08-2高分子学会講演会
機能性高分子のデザイン |
趣旨 |
材料科学分野では、近年、ニーズの多様化、高機能化、安全性の向上、環境低負荷低減といった課題が大きくクローズアップされています。中でも高分子材料は、化合物と合成手法の多様さから大きな飛躍が期待されています。その「鍵」を握るのは、「機能」を実現するための分子設計であり、研究の最前線には、新しい合成法・分析法を使いこなすという技術的なものを超越する、無から有を創り出す発見のドラマがあります。本講演会では、高分子未来材料を実現するためのポイントを探るべく、第一線の研究者が自らの研究と経験をもとに、そのフィロソフィーを語ります。 |
主催 |
高分子学会 行事委員会 |
協賛 |
日本化学会(予定) |
開催日 |
2009年02月06日 10:20〜17:00 |
開催場所 |
東京工業大学 西9号館2階 ディジタル多目的ホール
東京都目黒区大岡山2-12-1
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交通 |
東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分 |
プログラム |
<10:20〜11:20> 1.これからの電子・エネルギーデバイスを切り開く機能性高分子 (早稲田大学)西出 宏之 有機(高)分子(材料)の分子構造−機能相関を深く理解してゆくほど、分子機能の新鮮なデザインが見えてくる。材料の先導性を高めるには、革新的な考え方で分子の創製(または探索)に挑戦する研究のポジショニングが望まれる。ここでは電荷の輸送、分離、貯蔵などを例に、機能性高分子の新しい可能性を紹介する。 <11:20〜12:20> 2. ≪個≫と≪群れ≫の世界で活きる微粒子 (慶応大学)川口 春馬 フットワークを売りにする微粒子、顔の広さで活躍する微粒子、集団の中で光る微粒子・・・、「微粒子」を「人」に置き換えても何の違和感も覚えないほど、微粒子と人との間に共通性を見いだすことができる。これまで40年間、共に歩んだ高分子微粒子たちに思いを巡らせながら、現在売り出し中の新世代微粒子の世界を探訪する。 <13:30〜14:30> 3. 機能性高分子が招く未来医療 (東京大学)片岡 一則 本講演では、生体機能をインテグレートした高分子のナノアッセンブリーに基づく最先端医療デバイス設計の最前線を紹介し、QOLに優れた低侵襲診断・治療に貢献する高分子科学の未来を展望する。 <14:30〜15:40> 4. 高分子 vs. 超分子-Bio-inspired系における機能設計- (崇城大学・九州先端科学技術研究所)新海 征治 超分子化学は、歴史的には高分子化学にやや遅れて登場した概念である。超分子は高分子と共通する性質も多いが、極めて異なる性質を示すところが何点かある。この差を意識することで(特にバイオ系との比較において)、研究者は興味ある機能材料を多数設計することが可能となる。更に高分子/超分子、超分子/天然由来分子などのハイブリッド系も各々の特徴を生かして機能設計すれば、新しい研究対象と成り得る。本講演では、自分達の研究成果を中心にこの分野の研究進展をサーベイする。 <15:50〜17:00> 5. 機能材料の分子設計 ―世に出る材料を目指した開環重合― (近畿大学分子工学研究所)遠藤 剛 機能性モノマーベンゾオキサジン、ラクトン類、アミノ酸NCAを中心に合成・反応性・機能材料への展開について触れる。
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受付期間 |
2008年10月30日〜2009年02月05日 |
参加要領 |
1) 定員200名 2) 参加費 @企業10,500円 A大学・官公庁5,250円 B学生2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー 2,100円 年会費制会員※1)の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a) 会社8,400円 b) 大学・官公庁4,200円 ※1)詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧下さい。 3) 申込方法 学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/または下記申込書にご記入の上、 FAXまたは郵送にてお申込み下さい。随時、参加証と請求書を送付いたします。 4) 参加費の支払い 請求書到着後2月末日までにお願いします。 銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。 振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会 郵便振込:00110-6-111688 社団法人高分子学会 5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
申 込 先 (社)高分子学会 08-2高分子学会講演会係 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737
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