06-6ポリマーフロンティア21
電気を操る・電気が操る高分子(3)−エネルギー変換デバイスの最前線−
趣旨 近年、有機高分子材料を、光エネルギーや化学エネルギーを電気エネルギーに変換するデバイス(太陽電池、二次電池、燃料電池)、あるいは電気エネルギーを光エネルギーや力学エネルギーに変換するデバイス(EL、アクチュエータ)へ応用するための研究が活況を呈しています。今後IT、自動車、ロボットなど多くの分野で幅広い応用が期待される「電気エネルギー変換を行う有機高分子材料」を用いたデバイスへの展開の現状と課題を紹介いただきます。
主催 高分子学会 行事委員会
協賛 (予定)日本化学会
開催日 2007年02月16日 10:00〜17:20
開催場所 東京工業大学 西9号館2階 ディジタル多目的ホール
東京都目黒区大岡山2-12-1

交通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約3分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム <10:00〜11:00>
1. π共役ポリマーが担うエネルギー変換デバイス (九工大院生命)金藤 敬一
 エネルギー変換デバイスとして能動的に機能できるのはπ共役ポリマーに限られる。π共役ポリマーのエネルギー変換機能について、太陽電池、2次電池、アクチュエータなどを例に、その基礎と技術動向を解説する。

<11:00〜12:00>
2. 次世代大容量キャパシタ (農工大院共生科学)直井 勝彦
 地球環境に優しいエネルギーデバイスであるキャパシタに注目し、そのR&Dステイタスの現状を紹介し、さらに近未来の次世代大容量キャパシタの動向について述べる。また、キャパシタのもたらす地球環境の持続と経済発展効果(ECODEVELOPMENT)に関しても触れる。

<13:10〜14:10>
3. 有機薄膜太陽電池の研究開発 (産総研)當摩 哲也
有機薄膜太陽電池には、ポリマー溶液をスピンコートで製膜するウエットプロセス太陽電池と、低分子色素を真空蒸着で製膜するドライプロセス太陽電池がある。本講演では両手法の研究開発状況について紹介する。

<14:10〜15:10>
4. 固体高分子形燃料電池 (旭硝子)吉武  優
 電気自動車用電源や家庭用コージェネシステムなどとしての実用化が期待されている固体高分子形燃料電池の開発の現状と今後克服すべき課題などについてキーマテリアルであるポリマーや電極触媒を中心に紹介する。

<15:20〜16:20>
5. プリンタブル・フレキシブル有機EL (阪大先端)大森  裕
 有機ELの特徴のひとつにウェットプロセスで素子作製ができることがあげられる。ここでは、高効率は発光が得られる燐光材料を用いた、フレキシブルな有機ELの作製とその特性について報告する。

<16:20〜17:20>
6. イオンポリマーによるアクチュエータデバイス (産総研)安積 欣志
 イオン交換樹脂、イオン液体ゲルなどのイオンポリマーを固体電解質とし、各種金属微粒子やカーボンナノチューブ、ナノカーボンファイバー等のナノカーボン材料を電極材料として複合化したソフトアクチュエータデバイスについて概説する。
受付期間 2006年10月20日〜2007年02月15日
参加要領 1) 定員200名
2) 参加費 @企業21,000円 A大学・官公庁10,500円 B学生・ゴールド・シルバー3,150円
年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。
a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円
3) 申込方法 WEBにてお申込ください。随時、参加証と請求書を送付いたします。
4) 参加費の支払い 請求書到着後2月末日までにお願いします。
銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。
振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会
郵便振込:00110-6-111688 社団法人高分子学会
5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

申 込 先 (社)高分子学会 06-6ポリマーフロンティア21係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737


※Webでのお申し込みは2月15日(水)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。