06-5ポリマーフロンティア21
高分子が並ぶ、高分子を並べる |
趣旨 |
高分子は、分子の一次構造だけでなく、それが集まって集合体として高次構造を有することにより機能を発現しています。そのような高分子が並ぶことを積極的に利用したり、さらには何らかの外力により意図的に並べて組織化して、1桁上の性能を発揮させたり、新たな機能を発現させたりする検討がなされています。今回は、そのような「高分子が並ぶ、高分子を並べる」といった技術に関して、高分子物性の基礎を振り返り、さらには応用の最前線についてご紹介いただきます。 |
主催 |
高分子学会 行事委員会 |
協賛 |
日本化学会 |
開催日 |
2007年01月25日 10:20〜17:30 |
開催場所 |
東京大学浅野キャンパス 武田先端知ビル 武田ホール
文京区弥生2−11−16
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交通 |
地下鉄千代田線 根津駅1番出口 徒歩約5分 |
プログラム |
<10:20〜11:30> 1.高分子配向―アモルファスから結晶へ (京都大学化学研究所)金谷 利治 高分子は結晶化過程、高次構造形成過程において自発的に配向すると同時に外場刺激を受けて配向促進や特殊配向を起こす。本講演ではアモルファスおよび結晶化過程において高分子配向を支配する要因について議論する。
<11:30〜12:40> 2.力学的配向 (東京理科大学理学部)金元 哲夫 塑性変形を利用した高分子鎖の配向制御の基礎と応用を、ポリエチレン、テフロンを例として述べる。次いで、極限配向により、通常では予想できない優れた力学物性や特異な性質が発現した例を紹介する。
<13:20〜14:20> 3.磁場配向 (首都大学東京都市環境学部)木村 恒久 磁場を用いた高分子材料、有機材料の配向制御に関して、基礎的な方法論及び最近の精密配向の実例などを紹介する。
<14:20〜15:20> 4.磁場配向による高分子材料の高性能化 (ポリマテック)飛田 雅之 炭素繊維、有機繊維、セラミック粒子などの反磁性体を高分子マトリックス中で磁場配向させた機能性高分子複合材料、および特定の高分子を磁場で配向させた高熱伝導性高分子や低熱応力高分子複合材料などを紹介する。
<15:30〜16:30> 5.光配向変化を利用した光で動く高分子(東京工業大学資源化学研究所)池田 富樹 架橋液晶高分子にフォトクロミック分子を導入すると光で液晶の配向変化を誘起できる。液晶配向変化に伴い,架橋液晶高分子は液晶配向方向に収縮し、変形が生じる。この性質を利用すると光により二次元・三次元で動くいろいろな高分子をつくることができる。
<16:30〜17:30> 6.光化学反応を利用した高分子―液晶界面の配向制御法 (JSR)木村 雅之 基板上に形成した高分子層の配向を制御し液晶の巨視的配向状態を得る、いわゆる界面配向は液晶素子の製作において重要な技術である。本講演では、次世代技術として、光化学反応を利用した高分子層―液晶分子層界面の配向制御法について紹介する。
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受付期間 |
2006年09月27日〜2007年01月24日 |
参加要領 |
1) 定員300名 2) 参加費 @企業21,000円 A大学・官公庁10,500円 B学生・ゴールド・シルバー3,150円 年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円 3) 申込方法 WEBにてお申込ください。随時、参加証と請求書を送付いたします。 4) 参加費の支払い 請求書到着後1月末日までにお願いします。 銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。 振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会 郵便振込:00110-6-111688 社団法人高分子学会 5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
申 込 先 (社)高分子学会 06-5ポリマーフロンティア21係 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737
※Webでのお申し込みは1月24日(水)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。
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