【医用高分子研究会40周年記念】第62回医用高分子研究会
医用高分子修飾表面の生体適合性と水の関わり |
趣旨 |
診断・治療分野で用いられる医用高分子材料において、生体適合性や血液適合性がきわめて重要な性質であり、国内外の多くの研究者が切磋琢磨してこれらの特性を示す高分子材料の開発に取り組んできている。最近では、表面開始リビングラジカル重合などの手法が発展し、高分子ブラシ表面での生体適合性に関する研究も始められている。これらの表面において、水の構造が生体適合性にどのように関わっているのかを、種々の分析法を用いて表面の水の状態を研究している研究者が集い2003年から鶴田フォーラムを立ち上げ、水の状態や挙動について明らかにしつつある。また、Journal of Biomaterials Science, Polymer Edition, 21(14) 1827-1970 (2010)において研究成果がまとめられている。そこで、第62回医用高分子研究会では、医用高分子材料表面の生体適合性と水の関わりについて、講演していただき、医用高分子の設計指針のヒントを考えてみたい。特に今年は医用高分子研究会が発足40周年を迎え、医用高分子材料研究の先駆者である鶴田禎二先生(東京大学名誉教授)に生体適合性に与える水の役割についてレビューしていただく。特に若手の研究者、ならびに医用高分子の研究をしている学生の参加を期待している。
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主催 |
高分子学会 医用高分子研究会 |
協賛 |
化学工学会・日本化学会・日本人工臓器学会・日本農芸化学会・日本バイオマテリアル学会・日本薬学会
(予定)
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開催日 |
2012年03月09日 10:00〜17:00 |
開催場所 |
東京理科大学 森戸記念館 地下1階 第一フォーラム
新宿区神楽坂4-2-2
Tel:03-5225-1033
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交通 |
JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩10分 都営地下鉄 牛込神楽坂駅 徒歩10分 (http://www.tus.ac.jp/info/access/kagcamp.html 参照) |
プログラム |
10:00 開会挨拶 10:10〜11:10 1) PEGナノ粒子の調製と診断・治療材料への応用 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)長崎 幸夫 11:10〜12:10 2) 新しい和周波発光分光法で観る生体膜モデル表面の水 (理化学研究所)田原 太平 13:30〜14:50 3) バイオ界面における水分子の役割 ―医用高分子研究会開設40年の節目に寄せて― (東京大学名誉教授)鶴田 禎二 15:00〜16:00 4) 電荷中和された高分子近傍の水の構造 (富山大学大学院理工学研究部)北野 博巳 16:00〜17:00 5) 糖鎖ブラシ表面の調製とその生体材料としての評価 (九州大学大学院工学研究科)三浦 佳子 17:00 閉会挨拶
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受付期間 |
2011年10月20日〜2012年03月08日 |
参加要領 |
1) 定員 80名 2) 参加費 企業 5,250円、大学・官公庁 3,150円、学生 2,100円 名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,100円 医用高分子研究会メンバー 無料 3) 申込方法 WEBからお申込の後、参加費を3月9日までにご送金ください。 参加証、請求書(希望者のみ)を順次配布いたします。 4) 振込先 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 (社)高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 (社)高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。
※当日のお支払はできません。お振込をお願いいたします。 ※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
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