千代田線根津駅(千代田線)徒歩8分

プログラム
<12:55~13:00>
はじめに(運営委員長挨拶)
(群馬大学)粕谷健一
<13:00~13:40>
1. バイオマスプラスチックに関する環境省の施策動向
(環境省 環境再生・資源循環局)佐川龍郎
<13:40~14:20>
2. バイオエコノミーというトレンド、エコマテリアルとの重なり
(NEDO・技術戦略研究センター)藤島義之
<14:20~15:00>
3. 海洋プラスチック問題~各国の法的枠組み・循環型経済の最新状況~
(JAMSTEC)島村道代
<15:00~16:15>ポスターセッション
<16:15~16:45>
4. バイオマスインキへの取り組みのご紹介~パッケージングの未来に向けた環境調和~
(東洋インキ)丹羽紀人
<16:45~17:15>
5. バイオ由来化合物“β-ファルネセン”を活用した新規ポリマーの開発と商業化
(クラレ)平田 恵
<17:15~17:30>表彰・閉会の挨拶
ポスター発表要領 今回はポスター発表(一般枠・若手枠、各20件程度)を設けます。奮ってご参加ください。
【若手枠】35歳以下の研究者による研究発表を募集します。基礎科学研究から応用技術まで、幅広くエコマテリアル関連の研究を対象に審査を行い、優秀発表者にはポスター賞を授与します。完成された内容だけでなく、研究途中の成果であっても活発な議論が湧き起こる内容の発表を歓迎します。
【一般枠】若手枠欄に記載のエコマテリアル関連研究の成果発表に加えて、製品紹介(ただし技術的な内容を含むこと)も対象とします。ご希望があれば製品紹介のためのテーブルも用意いたします。
【副賞】ポスター賞を受賞された方が、2020年9月6日~10日にドイツのベルリンで開催されるMoDeSt2020(International Conference of Modification, Degradation and Stabilization of Polymers 2020)へ参加される場合、参加登録費および旅費の補助として、MoDeSt Tokyo Grantより副賞を贈呈いたします。2019年秋ごろにアナウンスされるMoDeSt2020に参加登録および発表申込をされたのち、忘れずにご連絡ください。当日は12:55までにポスターを展示してください。
【参加費用】①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤エコマテリアル研究会メンバー 無料
研究発表申込締切 1月25日(金)
申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。以下の情報が必要です。(1)研究発表題目 (2)所属・研究者名(発表者に○印) (3)勤務先(大学の場合は研究室名まで) (4)連絡先(住所・電話・E-mail) (5)希望する発表枠(一般、または若手) (6)要旨原稿(A4判1枚、モノクロ、形式:高分子学会年次大会の要旨に準じる)
※申込完了時に受理通知が届きます。届かない場合は下記連絡先まで電話にてお問い合わせください。
連絡先 高分子学会 18-3エコマテリアル研究会係
TEL 03-5540-3770


平成30年度東北地区先端高分子セミナー

<趣旨> 東北地区でご活躍されている研究者に加え、東北地区以外からの講師もお招きして一泊二日のセミナーを開催いたします。大学・研究機関・企業などの研究者同士の親睦・交流を深めることで、本セミナーが新たなヒントの獲得や連携研究活動の契機になれば幸いです。高分子学会非会員でも参加できますので、高分子に興味ある方のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会東北支部
共 催 人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス 物質・デバイス領域共同研究拠点
会 期 3月4日(月),5日(火)
会 場

仙台秋保温泉岩沼屋

交 通

仙台駅より車で25分(仙台駅から車で送迎あり)。敷地内無料駐車場完備。

プログラム
第1日目(3月4日)
<13:00~13:55>受付
<13:55~14:00>開会の挨拶
<14:00~14:50>
「射出成形可能なセルロース誘導体の開発とそれらの材料特性」
(富士フイルム)澤井大輔
<14:50~15:40>
「フレキシブルな高分子フィルムの力学挙動解析」
(東工大)赤松範久
<16:00~16:50>
「表面修飾による薬剤ナノ粒子の高機能化」
(東北大)小関良卓
<16:50~17:40>
「新たな経皮インターフェイスのための高分子材料・デバイス」
(東北大)甲斐洋行
第2日目(3月5日)
<9:10~10:00>
「ゾル-ゲル法による有機-無機ハイブリッド組成モノリス型多孔体の作製と複合化」
(東北大)早瀬 元
<10:00~10:50>
「相分離型イオン液体およびイオン液体由来高分子電解質の開発と応用」
(産総研)河野雄樹
<10:50~11:40>
「集合体の自在配列を目指した新規π電子系ポリマーの合成」
(山形大)山門陵平
参加要領 1)定員 40名 2)参加登録費(懇親会費を含む) 11,000円(当日徴収) 3)申込方法 氏名・勤務先・連絡先(住所、電話番号、E-mail)・性別・仙台駅からの送迎希望の有無を明記のうえ、E-mailにてお申し込みください。 4)申込締切 2月8日(金)
申込・連絡先 東北大学 多元物質科学研究所 小野寺恒信
TEL 022-217-5645
E-mail: tsunenobu.onodera.a4@tohoku.ac.jp
URL:http://res.tagen.tohoku.ac.jp/~polymer/event/19ev01.html


18-6ポリマーフロンティア21

主題=メタマテリアル最前線-ここまで来た!メタマテリアルが創る世界-

<趣旨> 負の屈折率など、光を含む電磁波に対して自然界の物質にはない特性をもつ人工的に生み出された物質“メタマテリアル”。21世紀に入り世界中で注目されるようになり、これまで夢のような話であった現象が今や現実のものとなりつつあります。本企画では、メタマテリアルの基礎からさまざまな応用、さらに最先端の研究や今後の展望について紹介していただきます。皆様と一緒にメタマテリアルを学び、夢を語り合いたいと思います。
主 催 高分子学会 行事委員会
会 期 3月11日(月)
会 場

東工大ディジタル 多目的ホール(東京都目黒区大岡山2-12-1)

交 通

東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約3分

プログラム
<10:10~11:10>
1. メタマテリアルの概要と最新研究動向
(東北大)石原照也
前世紀末に生まれたメタマテリアルは注目する波動の波長よりも十分に小さな人工構造をうまくデザインすることによって、通常には生じえない応答を生み出すような機能性材料である。本講演では基礎的な概念と最新の研究動向を紹介する。
<11:10~12:00>
2. 光学メタマテリアルの量産複製を目指したナノインプリント技術
(東北大)中川 勝
ナノ構造からなる光学メタマテリアルが発現する光学機能の原理確認にこれまで電子線リソグラフィが主として用いられてきた。本稿では、実用化を意識したナノインプリント技術による光学メタマテリアルの量産複製への挑戦を紹介する。
<12:00~12:20>-名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場-
<13:20~14:10>
3. ポリマー材料を基板にした屈折率10を超える極限屈折率材料
(東京農工大)鈴木健仁
極限屈折率材料の探索の現状と課題を解説します。10を超える超高屈折率かつ無反射透明な材料を実現し、テラヘルツ波アンテナに応用しています。メタマテリアルのアイデアが製品化に結びついた超高感度偏光子の例も解説します。
<14:10~15:00>
4. プラズモニック構造の大量生産に向けて
(東工大)松下祥子
メタマテリアル、極限屈折率材料などの興味深い材料は、金属と誘電体の組み合わせでできることが多い。発表では、近年我々が取り組んでいる「金属と誘電体の界面制御によるナノ構造作製」について材料学的見地から紹介する。
<15:00~15:20>-名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場-
<15:20~16:10>
5. メタマテリアルの自動車への応用
(豊田中央研究所)佐藤和夫
自動運転システムに利用される最新の車載センサーなどの車載電子機器を紹介し、システムの視点から必要とされる材料・デバイスについて述べる。さらに、メタマテリアルを応用したミリ波アンテナや光デバイスなどの試作装置について紹介する。
<16:10~17:00>
6. 銀ナノディスクランダム分散構造による光制御
(富士フイルム)谷 武晴
銀ナノディスクを平面上に高密度で分散させた構造は、局在プラズモン共鳴により特異な光学特性を持つメタサーフェスとなる。本構造の光学特性を解説するとともに、赤外線反射フィルム、反射防止フィルムなどの応用例を紹介する。
<17:00~17:20>-名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場-
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 ①企業 21,600円 ②大学・官公庁 10,800円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 3,240円 年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社 17,280円 b)大学・官公庁 8,640円
※詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用を3月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
連絡先 高分子学会 18-6ポリマーフロンティア21係


第13回フォトニクスポリマー研究会講座

主題=透明材料の高機能化最前線

<趣旨> 当研究会では、幅広い分野の先生方から最先端の材料や技術をご紹介いただき、フォトニクスポリマーのさらなる可能性のために、皆様にお役立ていただけたらと考えています。
今回は、透明材料の高機能化最前線として、自動車用途向けに応用可能な新素材のご紹介に始まり、ポリマーの超高屈折率化技術や異素材の融合、さらにはナノ構造体を制御することによる新たな光学材料の開発といった最近注目のテーマの中から、最前線の研究を進めておられる先生方をお招きしてご講演をしていただきます。皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 フォトニクスポリマー研究会
協 賛 プラスチック成形加工学会 応用物理学会 日本化学会
会 期 3月14日(木)
会 場

慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペース(神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)http://www.keio.ac.jp/access/ac_hiyoshi.html

交 通

東急東横線 日吉駅下車(徒歩1分)
※日吉駅に特急は停まりません。

プログラム
<10:30~12:20>
1) [基調講演]革命的材料『しなやかなタフポリマー』の実現
(東大)伊藤耕三
2) PMMAをベースとした透明樹脂の可能性の追求
(住友化学)山崎和広
<13:30~17:05>
3) ポリカーボネート樹脂による自動車樹脂フロントウィンドウの開発
(帝人)新見 亮
4) トリアジン環を有する超高屈折率有機ポリマー
(岩手大)大石好行
5) 天然物とガラスのハイブリッドによる透明新素材
(東京都市大)岩村 武
6) 構造で光を操るメタマテリアル
(理研)田中拓男
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 14,040円 ②大学・官公庁 5,400円 ③学生 2,160円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 ⑤フォトニクスポリマー研究会メンバー a)企業 10,800円 b)大学・官公庁 4,320円 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は3月14日までにご送金ください。
連絡先 高分子学会 第13回フォトニクスポリマー研究会講座係