高分子 Vol.68 No.11 |
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特集 末端の最先端 |
一般に高分子の構造式は(繰り返し単位)nと表記される。これは、繰り返し単位の構造と重合度nが高分子の物性や機能に強くあらわれることを端的に示している。しかし、ここには表記されていない高分子の末端の効果も見過ごせない。nが大きくなるほどに末端の効果は小さくなるが、重合度が100の十分に大きな高分子であっても、2%の“繰り返し単位”は末端にある。とても無視できない。また、最近の精密重合の進歩によって、末端をデザインし高機能材料を創出することも可能になっている。本特集では、高分子の末端に着目した研究を紹介する。 杉安・中野・中村・真下 |
Digest for English Readers |
590
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Hot Topics |
593
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素描 |
末端を極めて新素材を |
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594
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展望 |
テレケリックポリマー製品群とその用途 | 中川 佳樹 | 595
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からみあった高分子のダイナミクスにおける末端の役割 | 畝山 多加志 | 598 |
半導体高分子の末端修飾と有機電子デバイスでの機能発現 | 但馬 敬介 | 601 |
Polyman 画 | 604 |
トピックス |
二次元自己集合化能をもつ三脚型トリプチセンの高分子末端ユニットとしての効果 | 石割 文崇・福島 孝典 | 605 |
ラベル法で解明する高分子末端のダイナミクス | 三輪 洋平・沓水 祥一 | 607 |
末端変性ポリマーを用いたゴム材料中のシリカ分散性制御 | 曽根 卓男 | 609 |
グローイングポリマー |
天使と悪魔 | 野々山 貴行 | 611
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先輩からのメッセージ - |
「お母さん」と「お父さん」の狭間で | 山吉 麻子 | 612
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高分子科学最近の進歩 |
環状高分子合成の進展と機能材料への可能性 | 山本 拓矢 | 613
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