Protein splicingは,翻訳後のタンパク質が自己触媒的に自己を編集し,新たなタンパク質を生成する機構であり,種を超えて多くの生物で起きている化学反応である。前駆体ポリペプチド内にあるinteinと呼ばれる配列が,そのN末側とC末側に続く配列であるN-exteinとC-exteinを切り出し,それらをペプチド結合により組み継ぎexteinを生成する。現在までに数多くのintein,extein配列が報告され,それらの各末端アミノ酸にはいくつかの特徴がある。また,化学反応機構はNMRを用いた中間体の解析などにより解明されてきている。Vol.58,
No.3, P.125
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