06-2高分子学会講演会
高分子合成のこれまで・これから  研究開発に求められる新たなミッション
趣旨 これまでは、大量生産・大量消費を背景に高分子の合成技術が大きく発展してきましが、
これからは、ニーズの多様化、高機能化、環境低負荷などの社会的・経済的要求を満たす新たな合成技術が求められています。本講演会では、これらのパラダイムシフトに対応すべく変貌しつつある重合技術や製造プロセスについての最新動向について紹介いただきます。
主催 高分子学会 行事委員会
協賛 日本化学会
開催日 2007年01月26日 10:20〜17:20
開催場所 東京工業大学 百年記念館フェライト会議室(3階)
目黒区大岡山2-12-1

Tel:03-5734-3331
交通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム 10:20〜11:20 
1)高分子合成のこれまで・これから             (三井化学)柏 典夫
我々の日常に欠かせない物質となった高分子の、過去から現在に亘る技術開発の潮流について解説する。さらに今後の産業界の目指すべき方向性について考え方の一端を述べる。

11:20〜12:20 
2)炭化水素系ポリマーの高性能化・高機能化      (広島大学大学院)塩野 毅
プロピレン、ブタジエン、スチレンなどの炭化水素系モノマーを立体特異性・モノマー連鎖分布等を精密に制御しながら(共)重合する手法について紹介し、炭化水素系ポリマーの高性能化・高機能化の可能性について展望する。

13:10〜14:10 
3)リビングラジカルにおける最近の展開      (名古屋大学大学院)上垣外 正巳
この約十年で、リビングラジカル重合は急速に発展し、重合系の多様化、適応モノマーの拡張、機構の解明、複雑な構造をもつ高分子の精密合成など、多岐にわたる展開をみせている。これら最近の展開について概説する。 

14:10〜15:10 
4)マイクロリアクターを利用した高分子合成         (出光興産)岩崎 猛
マイクロリアクターをラジカル重合、カチオン重合へ適用することにより、重合反応の制御性が顕著に向上することが見出された。流路を並列化したデバイスによるスケールアップ検討、パイロット装置での連続運転の結果も合わせて紹介する。

15:20〜16:20 
5)マイクロ波を利用した高分子合成        (産業技術総合研究所)長畑律子
高分子材料の新しい製造方法として近年注目されるマイクロ波を用いる重合反応について解説し、最近10年間程度に発表された論文等を紹介する。本技術が将来実用化されるための課題と問題点についても言及する。

16:20〜17:20 
6)グリーン・エタノール・ケミストリー            (サンギ)土田敬之
グリーン・エタノール・ケミストリーでは、バイオエタノールを(アパタイト)触媒変換でケミカルズや燃料を合成する。農林業に立脚した炭素質循環型の化学産業となるので、地球と人類の永続的な共存が可能となる。
受付期間 2006年10月05日〜2007年01月25日
参加要領 1) 定員100名
2) 参加費 @企業10,500円 A大学・官公庁5,250円 B学生・ゴールド・シルバー2,100円
年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。
a) 会社8,400円 b) 大学・官公庁4,200円
3) 申込方法 WEBにてお申込ください。随時、参加証と請求書を送付いたします。
4) 参加費の支払い 請求書到着後1月末日までにお願いします。
銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。
振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会
郵便振替:00110-6-111688 社団法人高分子学会
5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

申 込 先
(社)高分子学会 06-2高分子学会講演会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737

※Webでのお申し込みは1月25日(木)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。