２官能のエポキシ樹脂のエポキシ基をカルボン酸含有ＮＢＲとレゾルシン，パラオキシ安息香酸のようなベンゼン核に水酸基を２個，もしくは水酸基とカルボキシル基を１個ずつ有する２官能性の単核フェノール化合物またはこの単核フェノール化合物とビスフェノールＡのようなビスフェノール化合物とのカルボキシル基とフェノール性水酸基の合計当量数に対して１.１以上の当量比で付加反応させてＮＢＲ変性エポキシ樹脂を得，さらに残存エポキシ基に（メタ）アクリル酸，2-（メタ）アクリロイルオキシエチルコハク酸，2-（メタ）アクリロイルオキシエチルフタル酸のような分子内に（メタ）アクリロイル基とカルボキシル基を有する化合物のカルボキシル基を当量比が0.2以上で付加反応させてＮＢＲ変性エポキシ（メタ）アクリレート樹脂を得る。この樹脂は従来のアクリル酸で変性したエポキシアクリレート樹脂やＮＢＲとアクリル酸で変性したエポキシアクリレート樹脂と比較して金属に対して極めて高い接着性を示し，EBおよびＵＶ硬化型の接着剤，塗料として利用可能である。 Kobunshi, Vol.43 , p.482 (1994)