第35回医用高分子研究会講座
がん治療と医用高分子 |
趣旨 |
日本人の死因の第1 位は悪性新生物、すなわち"がん"であり、国立がん研究センターが公表するがん統計からも明らかなように、がんの罹患率は年齢に伴い著しく増加します。65歳以上の人口の割合が上昇している我が国においてがん治療は今後益々重要になることは確実です。医用高分子材料の研究においてもがん治療は重要課題のひとつとして認識されています。特に、がん細胞を標的とする高分子ナノ粒子の開発は、医用高分子によって実現するがん治療の最も典型的な例と言えます。薬物輸送以外にも診断や計測など、がん治療に関わる多くの検討がなされているにも関わらず、マテリアルが拓くがん治療について議論する機会はこれまでほとんど存在しませんでした。そこで、本講座では「がん治療と医用高分子」と題し、がん治療と医用高分子が関わり方について様々な角度から議論します。医学と工学の境界領域を志向する学生、化学者・工学者、臨床家、企業からの積極的なご参加をお待ちしております。
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主催 |
高分子学会 医用高分子研究会 |
協賛 |
応用物理学会 化学工学会 日本化学会 日本人工臓器学会 日本農芸化学会 日本DDS学会 日本バイオマテリアル学会 日本薬学会 日本再生医療学会(予定) |
開催日 |
2018年11月08日 10:00〜17:30 |
開催場所 |
東京理科大学 神楽坂キャンパス一号館17階大会議室
新宿区神楽坂1-3
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交通 |
JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車徒歩10分(http://www.tus.ac.jp/info/campus/kagurazaka.html参照) |
プログラム |
※青木一男先生のご講演は都合により 長田健介先生のご講演に変更になりました。
10:00〜10:05 開会挨拶 10:05〜10:55 1)機能性高分子を用いた免疫反応の制御とがん免疫療法への展開 (阪府大院工)弓場 英司 10:55〜11:45 2)がん組織モデルの現状と課題 (阪大院工)松ア 典弥 11:45〜12:35 3)機能性高分子の設計に基づくがん治療診断・治療システムの開発 (東工大科技創成)西山 伸宏 13:40〜14:30 4)スマートマテリアルによる貼るがん治療 (物材機構)荏原 充宏 14:30〜15:20 5)DNAの折りたたみ制御と膵臓がんの遺伝子治療への展開 (量研機構)長田 健介 15:30〜16:20 6)がんマスイメージングの現状と課題 (阪大院工)新間 秀一 16:20〜17:10 7)がんエクソソームの現状と課題 (がん研究会)芝 清隆 17:10〜17:15 閉会挨拶
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受付期間 |
2018年06月14日〜2018年11月07日 |
参加要領 |
1) 定員 100名 2) 参加費 企業 14,040円 大学・官公庁 5,400円 学生 2,160円 名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シ二ア会員 2,160円 (医用高分子研究会メンバー 企業10,800円、大学・官公庁4,320円) 3) 申込方法 WEBにてお申込の上、参加費を11月末日までにご送金ください。 参加証、請求書(希望者のみ)を順次配布いたします。 4) 振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行 銀座支店 (普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。
※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
問合先 高分子学会 医用高分子研究会係 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F TEL03-5540-3771 FAX03-5540-3737 |