07-2高分子学会講演会
高分子の成形加工技術〜その科学と新潮流〜
趣旨 高分子成形加工技術は、ミクロスケールでの高分子物性を理解し、その機能を製品に要求されるマクロな仕様へと仕立て上げる技術であり、マルチスケールを意識した境界領域の科学の包括的な理解が必要です。近年、これらの科学と装置面での進歩との相互補完により、従来とは異なる成形技術を駆使した新規特性を有する製品が生まれつつあります。
本講演会においては「加工技術」に焦点を当て、「高分子を溶かす、流す、固める」という基礎現象から最新成形加工技術までを幅広く紹介します。
主催 高分子学会 行事委員会
協賛 (予定)日本化学会他
開催日 2008年02月01日 10:20〜17:20
開催場所 東京工業大学百年記念館フェライト会議室
目黒区大岡山2-12-1

Tel:03-5734-3331
交通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム <10:20〜11:30>
1.高分子成形加工とレオロジー
(山形大学大学院工学研究科)小山清人 
高分子成形加工においてレオロジー制御は非常に重要である。そこで本講演では、成形加工におけるレオロジーの基礎からレオロジー制御を用いた実際の成形加工への応用について述べる予定である。

<11:30〜12:40>
2.超高速射出成形現象の可視化・実験解析
(東京大学国際・産学共同研究センター)横井秀俊
射出成形のサイクル短縮と超薄肉化にともなって、充填時間30ms以内の超高速射出成形技術も広く用いられている。本講演では、これまで知る術すらなかった超高速成形現象に焦点を当て、可視化・実験解析した事例を紹介する。


<13:40〜14:50>
3.プラスチック発泡成形から見たナノからマクロまでの成形加工
(京都大学工学研究科)瀧健太郎
プラスチック発泡成形で作られるナノメートルサイズの気泡径を有する発泡体から、射出発泡成形で作成される微細発泡体まで、気泡核生成と成長のコントロールによる発泡体の微細構造制御について、実験と理論の両面からアプローチした研究について説明する。

<15:00〜16:10>
4.高分子マイクロ・ナノ成形
(山形大学大学院理工学研究科)伊藤浩志
高分子材料を用いたマイクロ・ナノスケールの加工技術について、特にトップダウン型アプローチである、マイクロ射出成形、ホットエンボス、インプリント技術などについて現在の研究動向を紹介する。さらに、微小・微細加工における材料―加工―構造―物性の相関について議論する。

<16:10〜17:20>
5.プラスチックCAEにおけるメソ構造の評価と物性予測
(プラメディア)多田和美
樹脂物性は分子配向や結晶化など高分子のメソ構造の影響を強く受ける。したがって樹脂物性を入力データとして取り扱うCAEにおいては、その精度向上を考えた場合、成形プロセスでのメソ構造の評価が重要となる。ここでは射出成形CAEにおけるメソ構造の評価や樹脂物性の予測について、最新の成形シミュレーション技術を紹介する。
受付期間 2007年11月01日〜2008年01月31日
参加要領 1) 定員100名
2) 参加費 @企業10,500円 A大学・官公庁5,250円 B学生・ゴールド・シルバー会員2,100円
年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。
a) 会社8,400円 b) 大学・官公庁4,200円
3) 申込方法 WEBにてお申込ください。随時、参加証と請求書を送付いたします。
4) 参加費の支払い 請求書到着後2月末日までにお願いします。
銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。
振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会
郵便振替:00110-6-111688 社団法人高分子学会
5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

申 込 先
(社)高分子学会 07-2高分子学会講演会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737

※Webでのお申し込みは1月31日(木)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。