09-6ポリマーフロンティア21
進化し続ける汎用ポリマー
趣旨 汎用ポリマーは,身近にあふれながらも知恵と工夫で新たな材料を生み出せるキーマテリアルです.本講演会では汎用ポリマーの高性能、高機能化の現状と,研究室でこれからの材料として活躍の場を与えられている汎用ポリマーの姿を紹介します。
主催 高分子学会 行事委員会
協賛 日本化学会
開催日 2010年02月19日 10:20〜17:30
開催場所 東京工業大学 百年記念館 フェライト会議室
東京都目黒区大岡山2-12-1

プログラム プログラム
<10:20-11:20>
1.汎用高分子で拓く光学材料
(東京農工大学)斎藤  拓
高分子材料をディスプレイなどの光学用途に利用するためには、透明性、屈折率、複屈折、光反射性などの光学特性の制御が不可欠である。本講では汎用高分子における光学特性の制御とその基礎科学的知見について概説する。
<11:20-12:20>
2.先端分野からの多彩な要求に対応する多彩なエポキシ樹脂の分子設計・合成・評価
(DIC)小椋 一郎
半導体やプリント配線基板などの先端分野においては,近年の技術革新に伴って、主要絶縁材料であるエポキシ樹脂に対する性能向上要求の高度化と多様化が進んでいる。このような要求に対応できる合計7種類の高性能特殊エポキシ樹脂の分子設計、合成、評価結果に関して解説する。
<13:20-14:20>
3.マイクロセルラーPET樹脂発泡体MCPET®について
(古河電工)稲森 康次郎
MCPET®はPET樹脂の内部に直径は10μm以下の微細な気泡を内包させたマイクロセルラ―発泡体であり、光の反射率が高いという特徴をもつ。本発表ではMCPETの製法、特徴、用途について概説する。
<14:20-15:20>
4.誘電性高分子の電場による高速大変形駆動とその応用の可能性
(信州大学)平井 利博
汎用の誘電性高分子は使い方によっては高速で大変形する高性能駆動材料になる。特に電場印加によって大変形すること、また優れた耐久性をも示す。その変形にも多様性があることなどから新たな可能性を持つ。
<15:30-16:30>
5.プラスチックの装飾めっき技術の応用と展開
(塚田理研工業)塚田 憲一
樹脂へめっきを行う事で装飾性のみならず、様々な機能的性能を付与する事が可能です。その用途は、家電や自動車など軽量化、小型化が進む様々な分野において、基幹となる技術となっています。その樹脂めっきのメカニズムを解説すると共に、今後の用途展開の可能性について説明します。
<16:30-17:30>
6.ポリプロピレンと超高分子ポリエチレンの親水性、接着性、塗装性の改良
(福島大学)金澤  等
ポリプロピレンや超高分子量ポリエチレンなどのポリオレフィン類を効果的に改質する新たな方法を開発した。その結果、ポリプロピレン、ポリエチレン、PET、その他の難加工性材料の接着性や塗装性の改良が可能となった。
受付期間 2009年12月22日〜2010年02月18日
参加要領 1) 定員100名
2) 参加費 @企業21,000円 A大学・官公庁10,500円 B学生 1,050円
C名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員3,150円
年会費制会員※1)の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。
a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円
※1)詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧下さい。
3) 申込方法 学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/にてお申込み下さい。随時、参加証と請求書を送付いたします。
4) 参加費の支払い 請求書到着後2月末日までにお願いします。
      銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。
      振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会
      郵便振込:00110-6-111688 社団法人高分子学会
5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。