14-2高分子学会講演会
高分子若手研究者へのメッセージ
−次の時代を担う人たちへ伝えたい"高分子"のこころ−
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趣旨 |
今まさに新興国の台頭やアジア諸国との競争の中で日本の向かうべき方向性が問われています.高分子材料についても同様で今一度日本がリーディングしていくシナリオが求められています.そのような状況において,高度経済成長期からそれ以降,高分子材料が日本の経済成長を支えてきた時代に,その牽引役を務めてこられた諸先輩方に,高分子材料の研究あるいは開発におけるエピソードとともに研究開発において大切にすべきことを語っていただきます。 |
主催 |
高分子学会 行事委員会 |
協賛 |
日本化学会、繊維学会、日本ゴム協会、合成ゴム工業会、日本接着学会、触媒学会、有機合成化学協会(予定) |
開催日 |
2015年02月13日 10:20〜17:00 |
開催場所 |
東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール
東京都目黒区大岡山2-12-1
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交通 |
東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分 |
プログラム |
<10:20-11:10> 1.グローバル化と高分子研究者へのメッセージ(東京工業大学)西 敏夫 最近あらゆる面でグローバル化が進んでいるが、高分子研究者として具体的にどのようになってきたか、これからどうなっていくのかアメリカ、欧州、アジアでの筆者の経験を含めて講演する。
<11:10-12:00> 2.高分子産業におけるこれからの研究開発(住友化学(株))細田 覚 長いバリューチェーンを有す高分子産業の各要素技術分野の研究開発を、この変化の速い時代に対応して推進していくには、技術分野を俯瞰し、共通価値の創造を意識して、さらに緊密に産学連携していくことが重要になってくる。
<12:00-12:20>−名刺交換会・参加者・講師のふれ合いの場−
<13:20-14:10> 3.酵素モデルから二分子膜へ−分子の組織化を求めて−(北九州産業技術推進機構)国武 豊喜 私が研究者としての第一歩を踏み出した1960年代初頭は、酵素分子やDNAの働きが分子レベルで明らかになり始めた時期であった。人工的な分子システムで酵素機能を再現する当時の私の試みと研究テーマの変遷を、後悔と満足の両面で振り返る。
<14:10-15:00> 4. 21世紀型生産構造に応じた高分子材料研究・開発 −下請け型、言いなり型視点の脱却を −(信州大学)谷口 彬雄 @(事業化戦略)下請的視点から脱却し、21世紀型生産構造に即した戦略的事業化戦略 A(研究開発)各種個別研究において、研究への夢、ビジョン、目標、信念を明確にする努力⇒それぞれの立場で、部分解ではなく、全体像を明確にする努力、気構えが、不要な実験を無くし、新たなブレークスルーを切り開く B(現場にこそ解がある)事業化、研究開発の方向性は現場にある⇒迷ったら、目標、問題意識を明確にした上で、現場に足を運ぶ気構え。
<15:00-15:20>−名刺交換会・参加者・講師のふれ合いの場−
<15:20-16:10> 5.らせん高分子の魅力(名古屋大学)岡本 佳男 1979年に一方向巻きの安定ならせん構造を有する高分子の不斉合成に成功した。この光学活性な高分子は、まったく予想しなかった高い不斉識別能を有することがわかり、光学分割用のキラル充填剤として、実用化することができた。その後、様々ならせん高分子、特に多糖誘導体が優れた光学分割能を有することを見つけている。
<16:10-17:00> 6.商社の製造部門における研究・開発―エポキシ樹脂から機能糖質まで((株)林原)毛利 充邦 研究開発・製造機能を持つ化学品商社の長瀬産業グループを紹介し、その中核メーカーのナガセケムテックスでのエポキシ樹脂等の開発実務から経営までを振り返るとともに林原の機能糖質の開発の歴史と戦略について述べ、開発に大切なことを伝えたい。 |
受付期間 |
2014年11月18日〜2015年02月12日 |
参加要領 |
1) 定員100名
2) 参加費 @企業10,800円A大学・官公庁5,400円 B学生1,080円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員2,160円 年会費制会員※1)の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a) 会社8,640円 b) 大学・官公庁4,320円 ※1)詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧下さい。
3) 申込方法 本サイトよりお申込み下さい。随時、参加証と請求書(希望者のみ)を送付いたします。
4) 参加費の支払い 請求書到着後2月末日までにお願いします。 銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。 振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 シヤ)コウブンシガツカイ 郵便振替:00110-6-111688 シャ)コウブンシガツカイ
5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
WEBでの参加申込受付は2月12日(金)13:00までとさせていただきます。 締切後の参加申込についてはお問い合わせくださいませ。 申 込 先 公益社団法人高分子学会 14-2高分子学会講演会係 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737 |