ブックタイトル高分子 POLYMERS 62巻11月号
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高分子 POLYMERS 62巻11月号
第32期高分子学会会長候補者マニフェスト高原淳(タカハラAtsushi TAKAHARAアツシ)九州大学先導物質化学研究所主幹教授・1955年生・九州大学大学院工学研究科博士課程修了高分子学会元副会長Professor, Institute for Materials Chemistry and Engineering, Kyushu University,Degree: D. Eng.(Kyushu University)Former Vice President of The Society of Polymer Science, Japan産官学のバランスを考慮した学会の活性化を試み、国際的な存在感、ひいては、リーダーシップを発揮するため、以下の施策を実施します。○四大行事はそれぞれの特色を重視した運営を進めます。年次大会、討論会では国際化の推進、とくに討論会では日本の強みである基礎を中心とした特定テーマの強化を行います。夏季大学およびポリマー材料フォーラムは産官学連携における情報交換の場としての位置づけを明確にします。夏季大学では現在の社会情勢と高分子科学の進歩に対応するため基礎と最先端のトピックスを並立させ、基礎科学に立脚した機能発現を意識することで、着実な高分子科学技術の伸展を目指した高分子学会の独自性が発揮できる行事にします。産学連携に関しては、「高分子同友会」との連携を継続・強化します。○新しい施策として高分子科学・工学と関連した国内・外の学会等との連携企画を行い異分野融合、国際化に対応します。また、若手主体の国際研究交流の支援を行い、日本の国際的な存在感の再構築を目指します。○ボトムアップ型の学会運営を強化するため、支部および研究会活動の活性化を積極的に支援します。また、インターネットを利用したTV会議システムを活用して支部あるいは研究会と代表理事・業務執行理事の議論を通して意見を集約し、速やかに学会運営に反映させるよう努力します。○基礎教育を軸に置いたWebinarを継続します。柔軟な発想や広い視野に立つコミュニケーション力を有する次世代技術者・研究者育成のために、最新の成果を国際発信するPodCastの導入、ソーシャルネットワークの積極的活用、広報活動の推進を行います。○高分子関連の大型プロジェクトの継続実施は高分子科学の発展と研究者育成、さらには日本の強みである素材産業の育成のためにきわめて重要です。プロジェクト化などの提案を支援するための研究戦略委員会を設置・強化します。中條善樹(チュウジョウYoshiki CHUJOヨシキ)京都大学大学院工学研究科教授・1952年生・京都大学大学院工学研究科博士課程修了高分子学会業務執行理事Professor, Graduate School of Engineering, Kyoto University,Born in 1952, Degree: Ph.D.(1980, Kyoto University)Executive Director, The Society of Polymer Science, Japan会員の皆様とともに「高分子力」で日本の未来を元気に高分子分野で世界最大の科学者・技術者の集まりである伝統ある高分子学会の会長候補者の一人に選んで頂き、光栄に存じます。先達がこれまでに築いて来られたものを大切にするとともに、軌道に乗った公益法人制度をさらに活かして学会運営に取り組みます。チームジャパンとして一丸となり2020年の東京五輪の招致に成功したように、我々高分子学会も会員の皆様とともに、長期戦略に立って「高分子力」で日本を元気にしていけるよう、四大行事の充実はもちろんのこと、さらに次の諸点を実行していきたいと考えています。◎楽しんで誇れる高分子学会に会員が楽しく参加できる学会にしたいと思います。学会参加費補助制度の新設、若手への授賞制度の拡充、つい見たくなるホームページ・会誌を目指したさらなる工夫、会員が便利に使えるIT化の促進、等を強力に進めていきます。◎世界をリードする学会に世界の高分子科学分野での日本のこれまでの貢献は非常に大きいものがあります。これをさらに飛躍させ、世界のリーダー学会となるために力を尽くします。国内外の他学会との合同シンポジウム開催、予稿集や発表資料の英語化、ITの戦略的活用等、国際交流・貢献を積極的に進め、世界に向けた発信力の向上に努めます。◎将来を託す元気な産官学人材の育成「高分子に夢を抱く」若手研究者・技術者を育てることは学会の責務です。高分子同友会との連携を密にとりながら、産官学連携委員会を新たに立ち上げ、その互恵関係を強化するWebinarなどの教育プログラムを充実させます。◎未来の方向を示すロードマップの作成高分子学会として何が期待され、求められているかを具体的にまとめ、腰を据えた長期ビジョンに立ったロードマップを作成します。将来に向けた夢のサイエンス・高分子材料の実現のためにも極めて重要であると考えます。696高分子62巻11月号(2013年)