09-4ポリマーフロンティア21
フォトニクス技術が切り開く社会とポリマー材料
趣旨 光を利用したフォトニクス技術は、通信分野だけでなく、ディスプレイ、ストレージ、センサー、光源などに活用され、従来のエレクトロニクス技術と融合またはそれに置き換わりつつあります。本講演会では、フォトニクス技術が切り開く新しい社会あるいは産業を見据え、そこに関わるキーマテリアルとしてのポリマー材料について最先端の研究について紹介いただきます。
主催 高分子学会 行事委員会
協賛 日本化学会
開催日 2009年11月06日 10:20〜17:30
開催場所 東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室
東京都目黒区大岡山2-12-1

交通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
プログラム <10:20-11:20>
1.光を利用した薄膜の構造形成と制御
(名古屋大学大学院)関 隆広
薄膜にてナノ〜メソ〜マイクロメーターレベルに至る構造形成やその配向制御、およびその造り替えが容易に可能となれば、新たな応用への道が拓ける。講演では、光応答液晶高分子膜を中心とした構造形成・制御、その応用例について紹介する。

<11:20-12:20>
2.ポリマー固体の屈折率・波長分散・光吸収の精密予測とポリイミドの屈折率制御
(東京工業大学大学院)安藤 慎治
密度汎関数法より求めた分子分極率・1電子励起エネルギーとBiceranoの方法で推算した密度を用いて、ポリマー固体の屈折率・波長分散・光吸収スペクトルを精密に予測する方法を確立した。この手法に基づき、高透明性、高/低屈折率、低波長分散を示すポリイミドを分子設計・合成し、光学特性を評価して、屈折率・波長分散・吸収端の間に一般規則があることを見出した。

<13:20-14:20>
3.フルオレン系高屈折率樹脂:新規カルド構造の活用と最近の開発動向
(東京工業大学大学院)高田 十志和
9位に芳香族置換基を有するフルオレン骨格を基本構造に持つフルオレン系ポリマーは、優れた特性を持つため、光学レンズをはじめとして様々な用途を持つ。演者らの新規カルド骨格含有ポリマーの開発を含む最近の研究開発動向について紹介する。

<14:20-15:20>
4.プリンタブル有機ELと受光素子
(大阪大学)大森 裕
有機デバイスの特徴は溶液プロセスでプラスチック基板などに素子作製ができることである。本講演では、印刷技術で作製するフレキシブルなデバイスとして有機ELと有機受光素子を取り上げその特性について述べる。

<15:30-16:30>
5.光機能性オリゴシラン類の研究
(群馬大学)平塚 浩士
当研究室ではオリゴラシンやポリシランの光機能の研究を行っており、光励起により大きな電荷分離状態を形成するオリゴラシンや、ポリシランにより機能性色素薄膜の耐光性向上などに関する成果について発表する。

<16:30-17:30>
6.光インターコネクションのための屈折率分布型ポリマー並列光導波路
(慶應義塾大学)石榑 崇明
ハイエンドサーバやルーターなどの情報通信機器筐体内における長高速・超並列光インターコネクションの実現を目指して開発してきた屈折率分布型コアポリマー光導波路を紹介する。
受付期間 2009年07月16日〜2009年11月05日
参加要領 1) 定員100名

2) 参加費 @企業21,000円 A大学・官公庁10,500円 B学生 1,050円
C名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員3,150円
年会費制会員※の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。
a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円
※詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧下さい。

3) 申込方法 学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/または下記申込書にご記入の上、FAXまたは郵送にてお申込み下さい。随時、参加証と請求書を送付いたします。

4) 参加費の支払い 請求書到着後11月末日までにお願いします。
   銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。
   振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会
   郵便振込:00110-6-111688 社団法人高分子学会

5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

申 込 先 (社)高分子学会 09-4ポリマーフロンティア21係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737