第28回医用高分子研究会講座
高分子を活用した細胞周辺技術の基礎と新展開
趣旨 1950年頃に合成培地が開発され細胞培養技術が大きく進展して以来、培養細胞は医薬品や医療器具の開発・評価に欠かせないものとなっています。近年、再生医療などを背景として細胞周辺技術がかつてないほどに注目を集めています。薬剤の活性・毒性評価は、実験動物をできるだけ使用せず、細胞レベルで質の高い情報を得る方向へシフトしつつあり、細胞レベルでの病態モデル作成が進められています。再生医療関連では、幹細胞から特定細胞への分化の制御、幹細胞の未分化状態の維持、雑多な細胞群中の幹細胞や分化誘導した細胞群中の目的細胞の分離、安全な細胞の保存・輸送・回収、細胞の三次元化による組織形成など、解決すべき課題が多くあります。また、薬剤の活性評価や診断を対象として、細胞をデバイス化した細胞チップ・細胞アレイの研究も活発に進められています。本講座では、高分子材料を主たるツールとして、こうした細胞周辺技術研究の最前線に携わっておられる先生方を講師に招き、ご自身の研究とともにその周辺の最新事情を解説していただきます。細胞の精密操作(セル・マニュピレーション)は、次世代医療を拓く極めて重要なキーテクノロジーになることは間違いなく、医・工および産・学の双方に非常に有益な講座になると思われますので、多数ご参加をお待ちしております。

主催 高分子学会  医用高分子研究会
協賛 日本化学会 日本人工臓器学会 日本農芸化学会 日本バイオマテリアル学会  日本薬学会 (予定)
開催日 2011年11月24日 10:00〜17:30
開催場所 東京医科歯科大学 歯科外来事務棟4階 特別講堂
文京区湯島1-5-45
会場がわかりにくいので、http://www.spsj.or.jp/c12/gyojiprg/101118IK/kaijyouannai.html もご参照ください。
交通 JR御茶ノ水駅下車 徒歩3分、東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅下車 徒歩1分
東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅 徒歩5分
(http://www.tmd.ac.jp/outline/access/index.html参照)
プログラム 10:00〜10:05 開会挨拶
10:05〜10:50 1)細胞外マトリックスと幹細胞分化
                  (山形大院理工)干場 隆志
10:50〜11:35 2)細胞親和性ポリマーを要素としたハイドロゲルによる
         細胞材料の保持・回収
                  (東大院工)金野 智浩
11:35〜12:20 3)細胞分離技術の現状と新展開
                  (国循セ)馬原  淳
13:20〜14:05 4)シングルセル分析に向けた細胞アレイ、細胞チップ
                  (東大院工)高井まどか
14:05〜14:50 5)細胞シート工学の現状と新展開
                  (東女医大先端生命研)清水 達也
14:50〜15:35 6)高分子薄膜を活用した細胞積層技術とその応用
                  (阪大院工)松崎 典弥
15:55〜16:40 7)マイクロ加工技術を利用したボトムアップ三次元組織構築
                  (東大生産研)松永 行子
16:40〜17:25 8)細胞の高速操作・計測・アセンブリに関する最新の話題
                  (名大院工)新井 史人
17:25〜17:30  閉会挨拶

受付期間 2011年06月08日〜2011年11月22日
参加要領 1) 定員 100名 
2) 参加費 企業 13,650円  大学・官公庁 5,250円  学生 2,100円
     名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員 2,100円
     (医用高分子研究会メンバー 企業10,500円、大学・官公庁4,200円)
3) 申込方法 WEBよりお申込いただき、参加費を11月末日までにご送金ください。
      参加証、請求書(希望者のみ)を順次配布いたします。
4) 振込先
  銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 (社)高分子学会>
  郵便振替<00110-6-111688 (社)高分子学会>
  振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。

  ※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

問合先 高分子学会 医用高分子研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL03-5540-3771 FAX03-5540-3737