2014 精密ネットワークポリマー研究会 接着と塗装研究会 合同研究会
接着と塗装に貢献するネットワークポリマーの最近の進歩
趣旨  3次元架橋構造(ネットワーク)の形成により、高分子材料の力学的強度、耐熱性、さらには耐薬品性、耐クリープ特性、耐磨耗性等の耐久性を向上させ得ることは良く知られています。今回は、接着剤・塗料分野に焦点をあて、特徴的なネットワーク形成がもたらす機能発現に関する最新の研究に触れ議論したいと考え、「精密ネットワークポリマー研究会」と「接着と塗装研究会」の合同研究会として企画しました。各分野でご活躍の4名の講師をお招きし、接着・塗装のさらなる発展を目指し、共に学びたいと思います。多数のご参加をお待ち申し上げます。
主催 高分子学会 精密ネットワークポリマー研究会/接着と塗装研究会
開催日 2014年11月12日 13:00〜16:50
開催場所 東京理科大学森戸記念館 第1フォーラム
新宿区神楽坂4-2-2
http://www.sut.ac.jp/info/access/kagcamp.html
Tel:03-5228-8110
交通 JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩3分
プログラム <13:00−13:50> myo-イノシトールを出発原料とするネットワークポリマーの合成
(近畿大学)須藤 篤

 myo-イノシトールは米糠や豆皮などから得られる天然の環状ヘキサオールです。そのヒドロキシル基の位置選択的な反応に基づく多官能モノマーの合成と、それらを用いたネットワークポリマーの合成について紹介して頂きます。

<14:00−14:50>環境対応型ポリウレタンコーティング・接着材料
(三井化学株式会社)山崎 聡

 ポリオールとポリイソシアネートとの重付加反応により得られるポリウレタンは、その原料や分子設計を変えることにより、様々な機能を発現します。本講演では、特殊イソシアネートを活用した環境対応型ポリウレタンコーティングおよび接着材料について紹介して頂きます。

<15:00−15:50>チタノキサン骨格を有するポリマーの開発及びそれを用いた高屈折率材料
(ナガセケムテックス株式会社)西田 裕文

 高屈折率の無機粒子をナノ分散させるのではなく、分子レベルでチタン酸化物骨格を化学構造中に組み込んだ有機-無機ハイブリダイズドポリマーの合成に成功しました。樹脂単体で高屈折率(n=1.96)を示すため、光学分野への適用が期待されるポリマーについて紹介していただきます。

<16:00−16:50>紫外線硬化型有機−無機ハイブリッド樹脂の設計とコーティング用途への展開
(DIC株式会社)三木 崇之
2014.9.29 ※講演者変更となりました

 ポリシロキサン及びシリカナノ微粒子とアクリル樹脂が化学的に結合した紫外線硬化型ハイブリッド樹脂を設計しました。優れた耐候性と耐擦傷性を兼備したプラスチック用コーティング剤について紹介していただきます。
<17:00−18:00> ミキサー
受付期間 2014年05月19日〜2014年11月12日
参加要領 1)定員 100名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
2)参加費(税込) @企業 3,240円 A大学・官公庁 2,160円 B学生 1,080円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 D精密ネットワークポリマー研究会メンバー /接着と塗装研究会メンバー 無料
3)ミキサー費 @一般 500円 A学生 無料
4)申込方法 WEBにて申込後、参加費を11月末までにご送金下さい。参加証、請求書(希望者のみ)を送付いたします。

5)振込先:
 銀行振込<三菱東京UFJ銀行 銀座支店 普通口座 1126232 公益社団法人高分子学会>
 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会>

振込み手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。

問合先 公益社団法人高分子学会 2014 精密ネットワークポリマー研究会 接着と塗装研究会 合同研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771  FAX 03-5540-3737

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
※Webでのお申し込みは11月11日(水)午前までとさせていただきます。以降は上記宛お問い合わせ下さい。