10-4ポリマーフロンティア21
次世代エレクトロニクス産業を切り開く高分子材料技術
趣旨 次世代のディスプレイ・半導体技術に有用な機能性材料の開発が急速に進められています。その中でも、軽量、柔軟でかつ成形が容易な高分子を用いた新規材料が注目を集めています。本講演では、有機無機ハイブリッド技術、自己組織化技術を中心に最先端の研究をなされている講師の方々をお招きして講演いただきます。
主催 高分子学会 行事委員会
協賛 日本化学会(予定)
開催日 2010年11月12日 10:20〜17:30
開催場所 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール
目黒区大岡山2-12-1
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/index.html
交通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
プログラム <10:20-11:20>
1. 精密金属ハイブリッドナノ材料の合成と機能
(東京工業大学)山元 公寿

デンドリマーの精密な金属集積を利用した精密金属ハイブリッドナノ材料の生成と応用について解説する。

<11:20-12:20>
2.自己組織化現象を活用したナノパターニング技術
(日立製作所)吉田 博史

 自己組織化現象をリソグラフィーに応用する試みが注目を集めている。本報告では、高分子ブロック共重合体のミクロ相分離を立体的な拘束力や化学的な相互作用で制御し、現行の技術では困難な10nm級のパターニングを実現する試みについて概説する。

<13:20-14:20>
3.リン光方式を採用した有機EL照明の開発
(コニカミノルタ)北  弘志

 次世代照明として期待されている有機ELにおいて、コニカミノルタでは消費電力を抑えるためにリン光方式を採用し、その材料開発から素子設計および生産プロセスにいたる全ての開発を行っている。本報ではその材料開発に焦点を当てて解説する。

<14:20-15:20>
4.低炭素社会に向けた有機系太陽電池の開発と新技術
(東京大学)瀬川 浩司

 再生可能エネルギーの中でも立地条件の制約が少ない太陽光発電の導入拡大は、急務となっている。日本の太陽光発電導入目標は、「2030年に現状の40倍」であるが、これを達成するためには、太陽電池の低コスト化が重要である。本講演では、次世代低コスト太陽電池として期待される有機系太陽電池開発の現状と新技術について紹介する。

<15:30-16:30>
5.導電性高分子による人工筋肉のトレーニングと学習効果
(九州工業大学)金藤 敬一

導電性高分子による人工筋肉を張力負荷の下で電解伸縮を繰り返すと、高分子の一軸延伸によるクリーピングが起こる。クリーピングは、イオン架橋の生成・消滅によって形状保持、トレーニングおよび学習効果と関連することについて述べる。

<16:30-17:30>
6.強誘電性ポリマー
(小林理化学研究所)古川 猛夫

フッ化ビニリデン共重合体に代表される強誘電ポリマーは、鎖状分子に特有の階層的構造に由来する高速分極反転や逐次相転移挙動を示し、ポリマー基礎物性の興味深い研究対象である。本講演では、強誘電ポリマーの多彩な機能を紹介し、特に有機不揮発メモリーへの応用について詳細に述べる。

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
受付期間 2010年07月20日〜2010年11月11日
参加要領 1)定員100名

2)参加費 @企業21,000円
     A大学・官公庁10,500円
     B学生 1,050円
     C名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員3,150円
  年会費制会員※1)の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。  
     a) 会社16,800円 b) 大学・官公庁8,400円
  ※1)詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧下さい。

3) 申込方法 本サイトよりお申込み下さい。随時、参加証と請求書を送付いたします。

4) 参加費の支払い 請求書到着後11月末日までにお願いします。
  銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。
  振込先銀行:三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 社団法人高分子学会
  郵便振込:00110-6-111688 社団法人高分子学会

5) その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。
      予めご了承下さい。

申 込 先 (社)高分子学会 10-4ポリマーフロンティア21係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737