11-2接着と塗装研究会
界面・表面における解析/分析技術の新展開
趣旨 接着と塗装工程では、被接着物または被塗装物の界面および表面の化学的、物理的、形態的な状態の制御が、接着や塗装そのもののパフォーマンスを左右する非常に重要な要素の一つとなります。この界面や表面状態の制御技術は、その科学的な分析や解析の進展に支えられ、その知見をそれまでに蓄積されてきた伝承的な技術に組み込む形で大きく発展してきました。近年のいろいろな側面の技術進歩により、さらにナノレベルまでの分析や解析手法も開発され、従来は不可能であったスケールの界面/表面制御の可能性が広がってきています。それは同時に接着剤や塗料の要求性能・特性あるいは施工技術に変化を誘発することも想像に難くありません。
「接着と塗装研究会」の本年度第二回目の研究会では、界面・表面の分析・解析に関する分野で著名な3名の先生方に、背景、理論と現在の分析技術についてご紹介・話題提供をしていただきます。最近の技術進展について具体的な情報収集のよい機会になるものと思っております。ここから、さらなる材料開発や応用展開へのヒントが生まれてくれば非常に嬉しいことです。多くの皆様の参加を期待いたします。
主催 高分子学会 接着と塗装研究会
開催日 2011年11月09日 13:30〜16:50
開催場所 東京理科大学森戸記念館 第2フォーラム
新宿区神楽坂4-2-2

Tel:03-5228-8110
交通 JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩3分
プログラム <13:30〜14:30>高分子の表面および深さ方向分析の実際
(東レリサーチセンター)萬  尚樹
高分子の各種表面分析手法の特徴を中心に、材料に最適な分析方法の実際の使い分けなどについて、実例を踏まえて解説していただきます。また、近年、特に技術開発の進展の著しい、表面近傍の深さ方向分析なども紹介していただく予定です。

<14:40〜15:40>各種コーティング材のSAICAS(表面/界面切削分析)による機械的性質の評価・分析前試料採取
(ダイプラ・ウィンテス)西山 逸雄
各種コーティング材の剥離強度・せん断降伏強度、分析用切片の採取等について、基礎理論と各種測定例について具体的に解説していただく予定です。

<15:50〜16:50>走査型プローブ顕微鏡(SPM)による構造観察と物性評価
(エスアイアイ・ナノテクノロジー)岩佐 真行
SPMは、高分解能の形状観察のみならず、機械的、電磁気的物性などの物理量を画像化できるという特長を併せ持つ臨場的な魅力的解析ツールといえます。本講演ではその具体的活用例として、ブレンド材のモルフォロジー評価や薄膜の熱物性評価など、その測定事例・解析事例を紹介・解説していただく予定です。
受付期間 2011年08月20日〜2011年11月08日
参加要領 1)定員60名
2)参加費 @企業 3,150円  A大学・官公庁 2,100円  B学生 1,050円
C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 1,050円
D接着と塗装研究会メンバー 無料
3)申込方法 高分子学会申込みサイト http://www.spsj.or.jp/entry/ からお申し込みいただき、参加費を11月末日までにご送金下さい。参加証、請求書(希望者のみ)を順次送付させていただきます。
4)振込先 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 (社)高分子学会>
郵便振込<00110-6-111688 (社)高分子学会>
振込手数料は振込人にてご負担下さいますようお願いいたします。
銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。
5)その他:演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

申込先 (社)高分子学会 11-2接着と塗装研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737

※※Webでのお申し込みは11月8日(火)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。