2001年5月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

May


強誘電性高分子シンポジウム(東北支部講演会)

主題=強誘電性高分子研究の現状と将来
<趣旨>PVDFの圧電性が報告されて以来約30年,VDF系共重合体の強誘電性が研究され始めて約20年。高分子の強誘電性の研究が強誘電体の物理学に,または高分子物理学に何を加えたか,基礎応用を通じて今後どのような切り口があるか。この分野に長くかかわった大東教授の退官を機にこの問題を考えます。
主 催 高分子学会東北支部
日 時 5月2日(水)10 : 20〜17 : 00
会 場 山形大学VBLセミナーホール(米沢市城南4-3-16 山形大学工学部内)
講 演
<10 : 20〜12 : 00> 
  1. 高分子の強誘電的相転移と相互作用(山形大工)池田 進
  2. 有機強誘電体メモリーの可能性(東レリサーチセ)木村邦子
  3. VDF/TrFE共重合体の強誘電 常誘電相転移の運動論(東理大理)高橋芳行
  4. P(VDF/TrFE)と液晶の相互作用(山形大工)香田智則
  5. 強誘電性高分子の横波音速(山形大工)田實佳郎
<13 : 20〜17 : 00> 
  1. VDF/TrFE共重合体の強誘電的挙動における高分子鎖状構造の役割(東理大理)古川猛夫
  2. 分子動力学シミュレーションで見る鎖状分子の滑り運動と構造形成:静電相互作用の効果(北教大函館)高橋伸幸
  3. フッ化ビニリデン共重合体の強誘電相転移における構造変化:実験とシミュレーションの調和的融合による考察(阪大院理)田代孝二
  4. 負性容量を付加した圧電フィルムの遮音吸音特性(リオン) 伊達宗宏
  5. 複素比熱で見たパラフィンの相転移(早大理工)千葉明夫
  6. P(VDF75/TrFE25)単結晶状態の 1H-13C 交差分極緩和と分子運動(北大院工)石井文明
  7. 強誘電性高分子の非晶と結晶(京大院理)宮地英紀
  8. P(VDF/TrFE)単結晶状膜の高次構造(九州産大)古賀啓子
  9. 強誘電性高分子単結晶状膜でわかったことわからないこと大東弘二
  10. 一般討論
参加要領 1)参加費 無料 2)申込方法 FAXまたはE-mailで氏名と連絡先をお知らせ下さい。
申込先 [992-8510]米沢市城南4-3-16 山形大学工学部 池田 進 TEL 0238-26-3065 FAX 0238-26-3066 E-mail: ikeda@dip.yz.yamagata-u.ac.jp

01-1光反応・電子用材料研究会

主題=携帯実装をリードする高分子材料
<趣旨>子機器とりわけ携帯電話を中心とした携帯端末機器の最近の市場拡大はめざましいものがあります。本研究会では携帯端末機器を支える実装材料の現状と課題さらには将来展望についてスポットを当て,今後の材料開発の可能性について議論する研究会を企画しました。
主 催 高分子学会 光反応・電子用材料研究会
協 賛 日本化学会ほか
日 時 5月10日(木)13 : 00〜16 : 55
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-3726-1111)
講 演
<13 : 00〜16 : 55> 
  1. 全層IVHプリント配線板「ALIVH」の最新技術動向(松下電産)安藤大蔵
  2. EMI対策材料(トーキン)粟倉由夫
  3. 接続材料(日立化成)竹村賢三
  4. 液状樹脂:ポッティング,アンダフィル(ナミックス)小高 潔
  5. 半導体封止材料の技術動向(住友ベークライト)二階堂広基
参加要領 1)定員60名 2)参加費 (1)会社3,150円 (2)大学・官公庁2,100円 (3)学生1,050円 (4)光反応・電子用材料研究会メンバー無料 4)申込方法 申込用紙(293頁)に記入し,お申込み下さい。参加証は順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 01-1光反応・電子用材料研究会係

第51回 次代の高分子研究者のための講演・見学会

主 催 高分子学会関西支部
日 時 平成13年5月11日(金)13 : 00〜16 : 10
会 場 大阪大学 コンベンションセンター 会議室1(吹田市山田丘 連絡先:TEL 06-6850-6230 北山辰樹)
交 通 阪急千里線「北千里駅」下車 徒歩30分。大阪モノレール彩都線「阪大病院前駅」下車徒歩5分。駐車場無し。
プログラム
<13 : 00〜15 : 10> 
  1. NMRとクロマトグラフィーによる合成高分子のキャラクタリゼーション - 化学構造の「分布」を調べる(阪大院基礎工) 右手浩一
  2. 超分子ポリマーの設計と合成(阪大院理)原田 明
<15 : 30〜16 : 10> 
見 学
大阪大学 ベンチャービジネスラボラトリー(750 MHz超伝導NMR装置),ほか
見学についてはスペースの都合で,人数制限をさせていただく可能性があります。
参加要領 1)定員120名 2)参加費無料(当日受付)
申込先 [536-8553]大阪市城東区森之宮1-6-50 大阪市立工業研究所内 高分子学会関西支部 早川亜津子 TEL/FAX 06-6969-4428 E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp

01-1高分子エレクトロニクス研究会

主題=3次元動画表示:バーチャルスペーステクノロジーを目指して
<趣旨>近年,コンピューター技術を利用して実世界を模した仮想的な3次元空間(バーチャルスペース)を創造する技術が飛躍的に進歩してきました。この3D映像技術を「バーチャルスペース・テクノロジー」と名づけ,その実現の可能性を探り,従来技術を凌駕し,両眼視差方式から脱却する技術の展開について考えるために企画しました。
主 催 高分子学会 高分子エレクトロニクス研究会
協 賛 日本化学会ほか
日 時 5月11日(金)13 : 00〜17 : 15
会 場 上智大学中央図書館棟812会議室(東京都千代田区紀尾井町7-1)
交 通 JR中央線,地下鉄丸ノ内線・南北線とも「四谷駅」下車
講 演
<13 : 00〜17 : 15> 
  1. 立体動画像表示と空間光変調器(筑波大物理工学系)谷田貝豊彦・伊藤雅英
  2. フルカラーホログラムによる3D表示(大日本印刷)植田健治
  3. 液晶パネルを用いた動画ホログラフィ(産業技術総合研究所)山内 真
  4. 高速電場変調高分子による3次元動画表示(慶応大理工)梅垣真祐
参加要領 1)定員50名 2)参加費 (1)会社3,150円 (2)大学・官公庁2,100円 (3)学生1,050円 (4)高分子エレクトロニクス研究会メンバー 無料 3)申込方法 申込用紙(293頁)に記入し,お申し込み下さい。参加証は順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 01-1高分子エレクトロニクス研究会係

2001-1高分子錯体研究会

主題=高分子超構造体の創製と新機能の探求
<趣旨>近年,分子サイズを指摘したナノ組織体に大きな関心が寄せられていますが,たとえば生命現象と関連させた認識を対象とするならば,いわゆる形態学的興味の枠を越え,構造と共役させた新しい機能発現の追求へと焦点を移行させる必要があり,今その具体的な方策を示す時期にきていると考えます。本研究会では,構造明確な高分子や分子が組織化して形成する高分子超構造体について,分子設計と微細構造解析,バイオテクノロジーへの応用に至る最近の話題を集め,講演と討論を行います。
主 催 高分子学会 高分子錯体研究芽
日 時 5月14日(月)13 : 30〜17 : 00
会 場 早稲田大学理工学部55号館S棟2F 第四会議室(大久保キャンパス)(新宿区大久保3-4-1 TEL 03-5286-3148)
交 通 (1)JR山手線 高田馬場駅[戸山口]下車徒歩10分 (2)西武新宿線 高田馬場駅下車徒歩12分 (3)地下鉄東西線 高田馬場駅下車徒歩12分 (4)都バス:(i)高田馬場駅から(高71)九段下行き,(ii)池袋駅東口から(池86)渋谷駅行き,(iii)新宿駅西口から(早77)早稲田行きで,いずれも都立障害者センター前下車徒歩1分
講 演 (仮題)
<13 : 30〜17 : 00>
  1. 両親媒性化合物を用いた高分子超構造体の創製とその構造特性(物質研)清水敏美
  2. 大環状金属錯体を活性中心として含有する機能性デンドリマー(信州大繊維)木村 睦
  3. 生体触媒反応を指向した高分子ポルフィリン複合体の合成と機能(都立大院理工)川上浩良
  4. 蛍光希土類錯体でラベル化した生体高分子の創製と生命科学への応用(早大理工)松本和子
参加要領 定員40名 1)参加費(銀行振込)会員 2)会社3,150円 (1)大学・官公庁2,100円 (2)学生1,050円 (3)高分子錯体研究会メンバー 無料 3)申込方法 申込用紙(228頁)に記入し,お申し込み下さい。順次参加証を発行します。
申込先 高分子学会 高分子錯体研究会係

01-1 NMR研究会

主題=固体NMR測定法と解析法の進歩
<趣旨>現在,固体NMRの測定法ならびにその解析法は,めざましい発展を遂げつつあります。
その進歩を知っていただくとともに,多くの方に積極的に本研究会に参加していただくために,前回に引き続き,前半を講演,後半をポスター発表の形式で進めます。
講演では,固体NMRの分野で活躍されておられる4名の外国人研究者を招聘し,固体NMRの測定法ならびに解析法の進歩について,講演していただきます。特に,X線解析では,結晶化が困難なために解析の難しい膜タンパク質系の解析,最新の固体NMR測定技術の進歩と応用ならびに固体NMRによる高分子のダイナミクス解析を取り上げます。
後半のポスター発表では,はじめに,OHPを用いた簡単なプレゼンテーションを行い,引き続いて,ポスター発表を行います。是非,ご参加下さい。
主 催 高分子学会 NMR研究会
日 時 5月22日(木)10 : 00〜17 : 00
会 場 東京農工大学 繊維博物館 講堂(小金井市中町2-24-16 TEL 042-383-7733)
交 通 東京駅〜東小金井駅(JR中央線・快速,約45分)〜東門(徒歩約8分)
講 演
<10 : 00〜12 : 10> 
  1. From Topology to Cross-Validation of Macromolecular Structures by Solid State NMR (Florida State Univ., USA) T. A. Cross
  2. Structure Analysis of Oriented Polypeptides by Solid State 19F-NMR (Friedrich-Schiller-Universitaet Jena, Germany) A. S. Ulrich
  3. Solid State NMR of Polymers (tentative) (ETH, Switzerland) B. H. Meier
<13 : 10〜13 : 50> 
  1. NMR Studies of the Dynamics of Isolated Homo- and Block Copolymer Poly(ε -caprolactone) Chains in Their Inclusion Compounds with a- and g-CDs. (North Carolina State Univ., USA) A. E. Tonelli
<13 : 50〜17 : 00> 
    (1) OHPを使ったプレゼンテーション(2分/件) (2) ポスター発表 ポスター発表予定者(2/15現在)
  1. JST高分子データベース"PolyInfo"におけるNMRスペクトル提供基本機能(科学技術振興事)塩野圭介・前田知子・飯室 茂,(三菱総研)高枝佳男・長阪匡介
  2. 固体13C CP/MAS NMR と量子化学計算を用いた全芳香族高分子とモデル化合物のコンホメーション解析(東工大院理工) 相見敬太郎・安藤慎治
  3. 固体19F MAS, 19F CRAMPS, 19F→13C CP/MAS NMR を用いた非晶性ペルフルオロ高分子の構造解析(東工大院理工)安藤慎治
  4. STRay Field Imaging 法による高分子ゴムへの溶媒浸透メカニズムの解析(新日本製鐵)齋藤公児,(Univ. of Surrey) P. J. McDonald・J. Godward
  5. B系化合物 (B4C, BN, SiB4) のMQ-MASによる構造解析(新日本製鐵)金橋康二・齋藤公児
  6. ポリエチレンテレフタレートの冷延伸による秩序構造形成と結晶化挙動(都立大院工)山登正文・木村恒久
  7. 固体NMR法から見たナイロン6 クレイ・ナノコンポジット(防衛大応化)浅野敦志,(National Institute of Standards and Technology) D. L. VanderHart・J. W. Gilman
  8. 一次構造制御型ポリ(メチルチアゾール)における構造相転移(東工大院生命理工)浅川直紀・M. Gomboo・櫻井 実・井上義夫・山本隆一
  9. 可同調広帯域磁気共鳴プローブの試作(東工大院生命理工) 佐藤耕平・櫻井 実・井上義夫・浅川直紀
  10. 生体高分子NMRデータ解析・構造構築支援システム - Felix & CNX(菱化システム)片岡良一・岡崎秀美
  11. 固体170高速MAS法によるポリペプチドの水素結合研究(東工大院理工高分子セ)黒木重樹
  12. 高磁場対応固体 溶液兼用NMRシステムとその可能性について(日本電子)杉沢寿志
  13. NMR試料連続自動調整機の開発(日本電子)津野久幸
  14. 31P NMR 法による細胞内代謝化合物の新規測定法(味の素)野口泰志・榛葉信久・鈴木榮一郎・杉本慎一
  15. 固体NMR法による S. c. ricini 絹フィブロインモデルペプチドの局所構造解析 - キャッピングモチーフによる α-helix構造安定性の解明(農工大工)中澤靖元・番場美絵・朝倉哲郎
  16. 固体2次元 Spin Diffusion 測定 - MAS, Off MAS, Static の比較(バリアン*1) )(農工大*2) )芦田 淳*1),* 2) ・朝倉哲郎*2)
  17. Residual dipolar coupling analysis of the structure and ligand binding of galectin-3(国際基督教大教養)梅本公子,(Lund University) H. Leffler, (University of Georgia) J. H. Prestegard
  18. 19F NMRによるヘムタンパク質の研究(筑波大化)平井佑紀・山本泰彦,(長岡工高専)鈴木秋弘
  19. NMRによる溶液中絹フィブロインモデルペプチドのコンホメーション解析(筑波大化)皆川和久・照井教文・山本泰彦,(農工大工)朝倉哲郎
  20. 先端的タンパク質3次元構造モデリング:FAMS for CASP4 & CAFASP2(北里大薬)岩舘満雄・海老沢計慶・栗原庸次・竹田 志鷹真由子・梅山秀明
参加要領 1)定員120名 2)参加費(銀行振込) 会員 (1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生2,100円 (4)研究会メンバー 無料 3)申込用紙(293頁)にポスター発表の希望の有無についても記入し,お申し込み下さい。参加証を順次発行します。
申込先 高分子学会 01-1 NMR研究会係