07-6ポリマーフロンティア21
ポリマー微粒子材料の基礎から最先端におけるイノベーション |
趣旨 |
ポリマー微粒子は各種高分子製品に配合される工業的に重要な材料の一つです。最近では、リビング重合による精密な微粒子設計、マイクロリアクターを利用した微粒子作製など、サイズの均一化、多様な構造の制御、表面反応性付与など高性能化に向けた技術革新が進んでおり、情報表示・記録材料・医療診断材料など、微粒子ならではの特性を活かした新規な用途展開も検討されています。さらに、コロイド結晶・構造発色を指向した材料開発、金属・無機物とのハイブリッド材料開発などのように応用範囲も拡大しつつあります。今回は次世代を切り拓く機能化および応用のキーとなるスペシャリティのある微粒子材料について基礎から応用展開まで紹介していただきます。 |
主催 |
高分子学会 行事委員会 |
協賛 |
(予定)日本化学会 |
開催日 |
2008年02月21日 10:00〜17:30 |
開催場所 |
東京工業大学 西9号館2階 ディジタル多目的ホール
東京都目黒区大岡山2-12-1
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交通 |
東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約3分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
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プログラム |
プログラム <10:00〜11:10> 1.ポリマー微粒子の機能と用途展開
(綜研化学)川瀬 進 ポリマー微粒子は材料由来の組成、分子量、構造のほか粒子径、粒径分布、形状、粒子構造、モルフォロジー、表面処理などにより、様々な機能を発現している。本講演ではこれらの機能と用途展開について具体例を紹介する。
<11:10〜12:00> 2.無極性媒体中における微粒子合成と表示材料への応用
(山形大学大学院理工学研究科)川口 正剛 近年、紙がもつ手軽さ、柔軟性、メモリー性などの特性を有する電子ペーパーに多くの関心が集まっている。これに応用できる機能性微粒子の合成戦略の指針や電子ペーパーに応用した時の特性や課題について述べる。
<13:10〜14:00> 3.水溶性高分子を用いた炭酸カルシウム複合微粒子の構造制御
(京都大学大学院工学研究科)中 建介 水溶性高分子を用いて炭酸カルシウム粒子からなる有機−無機複合材料を得ようとする動きが活発となっている。本講演ではデンドリマーや汎用高分子であるポリアクリル酸を用いた炭酸カルシウム複合微粒子の構造制御の新しい手法について述べる。
<14:00〜14:50> 4.球状単分散ポリマー/酸化セリウムハイブリッドナノ粒子の開発
(産業技術総合研究所)松原 一郎 コアシェル型のポリマー/酸化セリウムハイブリッドナノ粒子を開発した。粒径分布が狭く、各種溶媒への分散性に優れているため様々な分野への応用が期待できる。本公演では合成方法と生成したナノ粒子の特徴を紹介する。
<15:00〜15:50> 5.ラメラ構造を形成するポリマーナノスフィア型新規リン脂質ポリマーの化粧品素材としての有用性
(日油)福井 洋樹 "ナノテクノロジー"は化粧品において最も注目される商品コンセプトの1つである。本講演では、水中で自己組織化ナノ粒子分散体を形成し、乾燥被膜がラメラ液晶構造を持つ新規リン脂質ポリマーの機能性化粧品素材としての有用性について紹介する。
<15:50〜16:40> 6.高分子微粒子のバイオメディカル分野への応用、バイオ計測
(JSR)村田 充弘 高分子微粒子は、ゲノム創薬・プロテオミクスなどの先端研究から実用的な臨床検査まで、さまざまなバイオメディカル分野で広く利用されている。本講演では、高分子微粒子を用いたバイオ計測について実例を紹介する。
<16:40〜17:30> 7.微粒子構造制御とそのアプリケーション
(積水化学工業)松村 健一 近年多様化する市場の要望に応えるため、粒径制御、内部構造制御、強度制御等を行い、各アプリケーションへ最適化することが重要である。今回は実際のアプリケーションに向けて開発した微粒子の事例を紹介する。
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受付期間 |
2007年11月16日〜2008年02月19日 |
参加要領 |
1) 定員100名 2) 参加費 @企業21,000円 A大学・官公庁10,500円 B学生・ゴールド・シルバー3,150円 年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円 3) 申込方法 WEBにてお申込ください。随時、参加証と請求書を送付いたします。 4) 参加費の支払い 請求書到着後2月末日までにお願いします。 銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。 振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会 郵便振込:00110-6-111688 社団法人高分子学会 5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
申 込 先 (社)高分子学会 07-6ポリマーフロンティア21係 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737
※Webでのお申し込みは2月20(水)午前までとさせていただきます。 以降は上記宛お問い合わせ下さい。
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