第63回医用高分子研究会
実用化・臨床化のための医用高分子研究 |
趣旨 |
医用高分子研究の一つの大きな目的は臨床現場における実用化である。一方、医用高分子材料による新たな生命現象や生理現象を発見・解明する革新的な基礎研究は、新たな未来医療をうち開くものであり、これもまた重要かつ対極的なゴールである。両者を横断的に結実させる研究が理想ではあるが、両者の中間に位置して、どちらのゴールへも向かえない状況に悩むことも多い。今回の研究会では、循環器系医用材料、人工関節用材料、創薬のための医用材料、再生医療用材料、創傷治癒材料などを例に、「本当に実用化・臨床化を目指した医用高分子研究」に多大な努力を重ね、素晴らしい成果を上げてこられた先生方にお話を伺うこととした。実用化のためには、格好をつけていられないこともあるだろう。最大の目的である機能を低減させ無ければならないこともあるかも知れない。いわゆる"Death Valley"に悩まされ、許認可、産業化の巨大な壁に研究自体を阻まれることもあるが、これらを克服しなければ、実用化側のゴールは見えてこない。若手研究者や学生の方が、革新的基礎研究のみならず、対極の「使える医用高分子」を意識して研究に携わるきっかけとして、本研究会が少しでもお役に立てば幸いである。
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主催 |
高分子学会 医用高分子研究会 |
協賛 |
化学工学会・日本化学会・日本人工臓器学会・日本農芸化学会・日本バイオマテリアル学会・日本薬学会
(予定)
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開催日 |
2013年03月13日 09:50〜17:00 |
開催場所 |
東京医科歯科大学 歯科外来事務棟4階 特別講堂
文京区湯島1-5-45
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交通 |
JR御茶ノ水駅下車 徒歩3分、東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅下車 徒歩1分 東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅 徒歩5分 (http://www.tmd.ac.jp/outline/access/index.html参照) |
プログラム |
9:50〜10:00 開会挨拶 10:00〜11:00 1) ブロック共重合体や高分子自己組織化体が形成する ハイブリッド型バイオマテリアル (農工大院工)村上 義彦 11:00〜12:00 2) 多糖ナノゲルテクトニクスによる新規バイオ材料設計と医療応用 (京大院工)秋吉 一成 13:00〜14:00 3) 機能性ゲルの新展開 (東大院工)吉田 亮 14:00〜15:00 4) 接着・癒着制御の分子設計と医療応用 (金沢工大)松田 武久 15:00〜16:00 5) レドックスポリマードラッグによる安全な治療法の開発 (筑波大院数理物質)長崎 幸夫 16:00〜17:00 6) 医療技術デザイニング (効用値とリスクコミュニケーションの視点から) (京大院工)富田 直秀
17:00〜17:10 閉会挨拶
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受付期間 |
2012年12月05日〜2013年03月12日 |
参加要領 |
1) 定員 80名 2) 参加費 企業 5,250円、大学・官公庁 3,150円、学生 2,100円 名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,100円 医用高分子研究会メンバー 無料 3) 申込方法 WEBからお申込の後、参加費を3月13日までにご送金ください。 参加証、請求書(希望者のみ)を順次配布いたします。 4) 振込先 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 公益社団法人 高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人 高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。
※当日のお支払はできません。お振込をお願いいたします。 ※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
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