ポリマーフロンティア21

 

 

2004年度 年会費制のご案内



ポリマーフロンティア21



新しい材料、技術、試験法、加工法などに関して具体的なテーマを取り上げ、その可能性を探るセミナー形式の講座です。


2004年度 ポリマーフロンティア21

行 事 名(主 題、趣 旨)

開催日

開催場所


2004-1. ポリマーフロンティア21


2004.4.23(金)


東京工業大学
百年記念館

(東京)

 バイオロジクス
−生体由来物質を用いた製品開発−

 バイオロジクスとは、遺伝子、タンパク質、細胞や組織など生体由来の物質、あるいは生物の機能を利用して製造した製品のことです。遺伝子組換えタンパク質や再生組織などの医療機器だけでなく、有用物質や材料にまでその考えを拡げると、従来の工業とは異なる産業の可能性や方向性が見えてきます。今回は、我が国のバイオロジクスの最先端で活躍されている方々にその課題と戦略、そして展望を紹介していただきます。


2004-2. ポリマーフロンティア21


2004.6.11(金)


東京工業大学
百年記念館

(東京)

 「植物に学ぶ新材料」
−植物が生産する機能物質−

 植物由来の高分子材料は古くから利用されてきましたが、最近になってRenewable材料である点が注目され、より高強度、高機能の材料としての利用が脚光を浴びています。また、植物自身も高効率エネルギー変換、構造規制合成、刺激応答性、生分解性等の多様な機能を有する高分子複合材料です。今回は合成、物性、応用、社会情勢の観点から「植物に学ぶ」ためのさまざまな切り口を提供して頂き、この分野の最近の進展について紹介していただきます。


2004-3. ポリマーフロンティア21


2004.9.3(金)


東京工業大学
百年記念館

(東京)

 最先端科学を導く高分子の基礎

 高分子科学は、周辺科学技術との融合によって、最先端領域を開拓し続けています。ここで今一番基礎に立ち返り、高分子を本質から知ることは、新技術、新製品の研究開発においても、非常に強力な武器となります。このような観点から、高分子の合成、構造、物性、それぞれの基礎におけるフロンティアの講演を企画しました。最新のお話も聞けるので、高分子のエキスパートの方々はもちろん、高分子関連分野に携わって日が浅い研究者、技術者にも、大変有益な機会になるように企画致しました。


2004-4. ポリマーフロンティア21


2004.11.26(金)


東京工業大学
百年記念館

(東京)

 エネルギーデバイスの新展開
−ポリマー材料の可能性を探る−

 低環境負荷で分散型のエネルギーデバイスとして太陽電池、燃料電池などが発電装置として脚光を浴びています。また、電気エネルギーを蓄える2次電池も重要なエネルギーデバイスです。これらエネルギーデバイスの進歩は著しく、激しい競争が繰り広げられています。ここでは、この分野の最新の動向のポリマー材料に関わりを開発の最先端で活躍されている方々に解説していただきます。


2004-5. ポリマーフロンティア21


2005.1.14(金)


東京大学
百年記念館

(東京)

 健康と医療
−長寿日本の21世紀ビジネス−

 高分子材料は水浄化や透析などで「縁の下の力持ち」として活躍してきましたが、今、高齢化社会での健康的な生活という社会ニーズにも応えようとしています。細菌毒素や環境ホルモンの除去や、虫歯予防、遺伝子診断チップなどの予防・診断から、人工血液、再生医療の細胞培養膜、レンズ型の投薬システムなど、治療の場面でも潜在的な力を見せ始めています。本講演会では21世紀市場でのビジネスチャンスのヒントをつかむために、これらの最前線をご紹介していただきます。


2004-6. ポリマーフロンティア21


2005.3.17(金)


東京大学
百年記念館

(東京)

 「くっつく」ポリマーサイエンス
−化粧品からエレクトロニクスまで−

 モノとモノとをくっつける粘接着技術は、化粧品などの身の回りの製品から、エレクトロニクス、車両、建築まで、幅広い分野で活用されています。「くっつく」機能を発現するにあたって、多くの場合にポリマーが中心的な役割を果たしていますが、この現象には未知の部分も多く残されています。今回のフォーラムでは、我々の生活・産業に密着した「くっつく」をポリマーサイエンスの立場から切り取り、基礎から新しい展開までを紹介していただきます。