13-2NMR研究会
常磁性の磁気共鳴
趣旨  次世代を担う高分子材料、新素材の構造解析に、NMR法が重要なツールの1つとなることは疑問の余地はないでしょう。次世代新素材の開発では、導電性を有する高分子や光電気変換機能を有する材料など、電子やイオンなどの挙動制御は欠かせない技術です。このような電子・イオンなどの運動性や材料の構造解析にNMR法は貢献できると期待されますが、その一方で、電子の振る舞いを理解する上では、電子磁気共鳴法(ESR、EPR)が有効です。今回,NMR研究会では"常磁性の磁気共鳴"という主題を設定し,どちらかと言えばNMR法が不得意な分野を取り上げました。常磁性の起源となる電子スピンはESRの観測対象です 。一方、その電子スピンと相互作用している核スピンはNMRの観測対象となります。第一線でご活躍中の講師の先生方をお招きし,有機太陽電池、ポリマーの劣化、導電性高分子などをESRやNMRで解析した話題を提供してもらいます。さらに、最近めざましい発展を遂げてきている、電子をNMRの感度上昇に積極的に利用するDNP法についても話題を提供していただきます。NMRが不得手にしている素材や解析分野をターゲットにした話題を、互いの分野の最先端の研究を紹介していただくことで、新たな研究アイディアが生まれることを期待します。今回の研究会が,皆様の研究の発展につながる討論と交流の場として多いに活用されることを期待いたします。
主催 高分子学会 NMR研究会
協賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会
開催日 2013年12月13日 10:00〜17:00
開催場所 東京海洋大学・楽水会館(品川キャンパス)
港区港南4-5-7
http://www.kaiyodai.ac.jp/info/access/access.html
交通 JR・京浜急行 品川駅 徒歩10分
プログラム <10:00〜10:55>
1. 熱処理ポリアニリン酸素還元触媒の固体NMR
(東工大)黒木 重樹

<10:55〜11:50>
2. ESRによるポリマーの評価
(ブルカーバイオスピン)原 英之

<13:00〜13:55>
3. ESR法を用いた有機太陽電池のミクロ解析
(筑波大)丸本 一弘

<13:55〜14:50>
4. 常磁性固体の四極子核NMR
(山形大)飯島 隆広

<14:50〜15:10> 休憩
<15:10〜16:05>
5. 常磁性分子のNMRの魅力と可能性
(筑波大)山本 泰彦

<16:05〜17:00>
6. 溶液DNPの実際と応用
(高知大)津田 正史


受付期間 2013年07月23日〜2013年12月13日
参加要領 1)定員 100名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
2)参加費 @企業 5,250円 A大学・官公庁 3,150円 B学生 2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,100円 DNMR研究会メンバー 無料
3)申込方法 Webにて申込後、参加費を12月末までにご送金下さい。参加証、請求書(希望者のみ)を送付いたします。
5)振込先:
 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 名義 公益社団法人 高分子学会>
 郵便振替<00110-6-111688 名義 公益社団法人高分子学会>

振込み手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。

問合先 公益社団法人高分子学会 13-2NMR研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
※Webでのお申し込みは12月11日(水)午前中までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。