行事参加申込

08-5ポリマーフロンティア21 バイオポリマーは石油由来ポリマーを超えられるか
趣旨	将来の化石燃料の枯渇、炭酸ガス排出量規制は高分子関連産業にとって極めて重大な問題であり、原料を天然物に求めることは必然と考えられます。このような背景において、発酵法を利用したポリ乳酸の量産化が本格的に立ち上がりつつあり、ポリエチレンもバイオマスを原料に生産されようとしています。このようにバイオポリマーの環境に対する役割は、生分解性からカーボンニュートラルにシフトしつつあります。そこで、バイオポリマーに精通した講師陣をお招きして、材料物性、経済性、環境適応性を検証し、今後の動向を考察したいと思います。
主催	高分子学会　行事委員会
協賛	（予定）日本化学会
開催日	2009年01月23日　10:20～17:30
開催場所	東京工業大学　西9号館2階　ディジタル多目的ホール東京都目黒区大岡山2-12-1
交通	東急目黒線･東急大井町線　大岡山駅下車徒歩約3分 http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム	<10:20-11:20> 1. バイオポリマー：原料・製法・品質・再商品化・価格・資源環境負荷から見た優位性とは（バイオインダストリー協会）大島一史　既存プラスチックを対照に、生物資源を原料とし、バイオプロセスを経て合成されるバイオポリマーの強み・弱みを、原料から最終処分までの工程、ライフ・サイクル・コスト及びＬＣＩの視点から考察し、実用化に向けた課題を整理する。 <11:20-12:20> 2. バイオポリマーに対する期待（トヨタ自動車車両材料技術部）　中島毅彦ＣＯ２削減と資源セキｭリティの観点から、バイオポリマ―が注目されているが、自動車を含めた幅広い工業的な応用には性能面で限界がある。バイオポリマ―の特性改良への期待について、ユ―ザ―の立場から述べる。 <13:20-14:20> 3. 第二世代のバイオプラスチック　－ポリアミド４－（産業総合研究所）中山　敦好　ポリアミド4は生分解性を持つだけでなく、バイオマスから用意に合成できるユニークなエンジニアリングプラスチックである。本講演ではバイオマスからの合成プロセスとポリマーの物性を紹介する。 <14:20-15:20> 4. 繊維材料としてのセルロースの活用　－セルロースの熱可塑化と溶融紡糸－（東レ繊維研究所）荒西義高　セルロースは地球上で最も大量に存在する有機物であり、パピルスの昔から繊維原料として活用されてきた。地球環境に配慮した２１世紀型のセルロースの活用について、特に繊維としての観点から報告する。 <15:30-16:30> 5. ポリ乳酸の高性能化と機能化　－ステレオコンプッレックスを中心として－（豊橋技術科学大工）辻秀人　植物由来の再生可能資源より生産されるポリ乳酸は、環境負荷を低減できる材料として，使用量が増大している。本講では、ポリ乳酸の用途の拡大を目的とする高性能化や高機能化に関して、ステレオコンプレックス化を中心に述べる。 <16:30-17:30> 6. バイオマス原料からの汎用ポリオレフィン製造（化学技術戦略推進機構）中川隆化石資源に代わって、再生可能な炭素源であるバイオマスを原料とした、汎用ポリオレフィン樹脂の原料モノマーを製造する技術開発が進んでいる。周辺技術の状況も含めて概要を解説する。
受付期間	2008年10月22日～2009年01月22日
参加要領	1) 定員200名 2) 参加費（税込）　①企業21,000円　②大学・官公庁10,500円　③学生3,150円　④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員3,150円　年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。　　a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円 3) 申込方法　WEBにてお申込ください。随時、参加証と請求書を送付いたします。 4) 参加費の支払い　請求書到着後1月末日までにお願いします。　銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。　振込先銀行：三菱東京UFJ銀行銀座支店　(普通) 1126232　社団法人高分子学会　郵便振込：00110-6-111688　社団法人高分子学会 5) その他　演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。申込先（社）高分子学会　08-5ポリマーフロンティア21係〒104-0042　東京都中央区入船3-10-9　新富町ビル6F TEL 03-5540-3770　FAX 03-5540-3737 ※Webでのお申し込みは1月22(木)午前までとさせていただきます。　以降は上記宛お問い合わせ下さい。