16-1高分子学会講演会
精密重合の課題と挑戦 -超精密化から工業化まで- |
趣旨 |
精密重合は、反応制御のための新しい概念の創出や、新しいモノマー、反応試剤、重合触媒の開発により、これまでにない高分子構造の制御を可能とし、さらにプロセス設計などを経た工業化により、性能や機能に優れた新製品を生み出し続けています。しかし一方では、精密重合のめざすところ、具現化するための新しい方法、さらに技術の工業化などには、多くの課題が常に存在します。本講演会では、精密重合のさらなる超精密化と新しい技術の工業化に向けた課題とその挑戦について、最先端で活躍されているアカデミックから企業の研究者の方々にご紹介頂きます。 |
主催 |
高分子学会 行事委員会 |
協賛 |
(予定) 日本化学会、触媒学会、石油学会、日本ゴム協会、日本接着学会、有機合成化学協会 |
開催日 |
2016年07月29日 10:20〜17:20 |
開催場所 |
東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール
東京都目黒区大岡山2-12-1
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交通 |
東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分 |
プログラム |
<10:20-11:10> 1.リビングラジカル重合から超精密ラジカル重合への展開(京都大学)澤本 光男 精密ラジカル重合について、1990年代の開発以来、国際的に産官学で続けられている研究と材料開発の最近の展開を述べる。とくに下記の諸点を概説する:(a)精密ラジカル重合の原理と実例; (b) 機能性高分子と高分子材料の精密合成;(c)工業化と応用展開の現状と実例;(d)将来展望 <11:10-12:00> 2.原子移動ラジカル重合によるテレケリックポリアクリレートの精密構造制御と機能発現(カネカ)中川 佳樹 原子移動ラジカル重合(ATRP)を利用してテレケリックポリアクリレートを開発した。精密に制御された構造とそれにより発現される機能について述べる。 <12:00-12:20>−名刺交換会・参加者・講師のふれ合いの場−
<13:20-14:10> 3.高性能分子触媒による新しいオレフィン系ポリマーの創製(首都大学東京)野村 琴広 遷移金属錯体触媒によるオレフィン重合は化学産業における基幹技術で、従来技術で達成できない新しい高機能材料の創製を指向した研究が重要である。本講演では、新規ポリマーの精密合成を可能とする高性能分子触媒の設計・創製や新規合成手法に関する最近の研究成果を紹介する。 <14:10-15:00> 4.らせん高分子PQXの精密構造制御とキラル機能(京都大学)杉野目 道紀 芳香化リビング重合によって合成されるポリ(キノキサリン-2、3-ジイル)(PQX)のらせんキラリティの完全かつ動的な制御に基づく新しい分子機能について、キラル触媒及びキラル光機能を取り挙げて紹介する。 <15:00-15:20>−名刺交換会・参加者・講師のふれ合いの場−
<15:20-16:10> 5.超分子連鎖重合を実現するための基本戦略(東京大学)相田 卓三 超分子重合は登場以来、逐次重合が唯一の可能な形式だと考えられてきた。我々は、それ自体では勝手に重合しないモノマーの開発を通じて、連鎖重合形式によるリビング重合を超分子重合の分野で初めて達成した。本講演ではその詳細を述べる。 <16:10-17:00> 6.リビングアニオン重合に基づく微細加工向け誘導自己組織化技術の開発(JSR)成岡 岳彦 リビングアニオン重合により合成したブロックコポリマーを、誘導自己組織化技術により半導体向け微細パターニングに応用する研究に関して、最新の検討結果を報告する。 <17:00-17:20>−名刺交換会・参加者・講師のふれ合いの場− |
受付期間 |
2016年03月24日〜2016年07月29日 |
参加要領 |
1) 定員100名
2) 参加費 @企業10,800円A大学・官公庁5,400円 B学生1,080円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員2,160円 年会費制会員※1)の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a) 会社8,640円 b) 大学・官公庁4,320円 ※1)詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧下さい。
3) 申込方法 本サイトよりお申込み下さい。随時、参加証と請求書を送付いたします。
4) 参加費の支払い 請求書到着後7月末日までにお願いします。 銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。 振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 シヤ)コウブンシガツカイ 郵便振替:00110-6-111688 シャ)コウブンシガツカイ
5) 本講演会につきまして、キャンセルを3日前までの午前中とさせて頂きます。 あらかじめ、ご了承ください。
6) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
申 込 先 公益社団法人高分子学会 16-1高分子学会講演会係 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737
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