06-1超分子研究会
分子集合による高次構造体構築法 |
趣旨 |
「高分子錯体研究会」は本年4月1日をもちまして「超分子研究会」に名称を変更しました。「高分子錯体研究会」は1976年に発足しそれ以来、高分子がつくる「錯体」の基礎・応用研究に至る情報を交流する場として活発な活動を行ってきました。創立30年の節目を迎えるにあたり、研究会の意義、活動を見直しさらなる飛躍を目指して「超分子研究会」に発展的に名称変更となったわけです。この30年間、「高分子錯体研究会」では、高分子金属錯体のみを研究の対称としたのではなく、機能性高分子全般にわたる広範囲の分野に着目した研究会や講座を開催してきました。一方、「超分子」という用語が近年、頻繁に用いられています。この「超分子」は二つ以上の分子が弱く相互作用して形成される集合体であり、分子間に働く相互作用とは水素結合、ファンデルワールス力、静電相互作用、π―π相互作用、ドナ−・アクセプタ−相互作用、配位結合など様々です。このように、「超分子」は前身の「高分子錯体研究会」の研究対象を最も的確に表しているポピュラーな用語と言えます。「高分子錯体」を「超分子」に名称変更することによって、会の主旨や方向性が改変されることはなく、むしろ取り扱う研究対象をこれまで以上にフレキシブルなものとすることができると考えています。 さて、今回の「06-1超分子研究会」は名称変更になった「超分子研究会」が主催する第1回目の講演会になります。主題は「分子集合による高次構造体構築法」です。サイズの揃ったナノ微粒子を思い通りに集積させる技術、あるいは逆に様々な物質を取り込むことのできる規則的な微細ナノ空間を作りだす技術など「分子集合による高次構造体構築」は、これからのナノテクノロジーの発展のカギを握る基幹技術と言えます。本研究会では、有機・無機という従来のカテゴリーを取り払い、「分子集合による高次構造体構築法」というキーワードで討論することを企画しました。各分野でのパイオニアの先生方にご講演頂くことで、元素の種類を問わず(有機分子、金属微粒子、シリカのような無機物質、あるいはそれらのハイブリッド)、分子が集合して形成される構造体の合成法と機能について理解を深めます。 |
主催 |
高分子学会 超分子研究会 |
協賛 |
日本化学会、錯体化学会 |
開催日 |
2006年05月17日 13:10〜16:30 |
開催場所 |
東京大学 山上会館 大会議室
文京区本郷7-3-1
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交通 |
地下鉄丸の内線・大江戸線「本郷三丁目」、千代田線「根津」、南北線「東大前」下車 徒歩10分 |
プログラム |
13:10〜13:15 超分子研究会発足について(超分子研究会 運営委員長)英 謙二 13:15〜14:00 1)金属ナノ粒子の自在配列制御と機能 (筑波大学大学院 数理物質科学研究科 化学専攻)寺西 利治 14:00〜14:45 2)メソポーラス物質の自己組織化と高次構造形成 (豊田中央研究所 フロンティア研究部門)稲垣 伸二 15:00〜15:45 3)有機/無機ハイブリッド材料の開発と応用 (産業技術総合研究所 界面ナノアーキテクトニクス研究センター)金里 雅敏 15:45〜16:30 4)新炭素系超分子:Shape-Shifter Fullerene と Carbon Nanocage (物質・材料研究機構 物質研究所)有賀 克彦
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受付期間 |
2006年04月18日〜2006年05月15日 |
参加要領 |
1) 定員100名 2) 参加費 @企業3,150円 A大学・官公庁2,100円 B学生・ゴールド・シルバー 1,050円 C超分子研究会メンバー無料 3) 申込方法 WEBにてお申込の上、参加費送金下さい。 参加証、請求書(希望者のみ)を送付いたします。 開催当日のお支払いはできません。お振込みをお願いいたします。 4) 振込先:銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 名義(社)高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 名義(社)高分子学会> 5)その他:演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
申込先 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町東急ビル (社)高分子学会 06-1超分子研究会係 TEL 03-5540-3770 FAX 03-5540-3737
※※Webでのお申し込みは5月16日(火)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。 |