第58回医用高分子研究会
新世代医用高分子へのチャレンジ
趣旨 今日および将来における,人工臓器・再生医療・ドラッグデリバリーシステム・診断システムなどの先進的医療を具現化し,進化(深化)させるための新しい概念と材料の誕生が切望されていますが,その前には種々の解決しなければならない難問が立ちはだかっています。こうした一種の閉塞的状況を打破するためには,これまでの成果や知見を冷静に分析・整理した上で,柔軟な発想によりこの難問を打破する新概念を創出すると同時に,次世代の医用高分子研究を担う若手研究者の発掘・育成が必要不可欠です。今回の研究会は,久しぶりに関西地区での開催ということもあり,関西地区の大学・企業等の学生・若手研究者を主な対象とし,人材の発掘・育成を主眼としたプログラムを企画しました。冒頭に,医用高分子研究の第一線で長年先導的立場を担って来られた松田武久先生に教育的な見地から特別講演を行っていただいた後,関西地区を中心に活躍し,現在・未来における医用高分子研究を背負って立つことを期待される若手研究者を講師として,主要分野のレビューと今後の展望について紹介していただくこととしました。本研究会が将来の医用高分子を目指す人材の開拓に繋がるとともに,若手医用高分子研究者への自覚と成長を促す契機になることを期待して,大学院生や企業・研究所の若手研究者の積極的な参加をお待ちしています。
主催 高分子学会 医用高分子研究会
協賛 日本化学会・日本人工臓器学会・日本薬学会 ・日本バイオマテリアル学会・日本DDS学会(予定)
開催日 2008年03月12日 10:00〜17:00
開催場所 関西大学100周年記念会館ホール1
吹田市山手町3-3-35

Tel:06-6368-1121
交通 阪急電鉄千里線 関大前駅下車 徒歩約5分
 (http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/access.html 参照)
プログラム 10:00〜11:00 1. バイオマテリアル研究の黎明期から飛躍期にかけての私の経験
            (金沢工業大学)松田武久
11:00〜11:40 2. 医用高分子の合成:現状と新展開
            (兵庫県立大学)遊佐真一
11:40〜12:20 3. 新しい生分解性材料と用途開発
            (関西大学)岩崎泰彦
13:20〜14:00 4. 硬組織適合型材料の設計と新展開
            (大阪大学)渡邉順司
14:00〜14:40 5. 再生医療へ向けた幹細胞技術
            (国立循環器病センター)馬原 淳
14:40〜15:20 6. DDSの新しい方法論と展開
            (大阪府立大学)原田敦史
15:40〜16:20 7. バイオセンシングを目指す糖鎖材料
            (北陸先端科学技術大学院大学)三浦佳子
16:20〜17:00 8. 医用材料研究における課題を考える
            (東京医科歯科大学)岸田晶夫


受付期間 2007年12月21日〜2008年03月11日
参加要領 1) 定員 80名 
2) 参加費 企業 5,250円、大学・官公庁 3,150円、学生 2,100円
      名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー 2,100円
      医用高分子研究会メンバー 無料
3) 申込方法 WEBからお申込の後、参加費を3月末日までにご送金ください。
       参加証、請求書(希望者のみ)を順次配布いたします。
4) 振込先  
    銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 (社)高分子学会>
    郵便振替<00110-6-111688 (社)高分子学会>
    振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※当日参加も受付ますが、当日、現金での参加費のお支払はできません。お振込をお願いします。