17-2接着と塗装研究会
塗料系における機能材料の新技術
趣旨 塗料は被塗物の保護・美観・特別な機能の付与という役割を持っています。それらの性能を発揮するために、塗料は一般に樹脂・顔料・溶剤および必要に応じた添加剤によって構成されています。このような構成材料の機能を理解し制御することで塗料特性を変えることが可能となり、塗料商品としての価値を高めることになります。
本研究会では、接着・粘着性能に関わる添加剤材料と、無機系塗料に位置づけられるほうろう(琺瑯)材料の特徴について、この分野で活躍されている講師の方々にご紹介いただきます。無機材を含む機能材料の基本的な性能発現メカニズムと使いこなしの情報を提供すると共に、さらなる研究開発や応用展開へのヒントが出てくれば非常に嬉しく思います。多くの皆様のご参加を期待いたします。
主催 高分子学会 接着と塗装研究会
開催日 2017年09月08日 13:30〜16:50
開催場所 東京理科大学森戸記念館 第2フォーラム
新宿区神楽坂4-2-2
http://www.sut.ac.jp/info/access/kagcamp.html
Tel:03-5228-8110
交通 JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩3分
プログラム <13:30−14:30>
1)加飾技術としてのほうろう(琺瑯)
(日本フリット)秋山 修一
古代エジプト、ツタンカーメン王の黄金マスクが実はほうろうの最初期のものと言われており、紀元前から金属質にエナメル質ガラスを加工したものが作られています。
古くから継承されるほうろう(琺瑯)とは何か、どのような加飾技術があるのかを中心に報告したいと思います。
<14:40−15:40>
2)ロジン誘導体の特性と接着・塗装分野への適応
(ハリマ化成)河野 雅和
松脂由来の天然資源であるロジンを用いた誘導体は、古くから接着分野においては粘着付与剤として、塗装分野においては船底塗料や顔料分散性向上用途に使用されてきました。本講では、ロジン誘導体の特性から、接着・塗装分野への適応に関して説明いたします。
<15:50−16:50>
3)シランカップリング剤の反応メカニズムと使用方法
(信越化学工業)山田 哲郎
シランカップリング剤は無機および有機材料と化学結合する反応基を併せ持つため、有機/無機複合材料の性能向上目的で様々な用途に使用されています。本講演ではシランカップリング剤の基本的な使いこなしの他、当社で新規に開発したシランカップリング剤について紹介いたします。

※演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
受付期間 2017年06月23日〜2017年09月07日
参加要領 1)定員60名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
2)参加費 @企業 3,240円
      A大学・官公庁 2,160円
      B学生 1,080円
      C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円
      D接着と塗装研究会メンバー 無料
3)申込方法
      当サイトからお申し込みの上、参加費を9月末日までにご送金下さい。
      参加証、請求書(希望者のみ)を順次送付させていただきます。
4)振込先
      銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通)1126232 公益社団法人 高分子学会>
      郵便振込<00110-6-111688 公益社団法人 高分子学会>
      振込手数料は振込人にてご負担下さいますようお願いいたします。
      銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただ
      きます。

※Webでの受付は開催前日9月7日(木)午前までとさせていただきます。以降は下記宛てお問い合わせ下さい。

申込先
      高分子学会 接着と塗装研究会係
      〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
      TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737