2016接着と塗装研究会講座
接着、粘着の新技術
趣旨 接着・粘着は様々な分野に応用されています。建築・土木などのインフラ整備、液晶テレビ・半導体素子などの電気・電子製品、自動車・船舶・航空機・鉄道などの輸送機・建設機械、歯科用・外科手術用などの人体・生体等々、ありとあらゆる分野に多種多様な接着剤・粘着剤が利用されており、接着・粘着は社会を支える基幹技術ともいえます。また、現在においても、これら接着剤・粘着剤に用いられる技術は年々発展しており、新たな技術・新たな製品が開発され続けています。
 本年度の講座では、そのような接着・粘着における各種の分野でご活躍の先生方をお招きし、接着・粘着の新技術、それを用いた製品についてご講演頂きます。技術・用途とも多種多様であることから、分野を超えた接着・粘着技術について学ぶ良い機会と考えます。そしてここから、さらなる研究開発や応用展開へのヒントが出てくれば非常に嬉しく思います。多くの皆様のご参加を期待いたします。
主催 高分子学会 接着と塗装研究会
協賛 (予定)日本接着学会,日本接着剤工業会,日本塗装技術協会
開催日 2016年09月09日 10:20〜16:50
開催場所 東京理科大学森戸記念館 第1フォーラム
新宿区神楽坂4-2-2

Tel:03-5228-8110
交通 JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩3分
プログラム <10:20〜11:20>エレクトロニクス向け機能性接着剤
(協立化学産業)壷内 幹彦
速さと簡便さをキーワードに、光学・カメラ・液晶・フラットパネルディスプレイなどの情報・エレクトロニクス市場では紫外線(UV)硬化を中心とした接着剤が利用されます。本講演では、その展開例と現状の課題についてご紹介頂きます。
<11:30〜12:30>歯科用製品における接着の背景と現状
(スリーエムジャパン)折谷 忠人
う蝕(むし歯)になった際に広く修復材料として用いられる歯科用接着材・セメントの化学的な接着機構等は歯科業界以外ではあまり馴染みがありません。本講演では、接着技術・接着機構を医療機器として必要な事柄も交えご説明頂き、現状の歯科業界での話題と合わせてご紹介頂きます。
<13:30〜14:30>湿潤環境で作用する生体親和性組織接着剤の設計と機能
(物質・材料研究機構)田口 哲志
外科用接着剤/シーラントの約70%をしめるフィブリン系の接着剤は、生体親和性に優れているものの、生体組織に対する接着強度に課題があります。本講演では、接着材料と生体組織との界面制御により設計した生体親和性接着剤の特徴についてご紹介頂きます。
<14:40〜15:40>微粒子安定化ソフト分散体が拓く接着・粘着技術
(大阪工業大学)藤井 秀司
固形微粒子を表面に吸着させることで大気中に安定化した液滴(リキッドマーブル、ドライリキッド)を形成させることができます。本講演では、このような液滴を基盤材料とした、応力印加により接着性を発現する粉末状粘接着剤の創出についてご説明頂きます。
<15:50〜16:50>接着と塗装の世界を開く分子接合技術の基礎理論
(いおう化学研究所)森 邦夫
従来の接着剤における課題と分子接合技術の特徴を、材料依存性と同一表面機能化概念の関係、化学的構成成分と力学的構成成分の連携性、流動体接合と非流動体接合、線膨張係数の母材依存性、評価方法と評価因子の視点から解説して頂きます。
受付期間 2016年06月24日〜2016年09月08日
参加要領 1)定員100名
2)参加費 @企業 14,040円  A大学・官公庁 5,400円  B学生 2,160円
C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円
D接着と塗装研究会メンバー a)企業10,800円 b)大学・官公庁4,320円
3)申込方法 高分子学会申込みサイト https://www.spsj.or.jp/entry/ からお申し込みいただき、参加費を9月末日までにご送金下さい。参加証、請求書(希望者のみ)を順次送付させていただきます。
4)振込先 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 高分子学会>
郵便振込<00110-6-111688 高分子学会>
振込手数料は振込人にてご負担下さいますようお願いいたします。
銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。
5)その他:演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

申込先 高分子学会 2016接着と塗装研究会講座係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737

※※Webでのお申し込みは9月8日(木)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。