2018接着と塗装研究会講座
表面解析・分析技術の新展開
趣旨 接着剤や塗料が設計通りの物性を発現しない要因として構成材料の偏析、コンタミネーションの影響、成膜条件に依存する表面形状の異常等、表面・界面に起因する場合が非常に多く、接着/塗装技術を用いる上でその表面及び被着体との接合界面の状態を把握することは非常に重要です。
 本年度の講座では、表面・界面に関わる分野でご活躍の先生方をお招きし、理論/解析・分析手法についてご講演いただきます。さらなる研究開発や製品応用へのヒントが得られれば非常に嬉しく思います。多くの皆様のご参加を期待いたします。
主催 高分子学会 接着と塗装研究会
協賛 (予定)日本接着学会,日本接着剤工業会,日本塗装技術協会
開催日 2018年09月07日 10:20〜16:50
開催場所 東京理科大学森戸記念館 第1フォーラム
新宿区神楽坂4-2-2

Tel:03-5228-8110
交通 JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩3分
プログラム <10:20〜11:20>
表面・接着界面における高分子の状態・挙動とその分析
(東京工業大学)扇澤 敏明
接着前の表面、接着後の界面における高分子鎖の状態が、接着強度などの物性に大きく影響を及ぼす。接着に関連する高分子の表面・界面における状態、界面形成で起こる挙動、そしてそれらの分析手法について概説する。
<11:30〜12:30>
局所領域での高分子材料表面の物性評価〜走査プローブ顕微鏡での評価技術を中心に〜
(三井化学分析センター)生井 勝康
各種高分子材料の研究開発において更なる微細化が求められており、ナノスケールでの表面物性の理解が重要となってきている。本講演では、走査プローブ顕微鏡(SPM)技術を中心に弊社で実施をしている表面物性評価技術とその解析事例を紹介する。
<13:30〜14:30>
TOF-SIMS分析を用いた解析事例の紹介
(日東分析センター)武内 崇夫
表面分析手法の一つであるTOF-SIMSは、試料最表面(数nm)の組成情報を得ることが可能である。また、各種前処理と組み合わせることで、数nm〜数100μmまでの深さ方向の組成分布を測定することもできるため、粘着・接着現象を評価するうえで欠かせないツールとなっている。今回、TOF-SIMSの基礎原理を説明しながら、粘接着材料の解析事例を紹介する。
<14:40〜15:40>
粘弾性測定による塗装特性および塗膜形成過程の評価
(アントンパールジャパン)宮本 圭介
従来の粘度計では評価が困難であった塗装工程における重要な物性であるタレ性、レベリング性の評価、更に塗布後の塗膜形成過程の評価に関して粘弾性測定による測定事例を紹介する。
<15:50〜16:50>
防曇性評価装置を用いた曇り度合い、晴れ度合いの評価
(協和界面科学)平野 大輔
当社が新たに開発した防曇性評価装置は"遠くの景色がはっきり見えるかどうか?"という観点から曇っていく過程と曇った状態から晴れていく過程の評価が可能となっている。装置の測定原理や評価方法、実際の試料を用いた測定例を紹介する。
受付期間 2018年06月29日〜2018年09月06日
参加要領 1)定員100名
2)参加費 @企業 14,040円  A大学・官公庁 5,400円  B学生 2,160円
C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円
D接着と塗装研究会メンバー a)企業10,800円 b)大学・官公庁4,320円
3)申込方法 高分子学会申込みサイト https://www.spsj.or.jp/entry/ からお申し込みいただき、参加費を9月末日までにご送金下さい。参加証、請求書(希望者のみ)を順次送付させていただきます。
4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 高分子学会>
郵便振込<00110-6-111688 高分子学会>
振込手数料は振込人にてご負担下さいますようお願いいたします。
銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。
5)その他:演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

申込先 高分子学会 2018接着と塗装研究会講座係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737

※※Webでのお申し込みは9月6日(木)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。